依田沙江美『愛の深さは膝くらい』『愛くらいちゃんと』
花音のツンデレフェアで積まれていたので読んだ。
高校の臨時教員になった神社の息子。担当してる書道部唯一の男子であるメガネくんには、ちゃらちゃらしてるせいか嫌われてるっぽかったのですが、よく見てるともしかしたらただのツンデレちゃんなのかもしれなくて、かまってみると素直な反応がかえってきてかわゆいのです。
オーソドックスではあるんだけれど、二冊分の分量に、キャラ描写やお話づくりも丁寧で、なかなかしっかりしたダメな大人攻め×ツンデレ高校生話でした。なんとなく花とゆめっぽいというか少女漫画っぽかった。絵がそんなふんいきなのかもしれない。あ、卒業まで待とうとして展開ゆっくりなせいもあるかも。
攻めもダメな大人でいいんだけれど、特に受けがカワイイ。素直じゃないけど素直な子どもで、ネコみたいでカワイイ。こっそり攻めのためにいろいろして、うまくいったり報われなかったりするのもカワイイ。あと、大人になった受けがまたカワイイ。受けの友人のノンケものんびりしててカワイイ。受けを好きになる女子センパイもカワイイ。というわけでみんなカワイかったのでした(笑。