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[ 読書/BLコミック ]

羽生山へび子『僕の先輩』

 これはまたものすごい個性的というか…いや、あたしは好きですが(笑。
 なんか数ページ読んだ段階で、『男たちの好日』・通称かじめ焼きを思い出した。ぐぐってみたら絵は全然似てなかったけど(笑。つまりなんというか、絵ではなくて雰囲気というか、この違和感が似ている気がするってことなんだけれど、こう、何十年か前が舞台なんですよね?という感じというか。人物も背景も昭和っぽいので、いきなり携帯電話とかつかわれてギョっとしたくらい。最近レトロな絵柄が流行っているとはいえ、これはちょっと度を越している気がする。個人的には好きだけれど。

 えーと…内容…、は、男に襲われかけてたところを不良のセンパイに助けてもらって惚れて、おしかけでなんかいい感じになってそんなこんなの主に日常風景とかなんとか。とにかくなごんで、二人の、特に受けのアホっぷりに笑って、ちょっとしんみりとかそんな感じ。アホっぷりとかもちょっと独特なので、面白かわいい。
 別にBLでなくてもいいんでは…と思いつつ、受けは男に襲われたりゲイ先輩にコナかけられたりおねいさんたちにかわいがられたりするので、結構カワイイ系なんだろうな。アホだけど。だからセンパイがほだされてるっぽいのもなんとなく納得。
 うーん、どうもうまく説明できないなあ。コメディ、ほのぼのだけではないので、レトロ好きの方でないとオススメできない気がするけれど、でもハマればかなりハマるんじゃないかという気もする。あれだ、鳥人ヒロミの『少年は背中で恋を語る』とか好きで、アホコメディも好きなひとにはオススメ…かもしれない、というレベル。
 あ、表紙にあさがおとさくら両方咲いているのはちょっと残念だった(笑

 掲載誌をちょっと覗いてみたら、これの短編が載っていたんだけれど、他のBLと並んでいるせいで、コミクスの数倍のものっそい違和感があった…(笑
 や、繰り返すけれど、あたしはこれ好きです。これ好きな人と友達になりたい、という感じで好きです(笑。

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