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[ 読書/BLコミック ]

西村しゅうこ『騎士堂倶楽部』

 先日来「千本木×あきら」で検索していらっしゃる方が多く、やっぱりみんなそう思ってるんだ!となんだかうれしいです(コンテンツがなくてすみません。しかしみんなってだれだ?

 手にとってみてその分厚さにまず仰天した。いつも薄めの花音コミックス三冊分くらいあるんでは?と思ったけど流石にそこまではなかった。しかしなんで分冊にしなかったんだろー。買う方は分けないほうが安いしうれしいけど。

 内容は期待通りのベタベタさでよかった。優輝がペンダントを隠された後の解決策が超期待通りでつい声を出して笑ってしまった。そうか、表紙のアレはこういう経緯で…と思って。達哉との確執の原因とかもかなりのベタベタだし期待通りで、その一方並木のじいさんとかはこれやりすぎでしょ!ってかんじでよかった。
 あと面白かったのが、ボーイズラブとしての物語といっしょに、武道ものとしての物語もやや軽めながら手抜きはなく語られていたことで、しかもその武道系のお話がかなり熱血展開だったので、なんだか不思議な感じだった。それに、ボーイズとしてもスポーツものとしても、優輝がある意味では勝利しきれないことと、ライバルを妙に認めていくところとかがこのベタな物語の中は破格っぽくてしかもうまく機能してて、そんなこともあって全体になかなか面白い漫画だと思った。

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