水原ちひろ『恋人はボディガード』
ファーストコミックスらしいが、絵がちょっとしんどい。そして内容もいろいろ挑戦してる感じはするけど、不安定さが感じられる上よくわからない部分もあり、あまり楽しめなかった。
ファーストコミックスらしいが、絵がちょっとしんどい。そして内容もいろいろ挑戦してる感じはするけど、不安定さが感じられる上よくわからない部分もあり、あまり楽しめなかった。
全冊書き下ろしは大変そうだ…。絵がちょっと雑な印象。富豪のお坊ちゃんで蝶秀才、わがままだけどほんとはさびしいのよというお子様と、逆境にめげない中学生という設定だが、ほんとにそれだけという感じで、物語も特に冒険はなくあまり魅力が感じられなかった。
すずはら篠は、BLイロっぽいくちびる選手権とBLなやましげなひとみ選手権でともにベスト10に入るだろうと思う、割合絵が好みの作家なのだけれど、な
んだか最近首が細すぎやしないか?あと背景に写真張り込みをするのは萎えるのだけれど…。しかし中表紙など、カラーもますますキレイだなと思った。内容は
任侠モノでバーテンが若頭のパートナーかつ隠しダマというなんともおいしい設定で、台湾をからめてくるというなかなかわたしごのみなストーリーテリング。
むむ。ただ続きものだそうなので、中途半端なところで切れていて残念。
なななんか前作より更に地味になってきたような。しかしさほど冒険はないものの、かわいい高校生のかわいさがしっかり描けているところや、弁護士のしっかりしてるようでいろいろとふらふらなキャラ、地味ながら無理や無駄のない展開には好感がもてる。
余談だけれどつい今までハルジオンとハルシオンを混同していたというか同じものだと思っていた。なんかヘンだと思ったんだ!
はるじおんは春紫苑なのか。ひめじょおんは姫女苑らしい。同系列。あぁ、やっぱはるしおんともいうらしい。
ということで、ハルジオン(春紫苑)はこちらで見られます。
先が読めすぎてしまうけれど、悪くはなかった。ただ、学校での友人関係の話は単純にすぎて、どうせ入れるのならもっと練ってほしかった。その意味でも、全体として若干お話が薄い感じもする。
あぁやっぱ今市子最高。
このシリーズは全く未読だったこともあって、さほど今すぐ読みたい!という欲求もなかったため、新刊をすぐ買わずにしんどい日にでも買おうと思ってとっておいた(笑)のだけれど、いやーもう流石としか。考えてみたら、この人の物の怪もの+BLって初めて読んだなぁ。いいなぁこういうのも。例によって惹きつけられる物語展開にほんのりBLで、ほんと満足です。若旦那の素っ頓狂なキャラ、幇間のとらえどころのないキャラ、それぞれがいい味を出してて、まだ底知れないのもいいかんじ。カラーも蝶美麗。奇しくも中秋の名月の日に読んだということで。
*ちなみに上記リンクはBK1のアフィリエイトとなっております。アフィリエイトのためというよりは、表紙画像を入れたかったので…でもクリックして頂ければうれしいです。
そしてついでにというか、今月はイマイチそうな予感も持ちつつ『花音』も買った。今市子しばり(笑。「楽園まであともうちょっと」、ちょっと最近引きのばしてるかんじかなぁと思いつつ、またさんなみさんかぁと思いつつ、新たなキャラや過去の雪山事故というちょっと重い事件があったりして、新展開が望めそう。
他の漫画はこれから読みまっす。明治カナ子が楽しみ。
この一冊のこのセリフ:「部長なんて男じゃないですか!」(部長に恋する男子社員に片思い中の女性のセリフ)
…そんな直球な!(笑
あいかわらず美麗な絵で、ところどころまた劇画のようで(笑、よかった。内容も切れ者?で美人なんだけどほんとは弱いのよ部長と熱くてバカだけどねな部下という関係で、先がスゴク読めるけれど、悪くない。特にそのバカなんだけどねな宮本くんがおじいさんを交通事故から救った後の展開あたりは、お約束に過ぎるがその直球が好ましい。
関係ないけど、この苗字はぜったいこの人を思い出す、っての誰でもあると思うんだけれど、この宮本というキャラの名前を見るたびガストロンジャーの人を思い出してしまった。
ヒマだったというかヒマではないんだけれど、麗人ブラボー(キャプテンじゃないよ)を買ってしまった。本橋馨子の往年の名作「兼次おじさまシリーズ」の新作が載っているというので。タイトルがまた期待させる「新・たゆとうとも沈まず」というもので、読んだら、…中身が「たゆとうとも」と全く同じじゃあないか…ッ!なんだ。なにが起こっているんだ。それもショックだったけど、今の絵であの重厚なネームがほんのり残っているのが正直キツイ。ますます今の本橋馨子から心が離れてしまう…。でもまあ、兼次の平凡な顔っぷりはともかく、太郎ちゃんヘアが健在だったので、まぁ我慢。あと、来年こそ兼次おじさまの新作が読めるらしいので、それを待とう…。
あと願わくは、「第三の帝国」をも麗人でやってくれまいか…。でも麗人だと冬彦とユーリが肉体関係持たずに話を進めるのは無理だろうから、これまたがっかりするかもしれない…どこかで企画してくれないものか。
他では、井上佐藤という作家は初めて読んだけれど、内容も絵も上々でよかった。この人は田中鈴木の友人なのだろうか。あとは特に面白い漫画はなかった。
ルチルの小冊子もこないだやっと来た。ユギたんの「どうして涙が…」が読みたくて応募したけれど、やはり読んでよかった。各作家8Pでライトすぎるというか、正直かなり作家の力量が丸見えなかんじだったけれど、某角川の各作家4Pとかいう鬼畜な小冊子よりかはずっとよかった。まぁそんなことはいいや、改めて早川の長髪がユギたんキャラには珍しいのだと思ったのであった。
取り寄せだったようで時間がかかった。というか、わざわざ取り寄せてしまったってことが…。
すごいタイトルだ。絵が懐かしいかんじで好きだ。ちょっとヤマジュンを思い出す。
絵がしんどい。ところどころ子どものよう。内容も正直特に感じるものはなかった。