エンゾウ『ドラッグレス・セックス 辰見と戌井』
花粉症のような国民病フェロモン症にかかると、自分に好意をもってくれている人が発情するというやっかいな病気。
を、テーマとしたオムニバス『ドラッグレス・セックス』があって、その中の、フェロモン症を利用したヤリチンと、押しキャラになんか似てる彼を好きなオタクの高校生CPがメインになった作品らしい。前作はKindleになってないので未読。
オメガバース全盛の昨今、設定を借用しただけでお話を作れてない安易な作品も多い中、独自設定でこういうの書く作家さんには敬意を表するッ。
前作を読めてないので始まりは唐突だったけど、とにかく面白くて萌えて、チャラ男受けがとにかくバカでかわいくてよかった。受けのおバカっぷりにかすみがちだけど、オタク攻めもたいがいひどいダメ人間だよね。
この作家さんどんどん絵がうまくなってるなー。