つきづきよし『あの世でお前に好きだと言える』
身投げしたゲイのリーマンがなぜか高校時代に戻っていて、なついてくる可愛い後輩がいるけどこんな奴いたっけ…?でもかわいいから付き合っちゃおうかな、と思う。
展開のわりにはちょっと説明が足らなすぎる。前半の、記憶が曖昧なまま高校時代をやり直すあたりはふわふわでもよかったんだけど、結局高校時代何があったのか(なかったのか)、その後社会人になるまでどうやって生きて結果自死を選ぶまでになったのかがよくわからないので、カタルシスに欠ける。後輩も、結局過去がよくわからないので、ずっと先輩を探していたというのも唐突に感じた。