西村しゅうこ『教科書の恋人』
無茶苦茶だった…(笑。
いやー。無茶苦茶は別にいいんだけどね。なんか男版大奥とか、別にまあいいんだけどなくてもよかったよね。出て来たの最初だけだし。天下をとるとか言われてよくわからんプロジェクトに真剣勝負されても、あんましリアリティないよね。脇CPのひとたちは忍の訓練とかしてるけど、それ現代社会でというか会社で何の役にたつのさ。と、なんかいろいろ戦国風の色をつける工夫はされているものの、どれもこれもうまく機能してない感じ。そんな彼らが最後にやはり会社でみんな働いているのはちょっと笑えたけど、うーん、全体にもっとうまく構成練って欲しかったなあ。無茶苦茶でも別に面白ければいいんだけど、構成があまいと脱力してしまうよ。無茶苦茶ってつまりファンタジーのことだから、ファンタジーは設定きっちり練ってこそなジャンルだし、それを怠るとダメダメになっちゃうと思う。