紅蓮ナオミ『まさかの金太狼』
最近レオ=レオニのモチーフをつかった商品をよく見かけるなあと思っていたら、今年生誕百年なんですね!!情報ちゃんとチェックしないとな~。展覧会とかないのかな。
やっぱりアレキサンダーとぜんまいねずみが好きなんですが、あれって…あたしのアンドロイド萌えの原点かもしれないなあ、とふと思ったりします。
またおかしい本が出た。
男子校の理事長は、孫息子である男子生徒をおとした者を次期理事長にするとか無茶ゆって亡くなり、孫息子は貞操を守るために幼馴染のお兄さん金太狼に用務員として学校に来てもらったのですが、案の定頭のイカれた教師たちが孫息子を狙いまくり、金太狼がアホエロい技でそれを返り討ちにしていく感じのいつもの紅蓮ナオミなのです。
まあそんな感じなのですが、今回はこの作家アシスタントいないのか…!と驚いた。確かに絵にものすごい個性と統一性があるものね。というか、アシ入っていても驚いたかもしれない。
あと最近の傾向をみてると、攻めが(受けではない)誰かに犯されてしまうという展開が多いのが気になる…これはかなりBL的に地雷なのでは?とか人事みたいに言ってるけどもちろんあたしも微妙な気持ちです。でもまあ紅蓮ナオミならいいか…。ていうか、この作家は受けよりも攻めへの偏愛があるのかな、と思ったのだが、『エロシック』の表題作はそうでもなかった気がするし、あれだな、たぶん変なキャラ愛なんだな…。そういう意味でも、やはり守られるだけの子どもな受けではないほうが面白い作品を描いてくれそうだなあと思った。