マヨイガ
クロエニッキ2009 た っ ぷ り モ エ た ら、論 じ る 予 定。


 11/05 : [ 二次/星矢 ] 「新世界」5
 11/04 : [ 読書/BLコミック ] 田亀源五郎『髭と肉体』
 11/03 : [ 音楽/ピロウズ ] オーーパーーツ。
 11/03 : [ 読書/一般コミック ] 杉浦志保『SILVER DIAMOND』18
 10/31 : [ 二次/星矢 ] 「新世界」4
 10/30 : [ 読書/小説その他 ] 架神恭介・辰巳一世『よいこの君主論』
 10/29 : [ 読書/一般コミック ] ゆうきゆう・ソウ 『おとなの1ページ心理学』
 10/27 : [ 読書/一般コミック ] 若杉公徳『デトロイト・メタル・シティ』8


2009年11月05日 [ 二次/星矢 ]

「新世界」5

 蟹座は古代中国の二十八宿では鬼宿と言われ、積尸気をつかさどるとされている。その縁あってか、蟹座の聖闘士は代々積尸気への通路を開くという必殺技を受け継ぎ、またそれに付随する異能もよく発揮する、らしい。
 おれに黄金聖闘士としての修業をつけてくれた師匠は、そんなことを説明しながら、だから蟹座は孤独をむねとすべし、なんて言ったものだ。おれは最初から仲間となれ合う気なんかなかったから、そんな忠告は聞き流していた。だがやがて黄金聖闘士としてサンクチュアリに生活するようになると、その言葉の意味をまざまざと思い知るようになった。
 聖闘士であれば、任務を遂行するうちにどこかで必ず殺戮、凶行を手段として必要とする時がある。そんな聖闘士たちのなかにあってさえ、蟹座の、というかおれの能力は異端だった。
 積尸気冥界波――人間の魂を直接積尸気に飛ばし、死に至らしめる。身体ではなく魂が殺されるという異常な死をしいられるためか、死んだ者の怨念は巨蟹宮に強く残り、デスマスクとなって現れる。
 我ながら異常な能力で、異常なありようだと思う。そしてそれは余人には理解の及ばない力であり、世界であるらしかった。誰も積尸気を見たことはなく、要するにおれの世界には、対戦相手をのぞけば永久におれ一人しか居ないようなものだった。おれの世界に入り込み対峙した敵はすぐに死に至り、残るのは累々とつらなる死の徴のみ、デスマスクが居並ぶ宮に、ただ一人で生きる――
 おれは流石にしんどくなった。おれが蟹座であり続けるためには、何らかの理由が――生きるためではない、アテナのためではない、何かもっとくだらない、切実でない理由が必要だった。
 そんなおれの前に、薔薇の若木が登場したのだ。おれはその美しさに素直に感心し、この薔薇を育ててやろうと考えた。それからおれは薔薇の任務をこっそり肩代わりしたり、長期の任務のあとには薔薇の好きそうな土産を持ち帰ったり――とにかく相当手をかけた。ただし、あいつに絶対ばれないようにして。薔薇は薔薇で、人間とは永久に没交渉の生き物だ。
 おれにとって、あれは大事な大事な薔薇――という「設定」なんであり、それ以上でもそれ以下でもなかったのだ。


(つづく)

2009年11月04日 [ 読書/BLコミック ]

田亀源五郎『髭と肉体』

 レヴィ=ストロース氏の冥福をお祈りいたします。21世紀なんだ…。

477551427X髭と肉体 (オークラコミックス) (アクアコミックス)
オークラ出版 2009-09-12

by G-Tools

 流石に…この表紙は…なんというか、この絵でカラーで髪ツヤベタって、怖いよー。花井みたいな坊主のひとはカコイイのになあ。
 それはさておき、中身は珠玉の作品ばかりの短篇集で、よい意味で田亀センセイ幕の内という感じでした。
 あ、基本クマ受けです。

 イケメン若者ホームレス×ヒゲ専務はやや薄味で、可もなく不可もなく。
 稚児系青年×青年を守るはずだったのになぜかいろんな人から痴漢されまくりのクマ系先輩の話は、まあほのぼのというか、ライトで面白かった。
 以前別のコミクスで短編がのっていた、イケメン少佐×白髭中将@日露戦争の話が二編あったけれど、やはりさすがに白髭受けはキツい…(笑。でも話としては面白い。あと少佐がカコイイ。
 中世フランスの騎士団長が、冤罪で延々と拷問される話は、痛々しいしかわいそう…。
 薬の取引の潜入捜査に行ってダメになって戻ってきた警官の話=表紙の二人の話も、なんか救いがなかったなあ。そしてやはり、この黒髪長髪がなんだか清潔感がないというか、イマイチだ…。
 犯罪者更生施設の話は、あたしがアホで英単語の意味がわからなかったので、オチがすごく面白く読めた。BLとしては、特殊な嗜好の描写とかかなりキモいのだが、それを上回るくらいにお話が面白かった。
 コンビニ店員に露出を見つかって三人がかりでいじめまくられる話も、オチがよかった。これも暴力描写はかなりキツい。
 お坊さんが山に鬼退治に行ったらやられちゃいました、な話は唐突にファンタジックでなんかかわいくてよい。鬼がでかすぎてラオウみたいだが…でも優しい感じで、ちょっとおじいさんぽいので、もっと若々しい系だと萌えるのになあとは思った。

 あたしはこの作家が実は(実はでもないか)好きなんだよなあと改めて思いました。基本的に、絵(リベラシオンの一面をかざるくらいだものね)も漫画もかなり巧いんだよね。
 内容面でいえば、ゲイコミって、愛とハピーエンドが物足りないなあ、と思うことが多い(もちろんこれは単なるあたしの好みなので、だから批判したいというわけではない)のですが、田亀源五郎は他のゲイコミ作家さんにくらべると、そういう要素もわりと描いてくれる気がするのです。このコミクスでいうと、少佐×中将とかがそうかな。
 あと、あとがきとか見てて思ったのは、この作家は結構頭で考えてお話つくってるとこがあるんだな、ということで、論理的にお話組みたてつつ、ちゃんと萌えて描いてる、というのはたぶんすごくあたし好みな創作姿勢なのです。
 なんか、この田亀源五郎文法のままで、キャラ設定やお話の展開はもろBLぽい作品なんていうのはどうかなあと思った。読んでみたい。

2009年11月03日 [ 音楽/ピロウズ ]

オーーパーーツ。

 オーパーツは、わるくないけど、すごくよくもない。(当社比で)キラーチューンもないし、(当社比で)捨て曲もあんましない。正直そんな感じ。
 けど、そんな印象をもっていてなお、オーパーツばっか聴いてほかのアルバム聴けなくなっちゃってるという状態が、すごくあたしにとってピロウズらしい状況なのです。グッドリのときも、ぶつぶつ文句いいながら、他のアルバム聴けなくなってずっと聴いてたし(笑。もうほんと中毒だなあと思うのです。ポイズンロックンロールなのです。

 こんどは歌詞のこと中心で。
 ダンスウィズゴッドはこんな曲で日本語詩というのがなんかよいのです。
 ユアオーダーはいいね!「ファッツドミノ」とか、Aメロでのカタカナの入れ方がさわおらしい。サビのアーアーアーはなんかちょっと笑える。ていうかサビの歌詞はちょっとベタすぎるかなあという気もする。
 メロディーは、ベートーベンって、なんかちょうこのごにおよんでというか、ちょっとエーなのですが、でも素直でいい曲だと思う。

 やっぱジョニーストロボが一番すきです。なんでかな。歌詞はさわおにしてはリリカルすぎて、詩的すぎて、かわゆすぎて、あれ、という感じ。「傷になって治らないままの、愛の深さなんてわからない」なんて、ほんとにさわおか(笑。わからない、というとこでかろうじて踏みとどまってる感じ。そんなんばっかりで、「苦手だった、優しく振る舞うなんて。嘘をついた後の気分、逃げ出したい」ってまさにそうで、優しすぎてこっちもどきどきなのです。

 パフィーリアじゃなくて、雨上がりに見た幻は、恥ずかしながら時々泣けてしまってダメだ(笑。サビの雨上がりに、見た幻、というとこがすごくいい。しかし冒頭の「ジョークは笑うのが礼儀さ」という歌詞は正直かなりハテナだ…唐突だ。



おしらせ


「マヨイガ」は山中クロエが漫画とかボーイズラブとかピロウズとかをこよなく愛するブログです。ジョジョ妄想とかタクミくん妄想はそれぞれで。あと、アマゾンヌにBLアーカイブも設営中だけど最近全然更新してない。ネタバレとかヤオイとかアゥイエ!とかに思いっきりご注意ください。ご連絡はchloexアットマークmail.goo.ne.jpまでおねがいします。

つんどく概況

よんだ:茅島氏1~3◎/アスタリスク6○/聖お兄さん4○
よみかけ:フレブラ(休憩中)/ハガレン(休憩中)/ ひらひらひゅ~ん2/怜々蒐集譚/空色スピカ/詩に濡れるくちびる/玉帝の箱庭3/犬はどこだ/龍と竜/化物語/シュトヘル
よんでない:君がいなけりゃ/大正野球娘/へうげもの5/フラジール/明日も愛してる/うそつき/医龍17、18/堕ちる花/獅子座の男/胸にしまっておけよ/ その他?
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