日高ショーコ『シグナル』
たぶんこの作家はリブレの雑誌で読んだことがある気がするのですが、記憶違いかも知れません。いずれにしてもそう思いこんでいたためか、たぶんほかの作家と混同してたので、今までコミクス買ったことなかったのですが、やっぱり『美しいこと』の挿絵がよかったので、コミクスを読んでみたら、とっても面白く絵も画面もきれいでうまくて、今まで読んでなかったのをとっても後悔してしまいました。
年下リーマン×年上バーのオーナー
会社の先輩につれられてったバーのオーナーは先輩の友人で、とっても美人でした。オーナーはときどきカウンタにはいるのだが、メニューのいちばん下のカクテルをオーダーするといいことをさせてくれるのです。先輩や他の客とひとしなみに対応されてるのだとわかってても、ついつい通ってしまうのです。
よく考えてみるとお話はオーソドックスなのだけれど、微妙な心理のうごきとか、表情とかとってもうまくて、まとまりもいいし面白かった。もともとは続編の予定はなかったそうだけど、構成もいいと思う。