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[ 読書/BLコミック ]

三島一彦『オヤジ拾いました。』

 全然オヤジじゃないじゃんか(あ、語尾がギイだ、笑。

 この人は絵は正直あまり上手くないし、あまり好きなタイプの絵でもないんだが、今回は更に動きが感じられないなぁと気づいてしまって、読むのがつらかった。なんというか、コマからコマへのつながりがぎこちないというか。余韻がないというか。だから感情の動きも自然に見えないし、マネキンかぺらぺらの人形がおままごとしてるみたいだった。

 内容については、前述したように自称三十台子持ちのオヤジがどーみてもせいぜいリーマン一、二年目くらいにしか見えなくて、説得力が皆無だった。だってオヤジって設定ネタでまる一冊ひっぱってるんだから、そこが崩れるとあとはもう見所がなくなってしまうから。絵が内田かおるだったらもう少しはモエモエしたかもしれないが。ただ、お坊ちゃまだけはなんとか見れるキャラだった。感情や動作が不自然な絵が、不器用なお坊ちゃまに関しては馴染んでいたからかな…(笑。

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