かゆまみむ『ヤンキーくんとパンツの王子様』
金持ち学校の中で遠巻きにされたり悪く言われたりしてるヤンキーくんと、先輩王子様のはなし。パンツは…先輩が誕生日にくれる感じ。
…この作家さん、こんなにヘタだったっけか…絵もお話の筋もてんやわんやすぎる。おかしいなあ…。先輩とヤンキーのくっついた経緯とか学校でのそれぞれの扱われ方とかの背景の描写も雑でよくわからんし…。なんだかなー。
金持ち学校の中で遠巻きにされたり悪く言われたりしてるヤンキーくんと、先輩王子様のはなし。パンツは…先輩が誕生日にくれる感じ。
…この作家さん、こんなにヘタだったっけか…絵もお話の筋もてんやわんやすぎる。おかしいなあ…。先輩とヤンキーのくっついた経緯とか学校でのそれぞれの扱われ方とかの背景の描写も雑でよくわからんし…。なんだかなー。
なんか久々に見るとこの人の絵は西田東に似てる、気がする。
先輩に恋するリーマンが、他部署の男に声かけられて、先輩だと思ってていいし気軽にやってみようとかゆわれてそんなこんな。
うーん、CPはそっちか~。あたし的にもそっちなんだけど、今回はそっちの攻めがちゃんと受けをすきなのか、なんで受けをすきになったのか、があんましはっきり書かれてなくって、ちょっと消化不良気味だった。あともう片方の攻めもちょっと惜しい…(笑。あ、受けも先輩大好きで他が目に入らない、けど行動はしない、という感じが身勝手なだけに見えてちょっと魅力にかけるかも。身勝手さが魅力にまではなっていない、というか。
そんなわけで、ちょっと物足りないし、正直絵はあれな方なので、いまいち満足感に欠けたなあ、という感じ。
わけありぽい男のケンカっぷりを見て、跡目争いにまきこまれそうなヤクザの次男坊は彼を用心棒にやとう。次男坊の愛人である足のわるい美青年をまじえ、しだいに次男坊→愛人→用心棒→…な関係に。
…うーん、キライじゃないけど、帯に短し襷に長し、という感じ。
昭和な雰囲気とか用心棒以外の土地の人々の小倉弁とか、雰囲気はすごくいい感じ。絵はそんなにうまくないし、おじさんとか見分けづらいとこも少しあったけど、全体的な感じがいい。けどお話の筋だけでひっぱっていけるような魅力は十全ではないなあ、という感じ。
で、一方恋愛面はというと、三角関係はおいしいのだけれど、やや物足りない。次男坊がなんであの愛人のこがすきなのか、用心棒がなんで彼に思い入れたのか、がいまいちしっくり伝わってこない。
ていうか一番気になるのは、ラストはお話としても恋愛物語としてもわざと宙吊りにしてんのだろうけど、その余韻を楽しめるほどの地場はなかったなあ、という感じで物足りなさが残ってしまった印象。うーん、なにかが足りない感じで、それはラストの描写なのかもしれないし、あるいは他で補えるのなら他でもいいんだけど、ともあれ物足りないなーという感じはする。
うーん…。なんかこう、微妙に構成や設定が練られてない感があるというか…。受けとアテウマっぽい攻めの双子弟が両方メガネとかね。あと受けの設定が、なんだっけ、条件反射で人を攻撃とか純粋よい子とか、なんかいろいろあるけどいまいちキャラたってない気がする。なんでシッサがすきなんだっけ。あとシッサに知られたくない秘密?というのもよくわからなかった。もう書かれているのか、まだ何かあるのかすらよくわからん。
そういうとこもふくめて、いまだに謎が多く、さらに2巻までの話もそろそろうろ覚えなので、全体的にケムにまかれてる感じもしてしまう。シッサはなんで眼帯なんだっけ。受けがケガさせたんだっけ。なんか全然大丈夫そうだったけど。あと手袋の謎はまだわかんないんだっけ。
短篇集。
表題作は優しいだけがとりえのお兄ちゃんに惚れられて、美人弟がわがままさんざんきいてくれてるんだから抱かれるくらい別に…とかゆって身体をゆるしているつもりなんだけど、という。弟の屈折した感情の書き方がうまいなあと思う。しかし後日談はほしかった…。
指を喰う妖怪の話は、なんかホラーとしてもBLとしてもイマイチだった。なんで互いに好きなのかよくわからないこともあるし。
就活で失敗し続けて地獄に就職する話はよくわからんかった(笑。
ルーガルーは短すぎる(笑。このシリーズもっとあるんなら読みたい。
最後の漫画表現その他が規制されていく話は…ベタすぎるというか。カウンターカルチャーに主張を織り込むにしても、この作家なら、なんというかもっと…スタイリッシュに、というと語弊があるかもしれないけど、もっと作品としてテーマを昇華できそうな気がするんだけどなあ。なんかもう一味ほしかった。
しかし全般に、なんだか絵が…古い話が多いせいもあるんだろうけど、ちょっとなあ、という印象だった。
表題作は、男やもめのエリートリーマンで、妻にまかせておけぬと幼稚園児の長男の親権をとったもののなかなか打ち解けてもらえず、かつ幼稚園の担任がガングロ金髪チャラ男でキーってなってたら実は意外といい先生で、なんか息子もお世話になってしまいまして、云々。
受けがエリート意識丸出しのモンスターペアレントっぷりで、アホでもあるのに、健気なとこもあるし、迷ったり悩んだりするのもかわいげがあるし、よい受けだった。
攻めの描写が、基本園児とわいわいやってるだけなのに、いい先生っぷりだけではなくて、受けの寂しさとかがんばりとかをちゃんと見抜いて好きになってる様子がちいさい描写からちゃんとわかって、これまた魅力あるいいキャラだった。
息子(本物の)はかわいいv素直でまっすぐそだってていいなあ。
この表題作は、息子(本物の)編もふくめて、もう少し長く読みたかったなー。
電波父と息子の担任の話は、攻めが電波すぎてついていけなかった。いいひとっぽいので、もう少し息子ちゃんとかまったりとか魅力書いてほしかったかも。
かわいいクラスメイトの執事になりたくて、仲の悪い陰険メガネと競いあう話は、まあわりとふつう。
正直なところこの作家さんは、いつもそこそこ面白いんだけど、絵も展開も書き癖で流して書きましたーというような印象があって、なんかお金損した気分になってしまうことが多いのだけれど、今回のはよかった。基本受けがガッチリしててメガネ率が高いので、絵も設定もすきなことが多いので、この表題作みたいに自分の好みにきっちりハマったりすると、すごくいい印象になる気がする。
何か書きたいな、ネタがなくちゃすぐ書けないなら~何か考えなきゃ…(@レディバードガール
表題作は、クマ専なお姫様思考受けと女王様受けが同時にフラれて、なぐさめあってるうちにお姫様受けが相手が気になりだして云々。
…なんか百合CPってのは設定だけって感じ。
姫受けはあんまし姫姫してないし、なんで女王さまに惚れるのかも彼の王子になりたいと思うのかもよくわからん。姫受けがわんこ攻めになってしまった感じで、その変化にちゃんと理由がないし、姫設定はただの設定でしかなかったですね、という感じ。女王受けも、なんで姫受けが好きになったのかわからんかった。これは百合CPではなくて、たんなるふつーのBLCPで、しかも好きになった経緯がよくわからん、という印象で…。
マジシャンのもとに結婚式の余興のためにマジックを習いにいやいや通ってたら情が湧いて、というのも、マジシャンの性格がよくわからない。好みの男には態度悪くなるというツンデレらしいけど、なんか描写に説得力がない感じ。あとはティッシュ配りのバイト青年とイケメンの話、ゲイ青年とコンビニで知り合ったリーマンさんの話とか。ボーリング場のバイトの話はまだ読んでない。
なんか全般にキャラ設定とかだけつくったという感じで、その設定の描写がいまいち説得力にかけてたり、お話の筋もあんまし面白くなかったりで、ちょっといまいちかなあ。
高校で再会した幼なじみが美形モテ男になってて、けど昔別れ際に離れ離れになるくやしまぎれにもう絶交とかゆっちゃったし、けどなんかまたな微妙な関係に。
攻めは受けに執着して、また拒絶されたらやだし、気持ちをわかってくれないのはイライラだし、けど友達じゃやだし、という若干病んだ感じ。あんまし魅力は感じない。
受けは元気っこでにぶくて、あまり好きなタイプのキャラではないのが残念だった…こういうキャラむずかしいよね。あと受け兄はなんだったんだろう…弟執着キャラなのかと思ったのに。
お話はまあそこそこなのかなあ、さらっと読んでしまえる感じで後には残らないかも、って程度。やはりキャラがそう魅力的でなく個人的にもいまいちだったのがちょっとなあ、という感じだった。
おじいさんとさびれた中華屋をやってる目付きのわるい受けは、なぜかヤクザに目をつけられて借金させられいやがらせされる日々。ある日ヤクザ事務所に配達に呼ばれたら高校時代いつも助けてやってた後輩がいて云々。
後輩攻めがアホのこなのだが、最近こういうゆるゆるアホキャラ流行ってる気がする。好きだからいいけど、わりと簡単に描写できるタイプのキャラで好感度も上げられる(たぶん)と思うので、ちょっと安直にも思える。
受けはオレ様で男らしくてよかったが、なぜ受けなのかがよくわからん。あと、なんで高校時代に攻めを突き放したのかもよくわからん。たぶんあんまり好きになりすぎちゃうからとかなんだろうが…。
攻めの友人のアホなヤクザの舎弟はよかったけど、このこが攻めで先輩オッサン受けの話はなんかいまいちだった。オッサンは攻めのこと好きなのか…?
若は最初はたんなるイカレ野郎で好きになれなかったけど、中華屋への恨みの理由もよかったし、飼い犬に攻められててかわゆい。でももうちょっとそのかわゆさとか攻めが若を好きな理由とか濃ゆく書いて欲しかった。ちょっと物足りない。
あと、タイトルが内容にあってないしちょっとこそばゆい感じ…。