ねこ田米蔵『神様の腕の中』4
父の会社を裏切った日系企業の社長の子息ということで、綾人をいじめてたサーシャ。しかし綾人父の会社がサーシャ父の会社を買収し、そのため学院に居られなくなりかけたサーシャに、綾人は自分の召使になれとせまり、愛憎いったりきたりな生活がはじまり云々。
いや、書き下ろしがあっても、やっぱり後日談が足りないのですが…(涙。なんだろう、これ。もしかして、後日談はさらに同人誌に続くとかなの?だとしたらちょっとショックだが…。
しかしこうまとめて読んでみると、サーシャは綾人いじめてた件については、もう少し反省してもいいんじゃ…と思った。綾人の復讐もずいぶんだけれど、でもそれだけのことをサーシャはしてしまっていたのでは…。綾人は鬼畜になりきれないあたり人間味があっていいのだけれど、いまひとつ一貫性がなくなってしまったようにも思う。サーシャに隠していたのは裏切りだけではなくて、サーシャへの気持ちも、みたいな描写があったように思うけれど、そのあたり(以前からのサーシャへの気持ち)があんまり丁寧に書かれなかったように思った。
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なんとなく変な気がしていたのだが、このタイトルでミッション系(とは言わないか、現地では)ではないのが、なんだか違和感があるのだ。
あとマヨイガを見返していて気づいたのだが、あたしは三巻を読んでいないのかもしれない…。