前田紅葉『誘惑の羊』
このひとししゃも歳三だったのかー。
貴族×神父様とゆうベタさにひかれて購入したものの、イマイチ突き抜けない。表題作以外も、ドイツ軍人×留学中の日本軍人とか、元幼馴染の海賊×海軍とか、設定はオイシイもののストーリーに面白みがなくキャラ描写にも突出したところが見られない。絵もイマイチ。受けがかわいすぎるし。
なんだろう。ベタ展開は予期してたというかむしろ期待してたんだけど、ベタながらびみょうにしっくりこないというか、ツボを外している&ベタにしても必要なオリジナリティがないのだろうか、いまいち面白くない。ううむしかし、王道展開とありきたりな展開ってどう違うんだろ。
それにしてもなんだかなぁ。ギルティというかショコラコミックスはハイソなイメージをめざしてるというだけあって、いつも神父とか弁護士とか軍服とかSPとか王子様とか音楽家とか医者とか内閣総理大臣とかいった設定漫画が多くて、いつもついつい買ってしまうのだけど、そして時々おぉっと思う漫画もあるけれど、失敗だったのも多いなぁ。作家の力不足な場合も多々ある気がする。
やはり雑誌コンセプトは好きなので頑張って欲しいのだけど。