鹿住槙『欲張りな選択』
というか絶版ですね。
元家庭教師のリーマン×高校生←その親友の横やり。
なんかダメだったのは絵がこうじまさんだからだろうか…。
親友関係で筆がさかれるせいか攻めの描写が少ないし、この二人の絆とかって伝わってこないし、そんな二人が親友にジャマされててもフーンて感じであんまり感興がおこらない。やたらにからんでくる親友もちょっとキモい。しかも別に恋愛感情はないらしいし…。なんか大変そうなカップルのあたふたが疲れるだけであった。
というか絶版ですね。
元家庭教師のリーマン×高校生←その親友の横やり。
なんかダメだったのは絵がこうじまさんだからだろうか…。
親友関係で筆がさかれるせいか攻めの描写が少ないし、この二人の絆とかって伝わってこないし、そんな二人が親友にジャマされててもフーンて感じであんまり感興がおこらない。やたらにからんでくる親友もちょっとキモい。しかも別に恋愛感情はないらしいし…。なんか大変そうなカップルのあたふたが疲れるだけであった。
「安斉先生…漫画が描きたいです…」
全然簡単に漫画描きたい欲が復活。
はやく仕事終わらないかしら。
上半期BLベスト10も遅れていてすみません。
順位は決めてあるのですが、文章をいいかげんに書きたくないので、週末にでも…。
リーマン×高校生の片恋援助交際もの。
わりとせつなく展開も無理なく面白かった。事件のあととか、最後辺りちょっと急ぎすぎというか物足りない印象もあるけど。
登場人物もそこそこ多くて、高校生の疑似お父さんとか、塾のせんせいとか、うまく活きてたと思う。
今日はマリィさんと仕事しました。
今日のキーワードは「探偵」「警官」「リゾラバ」「カブト虫」「中学生以前」「カブト虫」「医者」「クラシック」そのほかそのほか。
(私信、マリィさんへ。ねえ、蜂は!?蜂はどうするの!?
最近ついにBL小説にも手をそめはじめたので、カテゴライズすることにしました。
漫画より読む時間が多少かかるのでうれしい(でも一日に三四冊は平気で読めてしまうのが恐い…。
父の部下×高校生。
せつない片想いものは大好きですが、それをどんでんがえすツールってけっこう問題ですね。
この作品のように勘違いだったのねーはBLではよくある手法ですが、陳腐になりやすい上に受けがアホーに見えてしまうのがちょっとつらい。だからうまくつかうには難しい手ですね。
でも、高校生のせつなさがかわゆかったのでわりと好きです。
この作者の攻めは受けにメロメロでありながらなんかどっか恐いというか、酷薄というか、違和感が残ることが多い。作者はあんまり甘いお話をかかないですね、とよく言われるらしいのだけれど、それってハッピーエンドでもなんかそういう違和感がちくちく残るせいだと思う。
ちょっと文章が暴れん坊気味ですすみません。
人騒がせなロメオにモエモエした方は出来れば読まないでくださいね。
ゴールドのことは明日にでも。
なんか階段から落ちてた。
なんかなあ。ポルタメント序曲はどうなの。なんかいろいろダメだった。
うまく言えないんだけど、とりあえずあの文体は絶対フジミじゃない。
あまりに前置とか解説が長く、きっと作者はめちゃめちゃ久しぶりに書いてる気分なんだろうなという気もした(タクミくんにくらべたら全然久しぶりじゃないのにね。とにかく、そういう夾雑物が多すぎな感があった。トイレに行ったとかそういうこともいちいち書かなくていい気がしますよ!あと練習場、あれって、練習場っていいな、出来たらいいな、と言ってるうちがやはり花だった気がしてしまった。
あとねえ、どうでもいんだけど、あのアレはどうなの?アレですよ。アレだってば。いわゆるベッドシーンですよ。
どうでもいいっていうのは、こんなんなら書き込まないほうがよっぽどいいんではって意味なんだけど、とにかくあまりにおざなりでびっくりした。いくらつきあいの長いあの二人でも、いやあの二人だからこそつきあいが長かろうと、もうちょっとテンションあげてくべきでない?仮にもBL小説なんですよ?
それにフジミって、良きに付け悪きに付け、ベッドシーンにおける妙なテンションの高さがイコール情愛の細やかさになるようなエクリチュールなんだとわたしは思ってたんだけど。テンションひくいエロなんてフジミの価値を落とすだけではない?
いや、くれぐれもゆずりはテンション高いエロが好き、とかそういうことではないですよ(むしろなくて結構です、一般論としては。でもフジミのエクリチュールにおいてはそれって必要だと思うし、おざなりになるんならむしろ排除の方向で、と思うのですよ。
人騒がせなロメオの方はまだ読めた。
飯田さん話は不満。悠季の鈍感さはそろそろなんとかしてほしい。もういい大人なんですから。鈍感な上に、それを上から目線で見られる視点がテクスト内にあるのはちょっと読んでてしんどい。しかしああいう鈍感さって、視点人物であるがゆえの十字架というかそんな気もして、悠季がかわいそうな気もする。
悠季の弟子話は毎回少しずつ進む感じで、途中経過ばかりで結果が全然でないので、カタルシスがない。そういう展開になってしまうのが仕方がないのは判っているけれど、今回の勘解由小路?のように、毎回誰かをピックアップする感じで一段落ずつ付けてくれた方がカタルシスがあるだろうな。
あと、あーちゃん…福山先生のあからさまな贔屓は萎えるなあ。悠季もさんざんお世話になっているのはわかってはいても。悠季の小太郎呼びも気にくわないわけですが。
なんだか愚痴ばかりですみません。
書いてて淋しくなってきた。
これは、どこかのオススメで見たタイトルだなあと思って購入。
これまた攻めのために身をひく受け設定。思ったんだけど、この設定は攻めが完璧エリートってのも同時開催なわけだね。んで、そんな攻めの素晴らしい人生の汚点になりたくないわ、ということで受けが身を引くというのが黄金パターンか。あと、受けに振られた攻めが結婚している設定も同時開催されること多いね。なんかそのあたりをどうヘタレ展開にしないでクリアするかってのは、この超ベタ設定においては作家の腕の見せ所の一つだね。この設定ではたぶん何をどう書いてもミエミエなので、どうカタルシスを産んで、かつスマートに、多少の意外性をもたせつつ語るか、というのがポインツかと。
その辺りはたぶん及第点以上なんではと思いつつ、ただ、、ええと、あんまりまだBL小説読んだことないのでわかんないんだけど、そんなわけで全体的によかったと思う。
勿論いくつか難点もありつつ。特に受け、な、なんか、ページが進むごとに頭のいたい子ちゃんになってきたような…?最初の辺りは落着いた受けだなーと思ってたのなあ(笑。たぶん●●シーンとか攻めの前では子どもっぽくなってしまう言葉遣いが遺憾のだろうと思うが…最初の●●シーンはまじでどうしようかと思った…何が起こってしまうのだろうかとハラハラしたよ…。●●はビミョウなのが多かった気もするなあ…うーん、しかしもう少しサンプル数あつめないと、なんとも言えない。今のところこの作家の●●はあんまり好きではない。
あと、登場人物が多くて、ほんとにこれだけの人数が必要なのかとか、妙にお店の話しが多いけど何だったのか、とか、別にいいけど気になった。と思ったら、シリーズ化しているのか。
高校時代の朴念仁攻めには非常に萌えた。電車の場面とかよい。
そうそう、攻めのために身を引く受け設定は、数年単位でのブランクも抱き合わせっぽいから、そのあたりの微妙なさじ加減も必要ですな。
だれかゆずりにボーイズラブ小説の指南をしてほしい…。作家さんをほとんど知らないので、何を読んだらいいのか全然わかんない。
ということで、とりあえず分厚くて設定がわたし好みっぽかった(攻めのためを思って冷たくつきはなす受け)ので買ってみた。
そこそこ楽しめたけど、文体がいまいち好みでなく、展開もツメが甘いように感じた。文体はなんか冗長で、この分厚さにみあうだけの内容ではないように感じた。展開についてはこれだけのベタ設定なんだから、どれだけベタ展開をテンポよくカタルシスを産むようにうまく配置できるかというのが腕の見せ所なのでは、と思うのだが、展開も冗長でテンポがいまいちよくない。
あと仕方がないのだが、イラストが…。まあいろいろあるけれど、基本的にまず絵がこの話に合ってない気がした。
ええとまあ、まずすごくぶっちゃけた言い方をすれば、兄フラグワロス。途中までは。フラグか?と思われた当初は兄の方がいいんじゃ?とか思いましたが(ええ、ええ、わたしは美形エリートメガネに弱いですよ…)それじゃうまく終わらないよね、ってことで、どんどん卑劣になっていく兄を悲しい気持ちで見守りました(笑。モッタイナイが仕方ない…(笑。
ていうか、そう思っちゃうのもたぶん椎名のキャラだてが弱すぎるからなんだよね。一真が椎名に惚れた理由って、仕事に打ち込んでる姿がかっこよくってとかいろいろ理由づけされてるけど、そんなんあんまり説得力がないと言うか、家の中で孤独だった一真に唯一やさしくしてくれたからってのが一番大きい理由に思えるし。それに岩本が言ってたように、実際の椎名はそんなやさしいだけの人間とは限らない。
だから、一真は絶対この後苦労するだろうし、椎名にもゲンメツするような機会が絶対くるはずだし、作者がそこまで想定してこういう展開・語りにしたんならちょっと興味深いと思う。物語内では椎名のひととなりをボヤかしつつ、一真が苦労しそうな予兆も描き込みつつ、語りは一真の一人称だからそれらはなんとなくきれいに見えない状態にされていて、苦労知らずのお坊ちゃんである一真の一途な恋を描きつつ、でもそれが実は独り相撲になっているって様がよく描けているように思う。
でもこれはボーイズラブなので、読者は物語に内在する一真への批評性なんて求めてないと思う。けど、だからもっと一真に都合のいい物語世界にすればいいじゃーん、と思ってるって訳では全く無くって、ただもう一皮むけててもいいと思うんだ。こういう<甘いだけではない物語>が甘くってこそ、更に可能性が広がるんではないかと思いたい。独り相撲の恋が、それでもハッピーでいてこそ、恋愛ファンタジーとしてのボーイズラブの面目躍如でない?
しかもそのためにはたぶん、たなぼたラッキーではダメだと思う。一真の独り相撲な幼い恋が現実を知って、その後例えば椎名の譲歩とか外在的な力でハッピーになってもしらけるだけだよね。一真が努力してむくわれる、ってのが見たいと思うんだ。守られまくりの軟弱な受けはそれはそれでアリだけど、この話においては一真が軟弱ではダメなんだと思う。そう考えると、誰かが助けてくれるというご都合主義じゃなくって、自分の力で切り開くっていう展開、こそもしかしたらご都合主義なのかもしれないね。面白いなあ。
何の気なしに古本屋で手に取ったら、あまりにもツボだったので思わず購入。
タイトルが恥ずかしいなあ。
しかしどこがわたしのツボなんだろう?恋愛のトラウマによるいじっぱり受け?は、書かれようによってはかなりニガテだ。何を言われてもつくしまくり攻め?これも、書かれようによる。もう最初からあまりにあからさまにハッピーエンドだって予想できること?うん、これは好き。
よくわかんないね。しかし鹿住槇は『ヤバい気持ち』も好きなんだけど、そう考えるともしかしてわたしはつくしまくる話が結構好きなんだろうか?そしてつくすのは攻めでも受けでもいいんだろうか?わかんないけど、つくしっぷりがいい感じに読者の共感をあおるように書けてれば、好きかもと思う。卑屈になり過ぎず、過剰になり過ぎず、おしつけにならずに、ね。
ちょっと他のBL小説も読んでみようかなあ。
小諸なる古城のほとり、雲白く遊子悲しむ。
自然主義なんて大嫌いだー。
新刊についての書き忘れ。
千恵子に目覚まし時計を投げられて、ビビっているというかちょっとしょげているというかな桐ノ院が超かわいかった…(笑。正確には「経験したことがない暴力にショックを受けて意気消沈って顔の圭」…ですか(笑。あー。こういう言葉遣いは結構好きだなあ。圭もなんだかだいいつつも、こういうとき千恵子を気にかけてるってのは、そんな人間らしさはいいと思う。あと、わたしも悠季の「きみが僕を嫌いになったら困る」は大変愛らしいと思いましたよ。しかし愛らしいという評言もこれまた。
バイオリンとチェロのデュオで思い出したけど、こないだ銀座のプランタンの前でバイオリンとビオラの協奏をやってて、それがすごい可愛かったのだ。音大生か卒業してすぐ?というくらいの若い女の子二人で、可愛い冬ものとブーツでラフにしつらえて、寒そうだったけどいい雰囲気だった。
ところでフジミ、少し前に、圭にも悠季にもライバルがほとんどいないことに気づいて、かなりびっくりした。というか、ライバルっぽい人はあんまりいなくたってバイオリニストは結構出てきてるんだけど、指揮者がほぼ皆無なんだよね。ブザンソンのときに若干居たけどすぐに雲散霧消しちゃったし。これだけ長いシリーズの中で、桐ノ院とはれるような著名な指揮者がひとりも出てこないってのは、冷静に考えるとちょっと尋常でないかんじ。まあ御大っぽいひととか、存在だけはしているらしいけど、物語には絡んでこないし。
「盗撮事件」という言葉だけ見たときにはおいおいおいおいと思ったものだけれど、まあ別にどうってことはなかったよ。
なんか、全体的に前巻『弟子達』でふりまいた伏線を回収しつつ、それぞれを更に先へ延ばしてる感じ。これでは『弟子達』が薄かったのも仕方がないかな、と思えてしまった。『弟子達』と『暴君』を一冊でまとめてもよかった気がするけど…それでは濃すぎるか。
なので、全体に散漫な気もしたけど、それが瑕疵とは感じなかったな。それぞれに面白かった。むしろ、薄くてもいろんな話が楽しめた感じ。飯田さんと話してて昔のバイオリンのこと思い出すところとかね。
先に進めるっていう点では、飯田さんとのデュオとか、なんてオイシイ展開なんだ…!(笑。超楽しみ。圭は弟子を是非とってほしい。薫子と高嶺の共演というか邂逅も是非。ていうか、そろそろ高嶺は来日すればいいのに。弟子たちのほうも、数馬がそのうち一家ごと悠季にベタ懐きするんだろーな~と勝手に想像し、すっごく楽しみ(笑。杏奈くんの方も気になるけれどね。とりあえず、このあたりは是非回収して欲しい伏線だな…だって、どれもこれも楽しみなので。
あと、作者があとがきでちょっと触れてたけど、わたしは「センシティブな暴君」は圭だと思っていた。なので、桐ノ院のベベっぽさがまた発揮されるのか~、とタイトルの時点で正直ちょっとうんざりしてたんだけど(笑、でも結局恐れていたような桐ノ院ご乱心展開はなくって、安心した。出来ればこれ以上桐ノ院にガッカリしたくないもの。
ちなみに、でも実は雪中ご乱心はアリ派です。ティレニア海横断ご乱心はナシ派です。…我ながらなんでだ?音楽上の問題なら、別に構わないのかな。
ところで、西王路さんに連絡をしなかったことで、ああやっちまったよ、って思ってるところとか、ああまたこういうこと別に書かなくてもいいのにい…と思った。別に、単純にそろそろ会いに行こうか~でいいじゃん。現実社会ではすべきことだったとしても、別に物語の中ではスルーしといていいじゃん。特に今回はそれほど非常識なことだとも思われなかったので、余計にそう思うのかも(あんまし非常識な主人公は、それはそれでいやだし。わたしのニガテな秋月こおの身もふたもなさって、こういうとこなんですよ。こういうのなんていうのか思い出した。言わぬが花って言うんだ。
まあそんなことも若干ありつつ(上記の文句はほぼ言わぬが花と言いたかっただけだ、全体的に不満はほとんどなくって、楽しかった。面白かった。誤植、あった?わたしは気づかなかったよ…。
あと、挿絵がいっこもなかったね。うわーん。これは不満というか不安。後藤さんの産休の影響なのか、作者の締め切り破りの影響なのか。
とりあえず、初読の感想はそんなところで。たぶんまた追記します。
あっそうだ、あの比喩はどうかと思ったよ!あはははは。