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[ 読書/BL小説 ]

栗城偲『冗談やめて、笑えない』

 これはちょっと前に読んだというか読みかけなんだけど。
 影が薄い受けは、ホストクラブを経営してる美形の幼なじみがすきなんですけど、まあ無理めなんで、ホストクラブでバイトさせてもらいつつ、友人のままでいるのです。

 つまんねかった…。途中で読むのやめてしまった。
 なんか攻めがきもい。薄顔の友人にかまいまくりで、ブサカワなキャラものを受けに似てるとかゆって愛でる美形、というのはいいんだけど、なんか過剰さというかわざとらしさを感じるというか…。受けのこと好き、って感じではなくて、たんに気の置けない友人って感じだし、そのうえ美形からのブサカワ認定って悪意ないにしても上からすぎる。後半読んでないので改心する(というか、受けのこと本気ですきだったのか、あるいは本気ですきになるのか)のかどうかわかんないけど、少なくとも初期設定の攻めはなんとなく感じ悪い気がした。
 受けは、自分は攻めにつりあわないからとか地味だし裏方に徹しようとか一歩ひいた感じで、かわいそう受けになりそうなんだけど、他の人への受け答えとかが皮肉屋っぽいというかいちいち感じ悪い気がして、それはあたしの主観にしても、とにかく話し方からは健気な感じがぜんぜんしない。だからキャラ設定がよくわからんし、美人ではないけどマジメ…ということで攻めの他にもファンが増えて行ったりしても、ぜんぜん感情移入もできない感じ。
 なんか攻めも受けも、ありきたりでないキャラを書こうとして力みすぎて、結果斜め上に進んでしまったのではなかろうか、というような印象だった…。

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