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[ 読書/BL小説 ]

鳩村衣杏『駄犬は愛を求める』

 売り出し中の俳優×レンタルDVD店店長。
 泣ける映画を教えてくれ、という言葉から親しくなったふたり。戦隊物に出演中の攻めは人気上昇中のイケメン俳優だが、受けの趣味ではないっつーか、受けはタチで華奢なクール美形がすきなので、いきなりデカいワンコみたいな攻めに好きになられても困ります。でも年下ノンケかつイケメン芸能人の魅力にはさからえず、なんとなく関係がつづき云々。

 展開はオーソドックスで、この作者らしくそれぞれのキャラ設定やその書き込みが丁寧かつ魅力的で、面白かった。
 後編はちょっと受けのいじっぱりぶりが食傷気味になったというか…。ストーリや心理の変化を真面目に丁寧につづってくれているのだが、それがちょっと重くなってしまう。でもやっぱり丁寧に描かれてるので、面白いんだけどね。
 あと、えっと、どっちが「駄犬」なの?(笑。どっちもなのか?

 一馬友美の絵は、顔は確かにあの漫画家の(略、なのだが、身体のかき方とかはかなり違うんだね。カラーもきれいだし、いいね。

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