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[ 読書/BL小説 ]

嶋田まな海『極上ラブバケーション』

 海沿いのホテルにやってきた怪しげなイケメン上客×童顔ベルボーイ。
 妙に気に入られてしまったのか、わがままづくしの攻めに振り回されて、しまいにデートにまで付き合わされる受け。

 お話もキャラ設定もありきたりで、更に文体もうまくなくって苦痛だった。王道展開とありきたり展開はやっぱり違うと思うのだけれど、素人ぽい文体はもうそれだけで物語そのものを素人くさく見せてしまう気がする。
 なんというか、たとえば攻めがわがまま放題をする描写において、確かに迷惑な客ではあるが、しかしホテルにとっても有益な指摘も多くて、とかいう留保をいちいち書きつけてしまう、そういうところが素人っぽいというか。勿論この点だけではなくて、なんだか全般的にそんな感じ。ホテルや風景の描写も描写というよりは説明文という印象。余情がない、というか、それだけの問題でもない気がするのだが。
 しかしどうしても読めなくて、後半は流し読みをしてしまったので、なんとも評価をしづらいが…新刊で買った本を流し読みしてしまうのは、こっちだって辛いんですよ(涙

 まあ購入理由の半分くらいは汞りょうの絵に惹かれて、だったのだけれど。まるでまたたびだ。

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コメント

ぐは!私も汞りょうの絵好き~
同人時代ずいぶん買ったものだよ。最近は挿絵描きさんなんだね。

例のあれ読みました。タンホイザ!展開の早さに少し時代を感じつつ。

>ふじみき
そうなんだ、キャリア長い方なんだねえ、全然知らなかった>汞りょう。たぶん商業漫画は描いてないと思うよ~。漫画、見てみたいなあ…。
タンホイザー!いかにもJUNE、って感じだよね(わたしはJUNEをリアルタイムに読んではいないけれど、そんな印象がある。

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