雪代鞠絵『ビューティフル・サンデー』
大手化粧品会社社員×婚約者の弟。
上昇志向の強い攻めは、専務の犬として大活躍で専務のわがまま娘と婚約中。大阪へ赴任することになって、遊んでた男をきろうとして婚約者の弟を利用したら、その弟に脅迫されて大阪赴任中は弟を恋人扱いする約束をしてしまう。毎週末通ってくる弟をつめたくあしらいつつ、次第に違和感と情をおぼえはじめて云々。
梗概からしてベタだーと思いつつ、ほんとにベタで、結構面白かった。予想通り、弟はそこそこに宜しいかわいそう受け(笑)だった。
攻めは東大出て恩賜時計まで貰って化粧品会社営業…?と首をかしげたが、その理由は作中で説明されたのでよいかと。ただ、最初の方は結構傲慢自己中攻めだったのに、次第にふつーに受けかわいがり攻め(?)になってしまって、変化の振幅の大きさのわりには、ちょっと契機不足な気もした。
ほぼ全編、週末の弟とのパートと会社での新製品の戦略会議が交互にくる形になっていて、ちょっと面倒くさかった。最初のあたりで時間の経過がよくわからなくて、会議パートではあんまり時間がたってないみたいなのに、弟はもう何回も大阪に来ているように読めて???となったり。あと会社のパートは冗長すぎたし、キャラも不必要に多い気がした。童顔の上司とか意味ありげすぎ。
末尾がちょっとポエムチックというか(笑、ちょっとあっけないというか、いまいち物足りなかった。
まあそんなことはどうでもよくて、このタイトルは…。
さわやかなにちよう…?