榎田尤利『寡黙な華』
というわけでこれはちょっと前に読みました。イマイチだったかなあ…。
年下強引系事業家の三男×年上かよわい系華族の嫡男。
受けは喘息に対人恐怖に接触恐怖ぎみで、離れにこもって花の世話をしてる。昔から好きだった受けを手に入れるため、攻めは受け父の養子になる話をすすめてて、受けの離れに押しかけ同居。
まず、わたしは女装はニガテなのだ。そして、その女装とか受けのトラウマとか攻めブチきれとかが、ことごとくツメが甘いというか、面白みがないというか、たんたんと展開してってつまんない印象。あと時代性の書き込みが鼻につく感じ。『改造』の出し方とか。受けの主治医の調子のいい医者も無用な印象だし。なんか全体に、小技が巧く活きていないのと、そもそも筋が面白くないのとで、いまいちだったなあという印象。