愁堂れな『嘆きのヴァンパイア―愛しき夜の唇』
結論からいうと、最近の愁堂れながダメなのか、それともあたしの打率が悪いのか、それが問題だ。
なんだろう??こんなにつまらない作家さんだったろうか?
多作な作家さんだし作品全部を追いかけてるわけでもないから、あたしがつまんないのばっかり選んで読んでるのかなあ、と…。
金髪碧眼吸血鬼×龍をせおったヤクザ。
弟を殺した対立組織のチンピラ数名にたいする殺人罪で服役してた受け。出所後、恋人兼舎弟にすべては自分らのとこの組長が仕組んでたと聞かされて逆上し復讐にむかうも、返り討ちにあって数発の銃弾をくらい死んだと思ってたら生きてて、なんかロン毛の美形白人が助けてやったんだから礼をしろとか言ってきて云々。
吸血鬼ものというのと、受けがヤクザというのと、絵がやまねあやので美麗なので期待して読んだのですが、なんかグダグダだった。
話の筋としては、復讐の物語が面白くないのに結構えんえんと続くし、やっと吸血鬼出てきたと思ったら交流もちぐはぐであんまし進展もないし。
キャラも、受けはあんまし特徴なくって、逆上したり淡泊だったりという設定もただ周りに流されているだけみたいで微妙。着流しに長ドスって、まあロココ調吸血鬼にはお似合いかもしれないがそのまま新宿歩いててよく捕まらないな。
吸血鬼は飄々としてるのはいいけど、受けへの気持ちもなんかよくわからんしもっと受けに執着するとかなんか内面語るとかしてくれないと印象にぜんぜんのこらないよ。
受けの舎弟はバレバレだけど、それはさておいても登場してすぐあたりから非常に気持ち悪くて読み飛ばしたくなったよ。
吸血鬼の召使いぽい少年は、ツンデレはいいけどデレが末尾にちょっとくらいなのでなんかムカつくキャラに感じてしまうし、もうちょっと受けになついたらよかったのに。
これサブタイトルついてるけど、続くのかなあ…。
コメント
こんにちは
実は私もこの人に同じ印象を持ってるんですよね。
毎月2冊3冊と新刊が出て、シリーズものが多く、だいたい人気イラストレーターさんで、設定もよさげなのに、たまに手を出すといつも肩すかし。
なんだろう。
萌えのツボが違うのか、感性が違うのか、文章力か・・・。
でも人気高いですよね。
投稿者: きく | 2009年09月27日 17:16
>きくさん
おお~、やはり同じように思ってらっしゃる方がいらしたのですね…!!
カキコミありがとうございますv
なんででしょうね~、しかし以前読んだものには面白いものもあったのですが、ここ最近読んだものは軒並みハズレだったなあという感じです。うーん。
>萌えのツボが違うのか、感性が違うのか、文章力か・・・。
わたしもいろいろ考えてみたのですが、何が自分に合わないのか、いまいちよくわからないんですよねえ…何だろうなあ…。
でもまた挑戦してみると思います(笑。
投稿者: クロエ | 2009年09月27日 23:52