秋月こお『幸村殿、艶にて候2』
どうせまた幸村主従の西方行だろうから、幸村が佐助をからかうのと、佐助がどぎまぎしつつ忠義者なのを愛でようと思っていたのですが、あらすじ見た段階で、
景勝殿が一行に加わる…?( ゚д゚)
それはウザ…、あ、いや、ビックリ展開ですね、仮にも大名なのに…佐助はやきもきだろうな…さ…
佐助は幸村への恋心に気づく…?( ゚д゚)
佐助、かわいそう…(涙
となって、発売をすんごく楽しみにしてた本なのに、なかなか読めませんでした。
感想はその時点からあんましかわりありません。
かつ殿ウゼー、佐助カワイー、です。それだけです!
幸村がどんどんほだされていくものの、景勝は旅の足をひっぱって、攻め的にはいいとこなしっていうかキャラ的にはあんまり魅力もないんですが、まあ一緒に居れば親愛の情がわくのはよくわかるキャラとして書かれてるし、いいんですけどね。佐助がかわいそうなだけで!
後半ああまでしっかり景勝×幸村展開になったのはちょっとビックリでした。もしかして幸村×佐助展開はもうフェードアウトなのかなあ…。ちょう残念。しかし次の巻では流石に景勝も出てこないだろうし、でも今更佐助にはかない夢を見させるのはどうだろうと思うし、一体どういう展開になるのか最早見当もつきません。むむむ。いっそ才蔵×幸村か。でもやっぱり幸村×佐助がいいなあ。
由利鎌之助がああいうキャラだったのはさもありなん、です。だってこのうえ由利が定型的に色男っぽいキャラだったら、どうせまた幸村狙いキャラになるだろうし、それではとうてい幸村の身が持たないだろうし(笑
しかし今回一番ビックリしたのは、やっぱり海野六郎ですな。あこめラブだとさんざんミスリードさせといて、あの展開はしかし、そういえばこれはBLなんだった、と妙に感慨深いものを感じました。
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ウィキペの真田幸村の項目にこの本が幸村小説として載せられててどうしたものか。IPのこしてまで訂正する勇気はない…。