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[ 読書/BL小説 ]

樹生かなめ『極楽浄土はどこにある』


 きがくるっとる、としか…。

 檀家の美術商×ちょう貧乏寺住職。
 美坊主受け、絵は神葉理世、ちょう期待してたのに、あまりのカオスについていけなかった。
 こういう設定で仏教表象が無茶苦茶なのはもったいないが仕方がない、とかそういうレベルのはなしではない。

 あらすじの紹介すら困難だ。美術商が寺の仏像を売ろうとか思ったけど、ちいさいころから憧れてた美坊主を犯して、清貧にもほどがあるのをなんとかしてやろうとしたりなんだり。雨漏りがし、床は踏み抜いてしまうような寺でほとんど訪れるものもいないどころか賽銭泥だけはやってくるのに、美坊主の生計はいったいどうやってなりたっているのか。カオス的クライマックスとしては、托鉢先で知り合った不良少年が寺におしかけてきて美坊主を犯そうとしたところへ美術商がきて住職の彼氏をなのると、自分はカトリックなので人妻はうばえないからかわりにやってるとこをみせてくれ、とか、それを実行する美術商とか、もはやみんなあたまがおかしいお…。

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