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[ 読書/BL小説 ]

木原音瀬『こどもの瞳』

 これも一月以上前に読んだ(笑。なんかもう書くエントリタイミング逸しまくりだけれど、気にしないで書いてしまおう。

4344806409こどもの瞳
木原 音瀬 街子 マドカ
幻冬舎コミックス 2005-09-15

by G-Tools

 てなわけで。
 設定も展開もすごく好みなのだけれど、最後がよくないというか、いや最後の展開はいいんだけど、まあ後述。

 幼少時にひきさかれた兄弟。
 成長して兄は会社社長に、弟は結婚後妻が亡くなり、残された息子とカツカツながらも楽しい二人暮し。妻の病気の折にどうしても治療費が足りず、兄に直訴にいってすげなく追い返されたことから、弟は兄を嫌ってる。しかしそんなある日、アパートに突然やってきた兄は幼児返りしてて、仕方なく家においてやることに、云々。

 設定も展開も、好みだった。兄の容赦ない子どもらしさとか、そんな状況でデキちゃったりするエグめの展開も、この作者っぽい文体がうまく活きててよかった。
 男同士で、実の兄弟で、なにより兄は幼児返ってる状態、と何重にも禁忌で、それは物語としては面白かった。

 しかし結末が不満だったのは、兄の変化は予想通りではあるものの、変化後の兄とのエピソードがほとんど書かれてないことで。もっと端的に言えば、兄とのラブラブをもっと読ませてよ、という感じ。
 せっかく続編まであるのに、視点というかCPがかわってるし。もっとも、祖母宅でのやりとりや、弟息子視点での描写とかはちらりほらりとあって、充分に想像はさせてくれるんだけど、もっとダイレクトに書いて欲しかった。
 しかしあれです、なんだかこういう感想(もっとラブラブいちゃいちゃが読みたい、とか)って、言いづらい気がするのですよ。別にエロが読みたいというわけではないのだが、そう思われちゃいそうだし。ラブラブいちゃいちゃだって、物語に必要な要素だと思うんだけど(しかし、どうもくだらん規範批評にしかならないね…うーん、ラブラブいちゃいちゃって要素を、もっとうまく擁護できないものだろうか。

 あ、兄×弟、ですよ。

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