砂原糖子『15センチメートル未満の恋』
仕事は忙しいし飲み会に行けば帰れないし。なんぞこれ。
ドールハウスづくりが好きだったけど、芸術方面の才能はいまいちだったため、結局模型制作の仕事をしてる受け。ある日ドールハウス仲間で、でも愛想なしであんましすきじゃなかったところの元同期が、なんか海外の賞をとったので展覧会にこいというのです。いやいや行ったらなんか約束を果たしたんだとかいうのですが、約束てなんのこと?とかごたごたしてるうちに階段から落ちて、目が覚めたら12分の1ドールのサイズになってたのですよ。
攻めの手元でドール生活…という色モノながらあたしの大好きな設定で、ふふふなのですよ。
けど設定はいいとして、なんかいまいち物足りなかったなあ…絵が、攻めの絵がちょっといまいち…。あと、攻め視点の語りがなくて、あんまし内心を語らない攻めだし、本能だけで生きてるみたいで、なんで受けをすきなのか、どういうふうにすきなのか、とかよくわからんかった。
ドール生活はよかった。攻めのドールハウスは落ち着かないからと自分のドールハウスに住みたがる受けとか、攻めにゼリービーンズなげつけるとことか。