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[ 読書/BL小説 ]

高尾理一『危険な指先、甘い誘惑』

 某研究所で爆薬の開発者?×元ボクサーのアメリカで修行したボディガード。

 攻めは研究所の悪事を内部告発しようとしてわるものに追われていると言って受けにボディガードを以来、受けは妙によゆうっちで明らかにうさんくさい攻めに不審を抱きつつ金欠のためにその依頼を受けてしまい、逃走生活に入る。

 内容的にはそんなに悪くもないのだけれど、キャラが重要(だと思う)なBL的にはかなり微妙。
 まああんまり攻めが怪しかったので、最後にタネあかしがあるのは予想してたし、そのせいで前段の設定・関係性がひっくり返されるのも予想していたけれど、あんまりちぐはぐでなんだかケムにまかれたみたい。攻めの変貌っぷりがすごくてついて行きにくい。最初はタイトル通り攻めのきれいな手に着目していた受けが、途中から突然ヒゲ萌えするのもよくわからない…。

 実は同人誌を先に購入してあったので、これに続けて同人誌も読んだのだけれど、ますます関係性が変化しているのでますますちぐはぐな印象になってしまった。

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