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[ 読書/BL小説 ]

ごとうしのぶ『暁を待つまで』(その3)

 ネット環境はなんとか回復したのですが、引退した野球部が揃いも揃って茶髪にしてきたので、どん底まで落ち込んでました。

 ウソです。
 仕事のペースがつかめなくて、ばたばたしておりました。なんだかすごく疲れた。
 そんなわけで、ちょっと時間があいて落ち着いてしまったけれど、まだ書き残したことがあるような気がするので、いまさらながらみたび『暁』です。感想がその3迄きてしまうなんて、マヨイガ開闢(笑)以来の椿事ですな。

 ということで(?)託生に戻る。
 一年託生はギイとは違う意味でわからないことだらけ。たとえば託生が麻生に誘われて退出したのって、もしかして単に本当に体調が悪かったせいだったのかなあ、とか。けど、託生はよくわからないからこそイイ気がする。
 いろんな意味で、『暁』の託生はほとんど空白だと思う。
 その空白に意味を充填するとしたら、それは託生でさえ意識化してない部分を言語化することになってしまうだろう。簡単に言えば、必死で押し殺している級長への気持ち、を暴いていくしかなくなっちゃう。で、それは書かなくていいと思うんだ。ほのめかすくらいでちょうどいい。あんまりダイレクトに書かれるとかえってシラケそう。

 逆に、ギイのほうは託生への気持ちがもう少しは詳しく書かれていたけれど、それでも気持ちをダイレクトに言葉にするよりも、不審な行動(笑)とか、麻生や章三とのさりげない会話とか、そういう搦め手から書かれてる部分のが多かった気がする。
 そして、そういう変化球で書かれていくギイにもまた、託生とは違う意味でわからない部分が残る。書かれないからよくわかんない託生と違って、ギイの場合、書かれてもよくわからない、って気がする。色男には謎が多いってことなのかもなあ(笑。

 そんなわけで、一年タクミくんはあんまりギイタクギイタクでもなかったけれど、でもそれでよかったんだとわたしは思う。バルトの見た東京のように(笑、いや適切な例じゃないのはひゃくも承知で)中央にしっかりギイタクがいるなあって。

 タクミくんはチラリズム(笑)とゆうか、明確でないところ、からふんいきをつくってくのがすごくうまいと思う。作品の織られ方じたいががゆるい(あえてこの言葉を使うなら、まさしく〈ライトノベル〉なのだろう)ってのもあるんだろうけど、でももうそれがタクミくんのエクリチュールだしなあ。個人的にはそれはそれでいいっていうか、もはやそれでないと、って感じ。
 うーん、なんだか感想までも不明瞭になってきた(笑。

 他にもいろいろあるんだけれどなんだか飽和してきちゃった。
 図書当番ってなんなんだろうって前から思ってたんだけど、…無茶苦茶な制度だった(笑。しかし無茶苦茶であるがゆえに、作者は何かしらの現実にある制度をモデルにしてる気もする。
 あとこれは、二次創作してるクロエのごく個人的な感想として、胃痛のギイにあぁ~…と思った…なんだよーブラックホール=胃が丈夫なんじゃないのかよー(笑。書き直さないけど。
 あー。真三洲のことに全然触れてないね!(笑
 面白かったです、普通に。三洲は真行寺大好きだなあとか。しかし、自分はまだ三洲のキャラクタがいまいち把握しきれていないような気もする。っていうか、なんだかいっつもそう思う(だから三洲は書きづらい。

 なんだかまだまだ書き残していることがあるような気がするけれど、ひとまずこれにて。
 未記録の既読テクストがまたたまってしまった…!

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