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[ 読書/BL小説 ]

遠野春日『無器用なのは愛のせい』

 「ピレネー山中」をピレネーヤマナカと読んでしまったさわおスキーはあたしです。

 生徒会長×副会長。
 仲の良い友人同士だったふたりだが、副会長が会長の弟の半裸写真を隠し持っていたことからひそかに副会長に想いをよせてた会長激怒、無理矢理そういう関係に。しかし実は受けも攻めがすきで云々。

 なんだかいまひとつハマれなかった。
 攻めは不器用なだけならいいんですが、ちょっと強引傲慢自分勝手だ。途中から気持ちのすれ違いに気付いてしまい、しかしなんとなく是正できないのもいまいち。一方の受けはいじっぱりなだけだった感じ。
 アテウマはともかく、霊視体質?の友人はちょっと都合よすぎる気もするし。
 で、やっと気持ちがつうじあっても、なんかあんまりカタルシスがないというか、達成感がないというか、後日談もいまいちというか、リーマン後日談はもっといまいちというか…。

 とりあえず、すきなのにーすれちがい、というのは、最後まで相手にきらわれてると信じ込んでる確信犯でなければならないのかも、と思った。

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