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2007年04月21日

榎田尤利『Stepbrother』

 そんなわけで、また沢山書くものがたまってしまいましたが、基本的に新刊からいきます。

 途中までは、おおこれはかなりのアタリかも、と思ってワクワク読んでいったのだが。

 オフィスコンサルティング会社の営業部へやってきた新任の部長(メガネ)がきょくたんな能力主義で売り上げを160%にするとかゆっています。手厳しい部長(メガネ)のせいでなごやかだった部はギスギスです。
 部長とおないどし、売り上げは部一だけれどのんびりそこそこに働いてる部下は、父の再婚で義母と同居することになりました。義母の息子がどっかに部屋を借りるまで家においてやってくれと言われて快諾、その息子が実は部長でした。数ヶ月の差でいちおう自分が兄ということになるようです。
 いっしょに暮らしてみれば、部長=義弟はひどくだらしないワガママ太郎です。みんなが夕食の準備してるのに一人で座ってるわ、イクラ軍艦を四つ中三つひとりで食うわ、脱ぎ捨てた靴下が廊下に落ちてるわ、会社の顔とはえらい違いです。

 あまってた義母手製プリンを食べたことに部長がマジ切れしてつかみあいのケンカをするくだりとか、部長の様子がおかしいのに気付いて釣堀に誘い、最初は釣れなくってつまんなそうにしてんのに、実はすごい凝り性というか真面目人間で真剣に取り組んじゃう様子とか、展開はベタで、描写は丁寧で、とても面白かった。部長が人事と不倫してる現場に乗り込んで奴とは別れてくれとゆった時の反応とかも、すんなりとは終わらなくてよかった。

 だのになぜこんなに不満が残っているのか。
 なんというか、あっけなかったなあ、という印象なんだよね。

 ひとつには、どうも会社の描写がダメだったような印象がある(後書きを読むと作者は楽しんで書いてらしたようだが。『ソリッド・ラヴ』も自分にあわなかったので、どうもこの作家の会社描写がニガテなのかもしれない。
 部長が厳しいけれど指摘は的確で、ヒイキや差別をしない、という設定とかが、周りの社員の評言でしか描かれてなくて、なんだか空々しい。実際に誰かを叱り飛ばして、厳しい言葉で〈正しいアドバイス〉をする、って場面がいっこ入ってたらそれだけで印象はちがっただろうに。

 あと、部長がなぜ部下に惚れたのか、もよくわからなかった。
 続編が社員旅行というのもよくわからん。全体としてなんだかあっけない幕切れという印象になったのは、この続編のせいという気がする。せっかく家を出たんだから、部長のだらしないっぷりのフォローなりその後なりとか、家族との和解とか、本編から持ってこられるモチーフはいくらでもあるだろうし、そういうのを読みたかった。しかしもしかして、既に続編が予定されていて、そういう(ある意味)まともな続編はまた別個に書かれるのかなあ…そうだったら、いいけど。

 国枝彩香は実は漫画を読んだ事がないのだ。なぜか。
 こうしてみてみると、表紙の彩度…部長、なんだか薄すぎないですかね???

 どうでもいいけど、わたしは一人っ子なので、秋のだらしなぶり描写はちょっと耳に痛かった…(笑。桶の寿司ってのは好きなネタだけ食べてればいいもんだと思ってたさ…いや、流石に人数にたいする個数とか考えるし、外では控えてますけどね。



2007年04月14日

遠野春日『焦がれる熱情を貴方に』

 欧州某国皇太子×メガネ通訳な外務省職員。来日の際に知り合った受け(その他二名)を自国でのナンダカの式典に招き、気を配って&口説いてくる攻め、なんだけれど。

 『秘めた恋情を貴方に』の続編なのだが、前作では能面のようだったメガネ通訳の一人称で、いきなりこんなに饒舌に内面を語られてしまうと、すっごい違和感があってどうにも感情移入できないし、ほんとに同一人物?という感じ。皇太子は皇太子で、来日中はあんなにはっきりくっきり情熱的に他の男をくどいていたのに、受けへの(言葉はわるいが)鞍替えが唐突すぎて、これまたついていけない。まあなぜ受けに興味をもったのかという理由とか、以前の行動は軽率だったという反省とかもかかれてるんだけれど、それでもやっぱり違和感バリバリ。

 そんな感じで、この二人が思いを確認しあってくれても、なんだかとってつけたようでなあ、という感じ。
 むしろ、前作を読まずにこっちだけ読んだら結構面白く読めたかも、という気がする。前作どうせつまんなかったしなあ…。



橘かおる『紳士で野獣』

 特殊捜査機関×入国審査官。

 冒頭あたりの、攻めが突然受けを食事に誘ったあたりからなんだか機微がブッっとんでる印象で、のめりこめなかった。絵が桜井しゅしゅしゅだし、あらすじが微妙だったのだから、やっぱりやめておけばよかったかなあとかなり早い段階で後悔してしまった。
 なので(?)エッチはとばして読んだ(最近思うんだが、あれ、は筋が面白い・感情移入の可能な物語、の挿話・展開の一部、として読むのでなければ、読んでいて苦痛なだけなのではなかろうか。

 常に両手に手袋、冷たく人を寄せ付けない、自分の感情にすら疎いという攻めはいいのだけれど、受け方面がどうにもこうにも。キャラ的にもあんまり魅力がないし、受けの妹を助けてくれたヤクザとの一連のながれが、そりゃないよって感じ。優しいヤクザに兄妹でなついてるのもおいおいだし、自分の超能力を過信したがゆえに騙されていた(のかも?)とはいえ、密入国に手を貸す受けもおかしいし、その後ヤクザが豹変するというつまんない展開、それでもいい人だったかも、というおとしどころ、なんというか総合的にグダグダ。

 BLとしては、攻めの性格のせいと、続編がもともと予定されていたせいだろうか、あんまり精神面がかかれてないし、特に見所はない。
 であるがゆえに、BL以外の物語=ヤクザとか入国管理とか秘密捜査とか、がいまいちへたれなので、全体的にいまいちな印象。

 というか、まあ、BL以外の部分って、本作では入国管理云々の部分なんだけれど、根幹はX-MENなんですよ。攻めは手から電流を流せて、その電流でスーパーハカー並にPCを手なずけるという厨設定、もといワロス設定、もといヘタレX-MEN設定。一方の受けは人の悪意がなんとなくわかるという。攻め相棒もサイコメトラー。
 続編が予定されているそうなので、もっとX-MENになっていくのかな。それは試みとしては面白そうだけれど、この作家がどう書いてくれるものかにはあんまり期待できない気もする。



2007年04月07日

崎谷はるひ『ANSWER』

 もう崎谷はるひの新刊は買わない、とか思っていたけれど、復刻そのままらしいので読んでみた。
 あらすじ読んで、設定とか展開とかむちゃくちゃっぽいなあ…と思っていたのだけれど、面白かった。

 イケメンゲイの営業マン×ノンケ保父さん。
(保父さんという言葉があったころのお話だそうだ。

 攻めは元カレが結婚してヤケ酒後、受けと街中でぶつかって面倒見のよい受けにお持ち帰りされてタンホイザー(わたしそろそろワグナーのことちゃかさないほうがいい気がするんだが…いや勿論別にワグナーをちゃかしてるつもりはないのだけれど)、その後週3くらいで受け宅を訪れてはタンホイザーな関係に。

 身体から、というかタンホイザーからはじまってしまうのに情がわくのはストックホルム症候群なのか、受けが面倒見がよいからなのか、それとも攻めがイケメンだからなのか。全部か。
 というわけでもう出会いからして偶然だし展開は強引だし視点の移動はむちゃくちゃだしで、でも面白かった。この作品にかぎらず、視点の切り替えとかグチャグチャなのに、それでも面白い作品ってのはあるものなのだ。

 過去をふくめて受けのひととなりや攻めの受け入れ方は普通に面白かったし、何より地下鉄での攻めの告白シーンが大変愛らしくて…!かなりよいです。

 元のレーベルのせいか、エッチが大量で、大量な上にあまりキャラに合ってる感じでもないというか、物語としっかりかみ合わせるよりもとりあえずエロ入れとけ、って感じなのでちょっとそれはしんどいというか、もっと日常ぽい話を読みたかった。でも続編があるんだっけ?

 しかし、攻めが自分の過去を語って受けがそれはひどいねえ、とかゆってる場面とか、すごい崎谷はるひっぽいなあと思った。絶対的に悪い人間を配置して、そこにいろんな汚濁を集約させようとするような、そんな印象で、こういうとこはあんまり好きではないかもだ。

 なんか悪口ばかりかいてしまった気がしますが…それでも地下鉄の場面だけで、すべて帳消し、なくらいには攻めがかわいかったと思う。元々はそんな人間ではない攻めが無理して悪ぶってんのもかわいいし。



2007年04月06日

愁堂れな『身代わりの愛のとりこ』

 こ、これは遺憾…。

 アメリカの超でかい投資会社CEO×平凡な大学生。
 受けは大学の友人である某旧財閥系グループの御曹司のかわりに、グループ主催のクラシックコンサートに出かけた際、隣りに座った攻めに友人の御曹司とかんちがいされてしまう。攻めに妙に気に入られ、いっしょに京都へ観光に行こうと誘われ困ってしまうものの、グループとの商談のためにと友人・友人の父=社長に頼まれて、流されるままに攻めと行動をともにすることに。

 受けが終始周囲に流されどおしで発話も少なく、もうちょっと主体性持とうよ!とイライラするし、舞妓の衣装着せられるとかの小道具が萎え系だし、攻めは受けのことを友人の名で呼び続けるし(実はわたしの中ではこれは結構地雷なのです…)、展開もつまんないし、もう果てしなくダメダメ。

 なんだがしかし、一番萎えるのは攻めの職業ですよ。
 受け友人パパ所有の会社が危険な経営状況になっているため、攻めの会社に融資してもらいたくって色々接待してるのだけれど、友人パパはなんとか今の体制を維持したまま融資を…とか甘いこと考えて、息子の友人である受けを攻めに差し出す(笑)し、考えが甘すぎるってかそれはどうでもいいけれど、つまり攻めはたんなるハゲタカファンドなんじゃないか…BLでこの職業の王子様は、マフィア以下、ヤクザ以下、フリータ以下、っていうかもうヒモ以下だと思うぞ…(すいません、職業差別のつもりはないんですが、攻め差別ではありますね…。



2007年04月03日

英田サキ『バカな犬ほど可愛くて』

 高校時代の後輩×先輩、大学もいっしょでもう十年来のともだち付き合い、つくろわない外見・料理はできないなどなど、いろんな面でダメ犬な後輩の面倒を見てやってきた受け。受けはゲイなのだが、後輩のことはそういう対象としてみてなかった。しかし手痛い失恋をした折に、わんこ後輩の世話をやくことでキズをいやされていった辺りから後輩を意識するようになる。だが後輩は、つれていったゲイバーで出会ったかわいこちゃんをすきになってしまいました、とか言い出してすったもんだ。

 まあ展開もオチも定型であんまり面白くなかった。せめてあれが本当だったらなあ…。ノンケだから諦めようと思っていたのに…とか、不条理な現実をさめざめと嘆くせつない片思い描写はまあある程度面白いと思うけれど、BL物語のアベレージを超えてはいないし特記すべきことはないかな、という印象。

 しかしなにしろ文体が…わたしとはものすごく相性が悪い気がする。辛かった。なんだろう、テンポとかタイミングとかがすごく合わなくて、そのせいで余白を全く読めないというか、想像の余地が全くない。作者がヘタというよりはわたしと合わないんじゃないか、という印象…たぶん…。



2007年04月01日

六本木曜『スーツの玩具』

 大企業の社長×タネ違いの弟。
 自分を捨てていった母への恨みから弟につらくあたる兄=攻め、に抱かれたり身体をつかった接待に行かされたりで辛くなった受けは、亡き社長の愛人だった青年と出会う。その青年と取り引きをして、彼を愛人にするのですが云々。

 まあ本筋はありがちな兄弟和解もの、ですが、最後のあたりの兄のとまどいっぷりがよかった。弟にどう接したらよいのかわからなくなってぐるぐるして、入院のお見舞いに画集大量に差し入れして、こんな重いものばっかり気の毒ですよ、とか人に言われて気付くとか、かわいらしい(笑。
 しかし何より、愛人がかわいそうで…(涙。いいやつじゃん。最後にはあまりにあからさまなアテウマ的な使われ方をして退場させられてしまうし。あったかくっていい雰囲気だったのになあ。
 兄との物語も愛人との物語もそれぞれ別個によかったので、別個の物語として読んでみたかった。二つの物語はあんまりうまくかみあってないし、合わせたことでどっちも中途半端になってしまった感じでもったいない印象。

 どうでもいいけど、空色…?のスーツ、とか、私服が柿色…???のスラックス?とか…え?あれ?大丈夫かな?この言葉のまんま想像しちゃっていいのかな?とか…。

 …ん?桜桃書房?(新刊購入なのですが。あれ?別にいいのか。



2007年03月31日

橘かおる『砂漠の鷹と暗殺者』

 これは…!!!ものすごい勢いでツボだった…!!その日のうちに三回くらい読み返しちゃったよ!(笑、いやほんとに。

 碧眼のアラブ某国皇太子×その小姓、実は皇太子の命をねらうアサシン。
 …わー!(笑、なんてベタな、そして危険な設定なんでしょう。ベタはベタでも、へたに書くとつまんなくなる可能性の高い、難しいベタ設定な気がするんですが、少なくともわたしはとっても面白かった。

 後述するように、受けがものすごい勢いでかあいそうなんですよ。
 かあいそうな受け、という設定は、他にどんな設定展開を組み込もうと、基本の筋は落窪もの(シンデレラもの)、つまり、かあいそうな境遇の受けが王子様に救われるという、すっごい単純な物語になってしまうと思う。でもわたしはそういうの実は大好きでして(笑、そしてどうせなら、王道は王道のまま、美しいまでの王道っぷりで書いてほしいなあと思う。また更に、その王道でベタな物語にどのような色を・どのような匙加減で入れるか、によって、更に昇華された面白みが生まれる可能性もある。
 で、この作品はドがつくほどベタに王道に書いてくれているし、そこに個性をもたせるためのさし色もすっごく魅力的で活きていて、つまりとても面白かったのですよ。

 受けは日本人の母とアラブ人の父の間に生まれるが、アラブの生活に耐え切れなくなった母が日本に帰国、その後父は事故で死亡。部族預かりで育つも、むりやり男娼にされてしまう。そんな折に某部族のシークに拾われ、才能を見出されてアサシンに。皇太子の暗殺へと差し向けられたものの、かなり冒頭の方で失敗、投獄、拷問。
 皇太子はいろいろ考えた末に、受けを今までどおり側に置くことを決意。受けは皇太子の周囲の人々に白い目で見られつつ彼のお世話をするうち、アサシンの受けに対してさえ優しく度量の広い皇太子にずんずん惹かれ、でも皇太子は弟の彼氏が好きらしいし・自分なんてアサシンだし・元男娼だし・それでも暗殺をやめたら側に居させてもらう理由がなくなってしまうし云々…となんかもう様々な方面からの板ばさみというか、板は何枚あるんだ?って感じのかわいそうっぷり。

 かわいそうな受け、は、ほらほらかわいそうでしょ!同情するでしょ!みたいな書き方されたり、冷静に考えると自業自得的な面があったりすると途端に萎えてしまうものですが、この受けは設定も性格も判官びいきにうってつけというか、凄絶な過去と健気でかわいくてでも強い内面とがしっくりきていて、ステキなかわいそう受け(笑…)だと思う。

 攻めはどうやらこの作の前にあったシリーズのアテウマ役だったようで、弟の恋人に横恋慕してふられてから、その人を今でも思い続けている。外見的にはこれまた典型的な欧州系美形なアラブ王族なわけですが、テロか何だかのために頬にケロイドが残っているという…なんて燃える設定!(笑、結構最低っぽい発言だな…。性格にかんしても堂々たる態度と優しい内面とが王子的で、これまた良い攻めですね(笑

 あと、受けに執着するシークとか、周りのキャラもそれぞれ面白かった。
 物語の展開もドがつくほどベタで、しかし飽きさせない感じでとてもよかった。

 絵は汞りょうがピッタリでよい。受けがかわいい顔なのに妙にマッチョでちょっと可笑しい。
 ところでしかし、汞りょうの大人っぽい受けというのを見てみたい気がするのですが…。



2007年03月30日

鳩村衣杏『ドアをノックするのは誰?』

 大学教授×リーマン。

 献身的過ぎる受けにとまどう遊び人攻め…ということだったので、受け視点だとは思ってなかったのでちょっと驚いた。まあその後、視点は入れ替わりですが。
 年の離れた弟妹の面倒を一人で長年見てきた受けは、弟が北海道に転勤、妹も結婚が決まって手が離れたのを期に大学のケルト講座を受講、その講師だった攻めに食事に誘われ口説かれる。一気に面倒を見る相手が居なくなってしまって淋しく思っていた受けは、自分は尽くす相手が欲しいしその対象は別にこの人でもいいんではないか、と即判断して攻めの申し出を快諾、呆気にとられつつ喜ぶ攻め。攻めは受けの家に招かれたり手料理でもてなされたりしてくうちに受けに本気でのめりこむものの、受けが浮気容認発言をするに至ってあれ?変じゃね?と気付いて、云々。

 ライトなコメディで文体もほどよく軽妙で、面白かった。
 受けが申し出を受けてから家に攻めを招く日までにケルト文化や大学教授という職業、はてはゲイセックスについて丹念に勉強していたあたりとか可笑しい。オチも適度にベタでよかった。

 ただ、オチがついてから後とか後日談とかが、なんだか受けが急にわがままで、それは別にいいんだけれど程度問題というか、描写の問題なのかもしれないけれど、なんだかイマイチだった。
 あとわりとどうでもいいけれど、アクションシーンというか、人を殴ったりする場面に妙に違和感があり、ちょっと変。

 佐々木久美子は挿絵では初めて見た気がするけれど、結構いいかもと思った。



2007年03月29日

いとう由貴『うたかたの月』

 汞りょうの超美麗なカバー絵に惹かれてつい手に取ったら、『禁断の罪の果実』の作家か。

 謎の某国人×大日本帝国諜報部員。

 日清戦争後、対露政策の関係でロシアに隣接する某国に工作のため留学生として潜り込んだ受け。ロシア人の皇太后と、その息子たる皇帝への反感を利用して内乱を起こさせようと動く中、謎の男にバレてしまい身体を要求される。謎の男は、内乱に利用するために近づきたかった皇帝の兄に面会させてくれたりと、身分も意図もわからない。

 うーん。ごめん。どうもどうでもいい。
 どの登場人物も策略をめぐらせているのだが、どいつもこいつも考えが甘く穴だらけで、もうちょっとうまく動けないものかとか思ってしまう。そんなんだから話の流れもスムースでないし、誰が何をしたいのかよくわからずごちゃごちゃしてしまっている。そしてご大層な言葉のわりに理念も中途半端。皇帝の兄とかダメすぎ。

 BLとしては、途中までは唐突な関係性についていけない感じだったけど、謎の攻めが自分の気持ちを自覚するシーンとかは面白かったし、そこにおいては唐突さもうまく活きていた。でも結局、その後っていうか気持ちが通じ合った後がどうもいまいちで、上記のごちゃごちゃした筋の影響もあってか、いろんな意味で発展性がない終わり方になってしまった気がする。だから十年後の後日談もあんまり面白くなかった。

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もくじ

C・S・パキャット『叛獄の王子』1~4
名倉和希『初恋王子の甘くない新婚生活』
渡海奈穂『御曹司は獣の王子に溺れる』
夜光花『忘れないでいてくれ』
渡海奈穂『完璧な恋の話』
沙野風結子『疵物の戀』
千地イチ『君だけが僕の奇跡』
渡海奈穂『ご主人様とは呼びたくない』
渡海奈穂『マイ・フェア・ダンディ』
渡海奈穂『甘えたがりで意地っ張り』
渡海奈穂『ロマンチストなろくでなし』
水壬楓子『氷刃の雫』
夜光花『ラブシッター』
間之あまの『嘘つき溺愛ダーリン』
夜光花『花嵐の血族』
かわい有美子『月一滴』
いとう由貴『まだ、恋とは言わない ただ一度の恋のために』
かわい有美子『透過性恋愛装置』
杉原理生『光さす道の途中で』
雪代鞠絵『全寮制櫻林館学院 ~ゴシック~』
月村奎『眠り王子にキスを』
月村奎『それは運命の恋だから』
高岡ミズミ『ナイトローズ ~囚われの寵花~』
餡玉『怖がりヤクザに懐かれまして。』
神香うらら『傲慢紳士と溺愛クルーズ』
栗城偲『玉の輿ご用意しました』
伊勢原ささら『嫌われ魔物の大好きなひと』
真宮藍璃『純情淫魔と絶倫社長』
海野幸『良き隣人のための怪異指南』
相内八重『転生したらスパダリ王と溺愛生活が待っていた件』
夜光花『烈火の血族』
小中大豆『ラプンツェルの通い妻』
伊勢原ささら『孤独な天使が舞い降りる』
小中大豆『腹黒天使はネコ耳王子と恋に落ちるか』
滝沢晴『初めまして、君の運命の番です』
はなのみやこ『恋と謎解きはオペラの調べにのせて』
真式マキ『恋罠ロックオン』
高遠琉加『天使と悪魔の一週間』
谷崎泉『リセット 上』
海野幸『ifの世界で恋がはじまる』
越水イチ『ニャンダフルライフ』
小中大豆『甘えたがりなネコなのに。』
凪良ゆう『美しい彼』『憎らしい彼』『悩ましい彼』
名倉和希『手をつないでキスをして』
名倉和希『恋の魔法をかけましょう』
義月粧子『報われない恋の代償』
華藤えれな『眠れる森』
渡海奈穂『カクゴはいいか』
英田サキ『STAY』『AWAY』
かわい有美子『閃光と共に跳べ』
かわい有美子『饒舌に夜を騙れ』
神香うらら『カウボーイは清楚な花を愛す』
神香うらら『恋の吊り橋効果、試しませんか?』
釘宮つかさ『王子は無垢な神官をこよなく愛す』
橘かおる『咎人は罪に濡れて』
真宮藍璃『四獣王の花嫁』
いおかいつき『利息は甘いくちづけで』
間之あまの『恋とうさぎ』
たけうちりうと『海とボディガード』
沙野風結子『閨盗賊』
野原滋『年上の男性』
野原滋『買われた男』
野原滋『空の蒼』
秀香穂里『束縛志願』
バーバラ片桐『愛炎の檻』
間之あまの『お兄ちゃんのお嫁入り』
秀香穂里『純情アクマとひつじくん』
朝香りく『うちの殺し屋さんが可愛すぎる』
夕映月子『バズる男と営業の彼』
菅野彰『色悪作家と校正者の不貞』
義月粧子『秋田課長の憂鬱 ―御曹司に翻弄されて』
バーバラ片桐『無敵のまなざし』
野原滋『天色の瞳は千年の恋を抱く』
朝香りく『純愛エクスタシー』
朝香りく『ロマンチストは止まれない!』
野原滋『気高き愚王と野卑なる賢王』
夜行花『狐の告白 狸の添い寝 -眷愛隷属-』
夜光花『きつねに嫁入り -眷愛隷属-』
夜光花『眷愛隷属 -白狐と貉-』
月東湊『鳳凰様の約束の花嫁』
野原滋『愛されたがりの嘘つき』
野原滋『いじわる狐とハートの猫又』
月村奎『片思いアライアンス』
間之あまの『公爵は愛妻を攫う』
野原滋『犬、拾うオレ、噛まれる』
灯伽『満ちてゆく月』
あいだ『やさしくしないでくれた』
たけうちりうと『琥珀とボディガード』
たけうちりうと『星とボディガード』
たけうちりうと『薔薇とボディガード』
宮緒葵『奈落の底で待っていて』
鈴木あみ『恋と戦争~前火に堕ちる騎士~』『恋と戦争~後宮にひらく薔薇~』
金坂理衣子『宝石紳士と甘い初恋始めました』
高岡ミズミ『祟り神様の愛し子』
丸木文華『言いなり』
楠田雅紀『あの日、あの場所、あの時間へ!』
バーバラ片桐『家に帰って一人で泣くわね』
ジョシュ・ラニヨン『アドリアン・イングリッシュ6  So This is Christmas』
ジョシュ・ラニヨン『アドリアン・イングリッシュ5 冥き流れ』
ジョシュ・ラニヨン『アドリアン・イングリッシュ4 海賊王の死』
ジョシュ・ラニヨン『アドリアン・イングリッシュ3 悪魔の聖餐』
ジョシュ・ラニヨン『アドリアン・イングリッシュ2 死者の囁き』
ジョシュ・ラニヨン『アドリアン・イングリッシュ1 天使の影』
J・L・ラングレー『恋する狼』
J・L・ラングレー『狼の見る夢は』
秀香穂里『黒い愛情』
J・L・ラングレー『狼の遠き目覚め』
バーバラ片桐『摩天楼の鳥籠』
鈴木あみ『Heimat Rose』1~4
J・L・ラングレー『狼を狩る法則』
沙野風結子『帝は獣王に降嫁する』
私屋カヲル『鳶に蝙蝠』
いおかいつき『飴と鞭も恋のうち』
沙野風結子『処女執事 ~The virgin-butler~』
小中大豆『盗賊王の溺愛花嫁』
剛しいら『黒衣の公爵』
剛しいら『牡丹を抱いて』
剛しいら『大いなる遺産』
木原音瀬『鈍色の華』
高尾理一『鬼の王と契れ』『鬼の王を呼べ』『鬼の王に誓え』
高尾理一『意地悪なカウボーイ』
剛しいら『ライオンを抱いて』
木原音瀬『熱砂と月のマジュヌーン』
綺月陣『スレイブ・ゲーム』
名倉和希『アーサー・ラザフォード氏の遅すぎる初恋』
いつき朔夜『初恋ドレッサージュ』
渡海奈穂『兄弟とは名ばかりの』
『小説Chara』1月号
凪良ゆう『真夜中クロニクル』
剛しいら『ブロンズ像の恋人』
丸木文華『罪の蜜』
森本あき『黒い天使の甘い契約』
栗城偲『冗談やめて、笑えない』
遠野春日『夜の砂漠に護られて』
亜樹良のりかず『はちみつdarling』
本宮榎南『狸といっしょ』
剛しいら『月の秘密』
あすか『血の桎梏〜邂逅〜』
バーバラ片桐『夜に堕ちる執事の純情』『極道の花嫁』『魔窟のプリンス 』『惚れてもいないくせに』
遠野春日『摩天楼で愛を囁いて』
砂床あい『被虐の檻』
五百香ノエル『こういうときにそうくるか』
あすか『砂漠の愛奴隷』
雪代鞠絵『有栖川家の花嫁』
斑鳩サハラ『恋の粗挽きネル・ドリップ』
バーバラ片桐『復活の秘策と陥没の秘策』
鳩村衣杏『やんごとなき執事の条件』
五百香ノエル『ちるはな、さくはな』
剛しいら『猫を愛でる犬』
高尾理一『お侍、拾いました。』
夜光花『偏愛メランコリック』
水無月さらら『美少年は32歳!? 』
いとう由貴『危うい秘め事』
夜光花『ミステリー作家串田寥生の考察』
大鳥香弥『にせ王子ピナ』
名倉和希『おしおきは愛をこめて』
樋口美沙緒『他人じゃないけれど』
杉原理生『薔薇と接吻』
森本あき『悪魔な恋人』
名倉和希『殉愛のしずく』
松雪奈々『なんか、淫魔に憑かれちゃったんですけど』
よみさし。
剛しいら『禁縛』
よみさし。
五百香ノエル『骸谷温泉殺人事件―MYSTERIOUS DAM!1』
綺月陣『龍と竜~銀の鱗』
高尾理一『下僕の恋』
石原ひな子『パパは王子様』
バーバラ片桐『飛鳥沢総帥のタブー』
剛しいら『天使は罪とたわむれる』
名倉和希『耳たぶに愛』
★2010・BL小説ベスト10
五月緑子『少年王は砂漠の花を略奪する』
沙野風結子『くるおしく君を想う』
いとう由貴『灼熱の牢獄』
五百香ノエル『マイ・ディア・プリンス』
剛しいら『愛玩人形』
水無月さらら『新進脚本家は失踪中』
樹生かなめ『悪魔との契約』
よみさし。
沙野風結子『獣の妻乞い』
清白ミユキ『ボディガードは恋に溺れる』
かわい有美子『天国より野蛮』
夜光花『薔薇の刻印』
夜光花『束縛の呪文』
高遠琉加『夢の庭』
眉山さくら『官能と快楽の砂漠(ハーレム)』
和泉桂『バロックの裔―無垢なまなざし』
丸木文華『あんたとお前と俺。』
高尾理一『野蛮人の求愛』
秋月こお『スサの神謡』
バーバラ片桐『ペット愛玩業』
剛しいら『その刑事、天使につき』
砂原糖子『天の邪鬼の純情』
ごとうしのぶ『リスク』
いとう由貴『秘めやかな恋の旋律』
五百香ノエル『運命はすべて、なるようになる』その3
五百香ノエル『運命はすべて、なるようになる』その2
五百香ノエル『運命はすべて、なるようになる』上、下
あすか『極上のエゴイスト』
久我有加『いつかお姫様が』
樋口美沙緒『八月七日を探して』
遠野春日『欲情の極華』
清白ミユキ『傲慢だけど可愛いあなた』
読みさし。
黒崎あつし『お嫁さんになりたい』
砂原糖子『斜向かいのヘブン』
バーバラ片桐『ストーカーはじめました。』
砂床あい『一途な夜』
栗城偲『恋をするには遠すぎて』
凪良ゆう『散る散る、満ちる』
清白ミユキ『幸せのデセール』
橘かおる『傲慢な支配者の花嫁』
橘かおる『蒼炎―secret order』
あすか『桃色砂漠』
凪良ゆう『落花流水』
夜光花『蒼穹の剣士と漆黒の騎士』
樋口美沙緒『愛の巣へ落ちろ!』
剛しいら『匣男』
沙野風結子『つる草の封淫』
よみさし。
夜光花『二人暮らしのユウウツ―不浄の回廊2』
凪良ゆう『全ての恋は病から』
和泉桂『宵星の憂い 桃華異聞』
四ノ宮慶『玩具の恋』
いとう由貴『誓いが永遠にかわる海』
高遠琉加『甘い運命』
高岡ミズミ『人類学者は骨で愛を語る』
五月緑子『ひーいずまいですてぃにー』
いとう由貴『囚われの花嫁』
いとう由貴『愛よ、灰にかえれ』
高尾理一『恋するバンビーノ』
橘かおる『砂漠の鷹と暗殺者』
朱西美佐『暁の落花』
絢谷りつこ『宵山に啼く恋し鳥』
いとう由貴『そして、裏切りの夜が始まる』
ひちわゆか『チョコレートのように』
水島忍『憑いてる純愛』
高月まつり『モンスターズ・ラブスクール』
西江彩夏『純情な人のように、さよなら』
ひちわゆか『12時の鐘が鳴る前に』
洸『恋―La saison d’amour』
仔犬養ジン『愛の報復』
あすか『ラブちぇん』
榊花月『地味カレ』
いとう由貴『愛の言葉を囁いて』
剛しいら『盗っ人と恋の花道』
火崎勇『そのキスの裏のウラ』
剛しいら『華の涙』
遠野春日『茅島氏の優雅な生活』2、3
遠野春日『茅島氏の優雅な生活』1
夜光花『堕ちる花』
★2009・BL小説ベスト10
高遠琉加『成澤准教授の最後の恋』
須藤安寿『永遠に咲く花のように』
砂床あい『銀盤のシャノワール』
読みさし。
遠野春日『美貌の誘惑』
ごとうしのぶ『誰かが彼に恋してる』
木原音瀬『夜をわたる月の船』
水瀬結月『あなたに真心にゃん急便』
剛しいら『優しい罠』
藍生有『双つ龍は艶華を抱く』
夜光花『忘れないでいてくれ』
海野幸『愛のカレー』
いつき朔夜『初心者マークの恋だから』
愁堂れな『嘆きのヴァンパイア―愛しき夜の唇』
高尾理一『天狗の嫁取り』
中原一也『ワケアリ』
水原とほる『午前一時の純真』
いとう由貴『復讐はため息の調べ』
英田サキ『この愛で縛りたい』
鳩村衣杏『傍若無人なラブリー』
墨蜘ルル『華と蝙蝠』
水原とほる『愛の奴隷』
六青みつみ『寄せては返す波のように』
市村奈央『恋愛たまご―神崎史朗(25)の場合』
水原とほる『氷面鏡』
水無月さらら『主治医の采配』
榛名悠『貴方が咲かせた恋の薔薇』
雪代鞠絵『可愛い下僕の育て方』
砂原糖子『ラブストーリーで会いましょう』上・下
いつき朔夜『征服者は貴公子に跪く』
雪代鞠絵『honey』
鳩村衣杏『好きだなんて聞いてない』
高尾理一『愛咬の掟』
凪良ゆう『初恋姫』
小川いら『ドクターの恋』
山田芽依『桃源上海―アイノアカツキ』
砂原糖子『15センチメートル未満の恋』
森住凪『異国の館に恋の降る』
神香うらら『桃色☆王子―胸の秘密はミルキーピンク』
神江真凪『MOON DIVE』
西江彩夏『ナルシストの憂鬱』
高尾理一『二十六年目の恋人』
いとう由貴『天使と野獣』
桂生青依『恋々と情熱のフーガ』
水瀬結月『恋花火』
楠田雅紀『アゲハ蝶に騙されて』
有栖川ケイ『コーザ・ノストラに愛を誓う』
月宮零時『眼鏡屋と探偵』
木原音瀬『眠る兎』
木原音瀬『吸血鬼と愉快な仲間たち』4
高遠琉加『唇にキス 舌の上に愛』その2
高遠琉加『唇にキス 舌の上に愛』
橘かおる『玉帝の箱庭―紅蓮の朱雀』
いとう由貴『哀しみは雪のように』
夜光花『凍る月 ~灰色の衝動~』
名倉和希『恋愛記憶証明』
樋口美沙緒『愚か者の最後の恋人』
いとう由貴『恋の誘惑、愛の蜜』
須和雪里『サミア』
よみさし。
砂原糖子『恋のはなし』
★2008・BL小説ベスト10
斑鳩サハラ『Pretty Baby 3』
榎田尤利『秘書とシュレディンガーの猫』
和泉桂『貴公子の求婚』
綺月陣『この世の楽園』
高遠琉加『王子様には秘密がある』
剛しいら『レッスンマイラブ』『レッスンディープラブ』
水島忍『傲岸不遜なプロポーズ』
高尾理一『溺れる獣』
夜光花『不浄の回廊』
高遠琉加『美女と野獣と紳士』
木原音瀬『吸血鬼と愉快な仲間たち』3
ごとうしのぶ『誘惑』
いおかいつき『秘密の鍵開けます』
砂原糖子『ミスター・ロマンチストの恋』
夜光花『それが愛なのさ』
木原音瀬『NOW HERE』
斑鳩サハラ『Pretty Baby 2』
池戸裕子『砂漠の王は愛を夢見る』
いおかいつき『運命の鍵開けます』
斑鳩サハラ『Pretty Baby』
魚谷しおり『華族花嫁』
松前侑里『パラダイスより不思議』
夜光花『リアルライフゲーム』
かみそう都芭『薔薇のベッドでため息を』
加納邑『東京魔人倶楽部』
池戸裕子『年下の男』
斑鳩サハラ『官能のブルー・マンデー』『誘惑のブラック・ベルベット』
榎田尤利『獅子は獲物に手懐けられる』
読みさし。
烏科ひゆ『独裁者の接吻』
菅野彰『高校教師、なんですが。』
高尾理一『落花の褥』
木原音瀬『愛すること』
松岡なつき『FLESH&BLOOD』6、7
松岡なつき『FLESH & BLOOD』3~5
松岡なつき『FLESH&BLOOD』1、2
ひちわゆか『今宵、雲の上のキッチンで』
鳩村衣杏『不運な不破氏の愛人契約』
遠野春日『LOVEラブ』
樹生かなめ『黄昏に花』『黄昏に花が舞う』
木原音瀬『さようなら、と君は手を振った』
海野幸『八王子姫』
榎田尤利『理髪師の些か変わったお気に入り』
夜光花『深紅の背徳』
神江真凪『First Love』
榊花月『秘書が花嫁』
水原とほる『悲しみの涙はいらない』
榎田尤利『ビューティフル・プア』
高遠琉加『ホテル・ラヴィアンローズ』
ごとうしのぶ『プロローグ』
松岡なつき『SWEET SAVAGE―やさしく殺して』
火崎勇『Doubt』
遠野春日『無器用なのは愛のせい』
二条暁巳『砂漠の花嫁は跳ね馬に乗って』
榎田尤利『犬ほど素敵な商売はない』
秀香穂里『3シェイク』
樹生かなめ『極楽浄土はどこにある』
高尾理一『ワイルド・ワイルド・ウエスト』
坂井朱生『リリカルな秘密のかたまり』
砂原糖子『言ノ葉ノ花』
榎田尤利『誓いは小さく囁くように』
橘紅緒『私立櫻丘学園高等寮』
火崎勇『恋の眠る夜』
橘かおる『玉帝の箱庭―鳳麗国の双子皇子』
愁堂れな『俺の胸で泣け』
水原とほる『青の疑惑』
いつき朔夜『ウミノツキ』
秋月こお『幸村殿、艶にて候2』
五百香ノエル『ありす白書』
高遠琉加『愛と混乱のレストラン』
水無月さらら『ゲット・ア・フォーチュン』
鈴鹿ふみ『アクトーレス失墜―ヴィラ・カプリ』
樹生かなめ『ありのままの君が好き』
烏城あきら『檻-おり-』
葉月宮子『美しき野獣』
藤森ちひろ『犬より愛して』
水原とほる『影鷹の創痕』
秋月こお『幸村殿、艶にて候』
海野幸『愛の言葉は花言葉』
剛しいら『欲望の狼』
秀香穂里『小説家は我が儘につき』
鳩村衣杏『彼の背に甘い爪痕を残し』
しみず水都『危ないカラダになっていく』
読みさし本。
木原音瀬『美しいこと』再
日生水貴『綺麗な彼は意地悪で』
木原音瀬『美しいこと(下)』
遠野春日『砂楼の花嫁』
山田たまき『ゴールデン・アワーズ・ショウ』
高岡ミズミ『君に捧げる求愛』
桜木知沙子『ふたりベッド』
榎田尤利『吸血鬼には向いてる職業』
英田サキ『愛してると言う気はない』
矢城米花『妖樹の供物』
樹生かなめ『猫から始まる恋もある』
ごとうしのぶ・おおや和美『15th Premium Album―タクミくんシリーズイラスト&ファンブック』
しみず水都『セクレタリーはセクシーで』
高遠琉加『溺れる戀』
ごとうしのぶ『恋のカケラ』
★2007・BL小説ベスト10
高尾理一『百年の恋』
いつき朔夜『コンティニュー?』
篁釉以子『だまされて楽園』
高尾理一『傲慢君主の専属契約』
榎田尤利『アパルトマンの王子』
桑原伶依『人気俳優は愛犬家』
夜光花『凍る月 紅の契り』
剛しいら『シンデレラを嗤え』
しみず水都『そんな上司に嵌められて』
木原音瀬『美しいこと(上)』
しみず水都『夜伽家来販売員の性活』
遠野春日『背徳は蜜のように』
放り投げ本。
剛しいら『新宿探偵』その2
剛しいら『新宿探偵』
小林典雅『老舗旅館に嫁に来い!』
水無月さらら『永遠の7days』
水無月さらら『恋愛小説家になれない』
英田サキ『さよならを言う気はない』
松岡なつき『アンダルスの獅子』
水無月さらら『オレたち以外は入室不可! 』
火崎勇『臆病な恋人』
南野十好『隣り合わせの純情』
木原音瀬『吸血鬼と愉快な仲間たち2』
夜光花『おきざりの天使』
名倉和希『期間限定の恋人』
秋月こお『逡巡という名のカノン』
甫刈はるひ『鎌倉茶寮恋物語』
崎谷はるひ『SUGGESTION』
高岡ミズミ『恋は君に盗まれて』
いつき朔夜『八月の略奪者(ラプトル)』
いつき朔夜『G1トライアングル』
剛しいら『永遠少年』
和泉桂『姫君の輿入れ』
夜光花『夜を閉じ込めた館』
いつき朔夜『午前五時のシンデレラ』
剛しいら「顔のない男」シリーズ
愁堂れな『帝王の犬―いたいけな隷属者』
こたにみや『侵入者は愛をささやく』
魚谷しおり『傲慢な恋人』
剛しいら『蜜と罪』
榊花月『冷ややかな熱情』
秀香穂里『夜情にゆだねて』
秀香穂里『俺を飼ってくれ』
杏野朝水『甘える予感』
剛しいら『仇なれども』
水無月さらら『社長椅子におかけなさい』
秀香穂里『ノンフィクションで感じたい』
池戸裕子『ご主人様の秘密の恋人』
秀香穂里『誓約のうつり香』
高岡ミズミ『天使の爪痕』
桜井真紀『平和のススメ。』
椎崎夕『あなたの声を聴きたい』
甫刈はるひ『不機嫌なピアニスト』
甫刈はるひ『翻訳家は嘘をつく』
牧山とも『愛でるなら籠の鳥』
英田サキ『NGだらけの恋なんて』
水無月さらら『オトコにつまずくお年頃』
火崎勇『彼につく嘘』
榎田尤利『神さまに言っとけ』
英田サキ『今宵、天使と杯を』
水島忍『生贄ゲーム』
遠野春日『瞳は口ほどにものをいう』
鳩村衣杏『駄犬は愛を求める』
水碕夢見『真夜中の吸血鬼』
いとう由貴『裏切りに愛の雫を』
榎田尤利『執事の特権』
鳩村衣杏『秘書の嗜み』
鳩村衣杏『絶対に負けない恋愛』
鳩村衣杏『松風の虜』
弓月あや『天使の贖罪』
椎崎夕『親友と恋人と』
椎崎夕『弟の親友』
鳩村衣杏『エレベーターで君のとこまで。』
鳩村衣杏『王様は美男がお好き』
真船るのあ『御曹司は恋に啼く』
綺月陣『龍と竜』『龍と竜~白露』
橘かおる『舞踏会の夜に華は綻ぶ』
★2007上半期・BL小説ベスト10
椎崎夕『きみの背中を見ている』
夜光花『不確かな抱擁』
木原音瀬『牛泥棒』
榊花月『カミングホーム』
夜光花『水曜日の悪夢』
いとう由貴「たとえ~シリーズ」
榎田尤利『ひとりごとの恋』
剛しいら『愛を売る男』
木原音瀬『こどもの瞳』
剛しいら『愛を食べても』
仔犬養ジン『裏切りの夜』
英田サキ『いつわりの薔薇に抱かれ』
夜光花『凍る月 漆黒の情人』
篠伊達玲『ゆびさきの誘惑』
雪代鞠絵『ビューティフル・サンデー』
榎田尤利『華の闇』
剛しいら『紅茶は媚薬』
沙野風結子『蜘蛛の褥』
九葉暦『balance due ~薄幸体質の男~』
高月まつり『こんなハズじゃなかったのにさ』
高岡ミズミ『VIP』
烏科ひゆ『不機嫌な青い薔薇』
榎田尤利『無作法な紳士』
木原音瀬『秘密』
榎田尤利『寡黙な華』
榊花月『恋人になる百の方法』
坂井朱生『思いちがいも恋のうち』
夜光花『ずっと君が好きだった。』
高岡ミズミ『愛を知らないろくでなし』
遠野春日『高慢な野獣は花を愛す』
榎田尤利『歯科医の憂鬱』
佐藤ラカン『長靴をはいた黒猫』
夜光花『七日間の囚人』
魚谷しおり『優しい偽者』
嶋田まな海『極上ラブバケーション』
橘かおる『彼は閣下に囚われる』
榎田尤利『Stepbrother』
遠野春日『焦がれる熱情を貴方に』
橘かおる『紳士で野獣』
崎谷はるひ『ANSWER』
愁堂れな『身代わりの愛のとりこ』
英田サキ『バカな犬ほど可愛くて』
六本木曜『スーツの玩具』
橘かおる『砂漠の鷹と暗殺者』
鳩村衣杏『ドアをノックするのは誰?』
いとう由貴『うたかたの月』
橘かおる『その唇に誓いの言葉を』
高尾理一『危険な指先、甘い誘惑』
高尾理一『熱砂の夜にくちづけを』
榎田尤利『ごめんなさいと言ってみろ』
橘かおる『皇帝は彼を寵愛する』
榎田尤利『交渉人は黙らない』
木原音瀬『WELL』
木原音瀬『Don’tWorry Mama』
高岡ミズミ『あなたと恋におちたい』
高遠琉加『世界の果てで待っていて~天使の傷痕~』
高遠琉加『犬と小説家と妄想癖』
榎田尤利『ギャルソンの躾け方』
橘かおる『大公は彼を奪う』
愁堂れな『淫靡な関係』
高岡ミズミ『我儘なリアリスト』
榎田尤利『ソリッド・ラヴ』
甲山蓮子『極妻のススメ』
高岡ミズミ『永遠の愛を、我が花嫁に』
崎谷はるひ『くちびるから愛をきざもう』
遠野春日『貴族は華に秘恋を捧ぐ』
甲山蓮子『狂狼の熱き牙』
吉原理恵子『トライアングル・ラブ・バトル』
四谷シモーヌ『倫敦夜想曲』
高尾理一『一緒に暮らそうよ』
高尾理一『束縛は罪深い優しさで』
池戸裕子『楽園の獅子王』
榎田尤利『愛なら売るほど』
木原音瀬『吸血鬼と愉快な仲間たち』
高尾理一『奪いたい、守りたい』
小塚佳哉その他。
高尾理一『あんまり好きにさせないで』
高尾理一『ソウル・ドライブ』
神江真凪『青空の下で抱きしめたい』
秋月こお『嵐の予感』
いとう由貴『禁断の罪の果実』
高尾理一『ブレイクアウト』『ミッシング・ユー』
高尾理一『ご褒美はレースのあとで』
高尾理一『キスで目覚めたい』
ごとうしのぶ『薔薇の下で』
真崎ひかる『二匹のケモノと檻の中』
高尾理一『恋は追憶に揺れて』
高尾理一『龍と仔猫』
眉山さくら『ハートビートな嵐の夜』
遠野春日『キケンな遊戯』
高尾理一『紳士の甘い誘惑』
高尾理一『夜に濡れる蝶』
遠野春日『純愛ロマンチシスト』
あすま理彩『執事は夜の花嫁』
愁堂れな『伯爵は服従を強いる』
小塚佳哉『週末だけの恋人』
遠野春日『告白は花束に託して』
眉山さくら『佳人は罪に染まる』
遠野春日『愛される貴族の花嫁』
小塚佳哉『熱砂の王』『赤い砂塵の彼方』
眉山さくら『砂漠に堕ちた人魚姫』1、2
高遠春加『告白―scent of declaration』
遠野春日『恋愛は貴族のたしなみ』
眉山さくら『獣は弁護士に殉愛する』
斑鳩サハラ『裏大奥でござる』
小塚佳哉『誓約』
遠野春日『香港貴族に愛されて』
高遠琉加『この胸をどうしよう』
高岡ミズミ『この男からは取り立て禁止!』
遠野春日『ブルームーンで眠らせて』
秋山みち花『運命の砂丘』
藤村裕香『エンジェルガーデンの花嫁』
響かつら『蜃気楼と灼熱の恋』
高岡ミズミ『天使の啼く夜』
眉山さくら『姫君と不夜城の覇王』
夏木ひまわり『皇帝円舞曲』
小塚佳哉『恋におちる、キスの瞬間』
しいな貴生『傲慢すぎて…愛しい男』
鳩村衣杏『愛と仁義に生きるのさ』
高遠琉加『観賞用愛人』
遠野春日『秘めた恋情を貴方に』
秋月こお『中世遊楽団アウラ・ペンナ』
崎谷はるひ『純真にもほどがある!』
高遠琉加『天国が落ちてくる』
崎谷はるひ『恋愛証明書』
柊平ハルモ『焦がれる胸にくちづけて』
ごとうしのぶ『暁を待つまで』(その3)
ごとうしのぶ『暁を待つまで』(その2)
ごとうしのぶ『暁を待つまで』(その1)
崎谷はるひ『カラメル屈折率』
鹿住槇『二度とこの手を離さない』
高遠琉加『好きで好きで好きで』
鹿住槇『天才の烙印』
崎谷はるひ「白鷺シリーズ」
鹿住槇『遺産相続人の受難』
崎谷はるひ『ハチミツ浸透圧』
鹿住槙『欲張りな選択』
鹿住槇『優しい指でふれないで』
鹿住槇『夢中にさせて、させないで。』
秋月こお『人騒がせなロメオ』
崎谷はるひ『目を閉じればいつかの海』
柊平ハルモ『熱情のきずあと』
鹿住槙『お願いクッキー』
鹿住槇『君に抱かれて花になる』
秋月こお『センシティブな暴君の愛し方』(その2)
秋月こお『センシティブな暴君の愛し方』(その1)
タクミくんの奇妙な冒険。
with Ajax Amazon
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