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[ 読書/BL小説 ]

あすか『極上のエゴイスト』

 S気味の某組若頭は、美少年を買いつけに行ったオークションで、以前からにらみ合い気味だったロシアマフィアのボス秘書と口論してなんかヤられてしまいまして。その後なんだかんだと微妙に交流が続いたところで、若頭を溺愛している実兄が不穏な動きを見せ、兄を挑発するためにロシアマフィアと付き合うフリをしてみようと思い立ち云々。

 お話はまあそこそこな感じで、元気な若頭も、ボスに絶対忠誠で無口無表情なロシアマフィアも、いい感じのキャラだったけど、ちょっと感情の揺れ動きが分かりづらかった。互いが微妙に気になりつつ、兄の異様な執着がエスカレートする中で、寄ったり離れたりするのだけれど、最後まで互いを実は気に入りつつどこかあっさりしてた気もした。まあ、攻めも体張って受け助けに行ったりとかはあるのだけれど…もうちょっとラブい関係でもよかった気がする。
 兄がなんかいまいちもったいないキャラだった。そういえば兄も最後のあたりちょっとわからないかも。

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