"読書/BL小説"のアーカイブへ


[ 読書/BL小説 ]

真船るのあ『御曹司は恋に啼く』

 うーん。

 華族のお坊ちゃまは昔から仕えてくれてる執事の息子が大好き。ワガママいったりせまったりしてるうちに、爵位をうけつがされそうになってしまう。父と英国人女性の間に生まれた兄のためと、結婚したくないがために家出したりして、いろいろ勘違いした執事の息子に襲われて喜ぶものの、今度は攻めが出奔。その後のん気な浪費家であった両親のせいで莫大な借金をかかえた坊ちゃんのもとに、高利貸しになった攻めが現れて助けてくれる。

 なんだか攻めに襲われるまでがもたもたしてた印象というか、全体的に大事なとこはさらりと、どうでもいいとこも普通にかかれてた印象で、どうも印象に残った場面がない。
 あと、攻めも坊ちゃんのこと好きだったなんてわかんなかったというか、たっとく美しい坊ちゃんをずっと大切にしてきた、というのは感情としてテンプレでしかない気がするし、だからこそもっと書き込んでくれなければ、キャラがたたない気がする。

 前作に兄と兄にひろわれた少年とのお話があるらしい…ことには読んでる途中でうすうす気付いていたが、この二人は出張りすぎ…。

 なんか、全体的にそう悪くも無いけれど、よいところもみつからないというか。

with Ajax Amazon

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://mayoiga.s6.xrea.com/x/mt-tb.cgi/1069

with Ajax Amazon