綺月陣『龍と竜~銀の鱗』
『龍と竜』の、竜樹の弟爽太メインのお話。
随分前、ていうか多分発売当時に買ってて、次郎×爽太だとはわかってはいたものの…50近いヤクザ×小悪魔中学生のあまりの恐ろしさに読み進められず、つんでいた(笑。あと次郎が他の人といたしてるのもちょっと微妙だったし。
今回やっと読んだものの、斜め読みっぽくなってしまったけれど、まあなんとか一応読んだ…。
爽太は龍×竜を知らんかったんかい、知ったらそれはショックだろうなあと。とはいえ竜樹を避けたりひどいこといったりするのはあんまりだ…と思ったら次郎が本気で怒っててよかった。こう成長してみると、爽太は結構しんどい立ち位置だなあというのと、それであの天真爛漫だった爽太がこんな、龍×竜には反抗期、学校ではスカした感じで、次郎にはあまえっこかつ小悪魔で、というキャラになってしまったんだなあ…と、なんだかせつない感じもした。
龍×竜は、養子縁組の話で行き違いしかけてたのは、この期に及んでいまさら気持ちの行き違いというのはなんだか淋しいなあという気もした。まあ、すぐに了解しあってたけど。