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[ 読書/BL小説 ]

宮緒葵『奈落の底で待っていて』

 華族御用達の学校で憧れだった雅楽家のご令息の家が破産して遊郭に行ったと聞いて、財産にものを言わせて助けに来た成金家の青年実業家。
 以下ネタバレになると思います。

 うーん、なんというかかゆいところに手が届かない印象。
 結局攻めが買い切るのなら、遊郭設定の必要はなくって単に攻めが受けを保護しつつの展開でもよかったのでは。
 あと一見傲慢、実際には受けの下僕になりたい攻め、というのはとてもいい設定なのに、変態みが強すぎて萌える暇がない。いや変態でいいんだけど、テンションが高すぎというか。
 受けをお姫様扱いというのもいい設定だと思うのだけれど、呼び名が「お姫様」ってなんか違うような。「姫」か「姫様」がよかった。
 というわけで面白くなりそうなのに個人的にはなんとなく違う感じで残念。

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