しみず水都『セクレタリーはセクシーで』
うーん。
社長×秘書。
女性問題で失敗したのを父に助けてもらったため、父のカトラリー関係会社の社長を引き受けることになった攻め。超優秀超美形な秘書が、人前だとべたべたしてきて二人になるとそっけないのは、きっと社の女性に攻めを近づけないようにしてるのです、多分。
秘書が昔は女性にモテモテでさんざん遊んでたとか、裏ではバリバリ仕事して煙草吸ってカコイイとか、そういう設定はすっごくイイと思うんですが、そしてそんな秘書が社長にだけはごろごろにゃんにゃん、社長に近づく女の子に嫉妬しまくり、とかいうのもとってもいいと思うんですが、だのになぜ微妙だったんだろう…。
やはり社長の前の秘書がただのかわいこちゃんだからかなあ。もっときちんと男っぽかったらよかったのに。挿絵のせいもあるのかもしれないけど、過去とか裏での設定はすごく男らしく一見思えるのに、打ち明け話してみると結構受け身だったり、総じてすっごく性別受けっぽい印象で、なんだかちぐはぐというか…。
あと、なんかいまいち全体の構成がねられてない印象もある。お話自体がいまいちというか。
しかしこのタイトルは本当に強烈ですごいと思う。いえ、褒めてるんです。