J・L・ラングレー『狼を狩る法則』
Kindle Ultimated。
いわゆる海外BLとかM/Mというものを初めて読んだと思うのだけれど、面白すぎ、かわゆすぎで一気にハマってしまった。この文庫を書店で見た覚えがない(BL小説は漫画ほどはきちんとチェックしていなかったせいかもしれない)ので、今まで知らなかったのが残念。
シリーズとしては人狼もので、この巻はネイティブアメリカン獣医(ノンケ)とブロンドブルーアイズのかわゆい系大学教授(ゲイ)が運命の「メイト」として出会ってしまって、というお話。
少々エロ描写が多すぎるのと、リバがあるのが好き嫌いがわかれるところだと思うけれど、あと展開も少々安易なところもある(チェイのお母さんとか)けれどもそれを差し引いても面白いしおすすめ。
チェイは出会いの場面はもうちょっとうまくやろうよーと思ったけど、その後は忍耐強くいい奴。キートンは名前がちょっとかわいくない(キートン山田のイメージのせいか、笑)し強情、頑固でかんしゃく玉(後に家族からも締め殺してやりたいとか言われるくらいに、笑)だけど、憎めないしかわいい。名前がかわいくないこともあり、チェイが「(リトル)ビット」と呼ぶのは非常にかわいい。
挿絵も麻々原絵里依でうれしい。コミカライズが連載中だそうでそちらもすっごい楽しみ。