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[ 読書/BL小説 ]

矢城米花『妖樹の供物』

 旧家へバイトで配達に行ったら、何か呼ばれたような気がした大学生。呼んでたのは旧家が祀っているご神木で、旧家の一族に供物にされてしまう。ご神木の声を聞ける長髪の若者はちょっと親切にしてくれるけど、夜な夜な木に犯され、ご神木のご利益を得たい一族にもまわされるハメに。

 かわった設定ものは好きです。描写とか展開とか、いまいち物足りないところとか、逆に饒舌すぎるなあというところ(たとえばストックホルム症候群とかいう単語がああしてダイレクトに書かれちゃうとちょっと萎えてしまう)もあったけれど、全体的には結構楽しく読めた。
 攻めはこんな状況で育ったので性格的にいろいろ不器用な感じで、受けは素直ちゃんで、それぞれあまりかわったキャラではないけれど、でも何と言うか、納得はできる感じ。

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