"読書/BL小説"のアーカイブへ


[ 読書/BL小説 ]

夜光花『薔薇の刻印』

 薔薇シリーズ一巻目、について、結構前に読んだんだけれどなんとなく書けなかったりして、タイミングを随分はずしてしまいました…。
 ネタバレあります、よー。

 さて、夜光花の新刊で、イラストは奈良千春、吸血鬼もの、シリーズものってことでちょう期待しつつ、その期待させ度が逆に不安でもあったのですが、期待通りでもあり不安があたりもしたなー、という感じ。
 父の知人プラス同居人二人という環境で、18歳になるまで交際禁止、武道やいろんな知識について学ばされて育った啓。なぜか自分を嫌っている美術教師が気になりつつ、親友に告白されつつ、夏休みを過ごしていたある日、唐突に逃げなければならなくなったと聞かされて、云々。

 どうも、キャラがいまいち好きになれないんだよなあ。
 主人公の啓が、あんまし魅力がない。作者は普通の人にしたかった、と言ってるけど、モテモテ設定にちかい気がするし、どうももうちょっとカリスマあってもよかったんではと思う。父、というかまだ書かれてないけれどたぶん本人なんだろうけれど、こっちは頭首?の薔薇騎士だということもあってカリスマぽかったし。
 レヴィンは、前半のあたり特に、啓にめっさ冷たいのに啓は彼を気にしてるし、これが攻め…なんか好きになれないなあ…という第一印象で、次第に啓に冷たくしてた事情がわかってきても、あたしの冷めた萌えというか生じなかった萌えが復活せず…(笑。
 なので、ラウルには妙に期待してしまっていたし、個人的にはラウルのほうがレヴィンよりすきなんだけど、でもまだ描写少ないし未知数だなあ。

 あと、初回から人死にとか大杉。スコットと昇の展開は必要ではあったと思うんだけれど、日常生活のパートが長かった割には彼らのパーソナリティの書き込みがうすかったので、もうちょっと濃い描写ほしかった。親友のほうは生き延びてほしかった気もする。あと三者とも、やっぱりイラストがほしかった。キャラ多いので大変だとは思うけれど。
 あ、サンダーは生きててよかった!

 しかしいずれにしても、今回はシリーズの導入だからそっちに描写が割かれないとなんないし、人数がとっても多いので、キャラ個別の魅力があんまし伝わってこなかったのかなあ、という感じ。なのでまあ、次回に期待もしているというか、次を読んでみないとなんともいえないかなあ、とも思う。そんな感じなので、感想が書きづらかったという気もする。

 ところで、薔薇騎士、ローズナイトというのはもうちょっとなにか別の名前がよかったなあ…あと、薔薇シリーズというのもなんだか安易。
 奈良千春の絵はなんか恐くなったなあ…というかかわいげがない。かわいくなくてもいいんだけど、かわいげがまったくないのもどうだろうと思う。でも作者もブログでおっしゃってた通り、口絵カラーはすごくよかった。

with Ajax Amazon

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://mayoiga.s6.xrea.com/x/mt-tb.cgi/2201

コメントを投稿

with Ajax Amazon