夜光花『七日間の囚人』
ゲイフォビアのまじめ太郎が大嫌いなバイト仲間と白い部屋に閉じ込められてしまいました。
この設定で、BLとしてもお話としてもどう落とすんだろう?というのがものすごく気になりつつ読んだ。
まあ、オチは予測の範囲内だけれど、それくらいしかないよなあ、という感じだった。
だけれどそこに至るまでの展開の方がメインになるべき話だと思うし、そっちは面白かった。部屋に関する設定自体や、二人の関係性の変化をふくめた展開も、結構面白かった。
しかし建物全体がちょっとわかりづらくて、絵というか、見取り図くらいは欲しかった…ということをさしひいても、挿絵がダメダメだったなあ、という印象。二人はほとんどマッパで過ごすのだけれど、挿絵が人間中心のものばかりだしマッパばかりだしで、単調だった。
あと、数日後にまだ調べてない戸棚を調べてみよう、という展開になってハァ!?と思ってしまったのは、わたしが脱出ゲーム好きだからなのか…あやしいところは最初に全部調べてるものだと思い込んでました(笑