野原滋『天色の瞳は千年の恋を抱く』
外国人の血をひいて金髪碧眼の容姿なので忌み嫌われてきた受けが、山の神への生贄にされて、そこで呪われて千年生きている半妖の攻めと出会う。攻めの運命を変えるために、時間を戻す鏡を探しに行って。
うーん。面白かった。面白かったんだけど、過去を変えたら千年後の半妖の攻めはどうなるんだろうと思っていたら、…これは個人的にはメリーバッドエンドにも思えるのだが…呪われたまま消えるのとは違うのかもしれないけど…でもなあ。ご都合主義でも世界線は収束して、なんかかんかで幸せな人生になっててほしかった。
あと、ファンタジーなのかもしれないけれど千年たってもそれほど生活が変わってない感じなので、時代設定はどれくらいかなと思った。千年前は庶民は穴居住まいみたいなので、西暦500年→1500年くらいかなあ。