斑鳩サハラ『裏大奥でござる』
このタイトル、設定、イラスト、はじめて唯一神を見たとき並に脱力。
この作家は以前原作してたある漫画が非常にアレだったし、この脱力っぷりとか、あと帯のアオリや裏表紙のあらすじもものすごいアホっぷりだったので、少し迷いましたが、アホな話が読みたい気分だったので購入。
いや、結構面白かったですよ。
謎の浪人、後に裏大奥の寝技指導者(笑、正体は当然○○×忍びの里の頭領の息子。
とりあえず裏大奥ってなんだよ、って感じですが。
上さまがやさしくってイイんです。
攻めもダメそうでいい感じですが、話の展開上あんまり素では出てこないというか、天然ボンヤリ系の受け視点なせいかよくわからない。もうちょっとガッチリ捕捉したいとこです。
忍びの里の仲間とか、裏大奥の小姓たちとかのエピソードももうちょっと読みたかったかな。
その辺ふくらませて二三冊くらいの分量で読んでみたかった。
だからつまり、わたしは結構面白く読んだのですよ。いろいろムチャクチャですが。
書き忘れましたが、裏大奥というのは勿論女人禁制大奥でした。
あ、先代の小姓がまだ大奥に居るのにはちょっとビックリでした。それはどうかと。でもキャラ配置的には必要な布陣だなあ…。
桜城やや、ロンゲのベタがイマイチかも。