愁堂れな『俺の胸で泣け』
大学からの親友三人、結婚がきまったかわいい同僚←それに懸想している同業他社のイケメン←俺、というところで、イラストも相まって、アレ?どこかでお会いしましたっけ?『最後のドア』???という第一印象だった。
恋しい友人の結婚に落ち込んでるだろうイケメンを見て自分も落ち込みつつ、なぐさめてたらそういうことになって、と、なんだかすごくわかりやすい展開で、ちょっと薄いなあという感じ。
というか、後編で同僚が成田離婚したあたりでまた『ドア』がかぶってきて、ちょっと正直なんだかなあと。絵師は山田ユギなんだし、出版社もかぶってるし…。後編では受けにコナかけてくるイケメン後輩とか、離婚した友人と攻めが急接近?とか、これまたわかりやすい展開。
全般に、つまらなくはなかったけれど、薄味なのと『ドア』がみょうにかぶったのとで微妙な印象だった。