高尾理一『紳士の甘い誘惑』
というわけで、
「かまわないでよ テクストは自分の目で見る
さわらないでよ 萌えてる胸の楽しさはまだ帳消しじゃない
大絶賛したり 急にエェ~っとガッカリしたり
定まらない評価 何十通りのテクストを読んだ
そして今
世界を吹き飛ばして 自由だけを吸い込んだ
駄作をくぐり抜けて 好きなテクストしか見ないんだ
midnight down」
ところでランハイのMAYAMAXXのジャケ画なんてこの頃やっと好きになってきた(ランハイとかって訳すのあんまり好きではないのだがやっぱり便利。
で、急速にしぼんでみたり(笑。
アメリカの本社の社長一族みたいな×その日本支社の通訳みたいな。
アメリカ出張の際にいい感じだった二人、攻めが日本支社に赴任して云々。
攻めのgdgdな仕事ぶりと悪評に受けはやきもきするのだが、お約束なオチで。
これは遺憾かった。主人公二人とも魅力ないし。話の筋も面白うないし。萌えないし。一体何が遺憾かったのだろう…。アメリカ人攻めだから期待していたのになあ…。
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くそう。別にいいんだよ、面白かったテクストは本当に面白かったんだから。
なんでこんなにわだかまりがあるのかと考えるに、どうもあたしは全てのテクストを愛せる作家が欲しいみたいだ。ボーイズでなくてもいいんだけど、まだ見つからないんだよなあ。淋しい。
あ、この作家は面白いものもまだまだ読みました。またハイテンションで書きます。
コメント
昨日はうっかりな場所で偶然どうもでした(笑)。
さて、話題にのぼりました①短篇の文庫、で②生徒さんにおすすめできる本で、③素晴らしい(面白い)本ですが、一応私なりに考えてみました。②の条件さえなければ、迷うことなく大江“GOD”健三郎の初期短篇群を推すところですが(笑)、
深沢七郎『楢山節考』(新潮文庫)
太宰治『パンドラの匣』(新潮文庫)
今回はこのあたりいかがでしょうか?
また、小説でもなく、短い作品でもありませんが、
高山文彦『火花 北条民雄の生涯』(角川文庫)や大崎善生のNF作品はなどは、個人的には生徒に金をやってでも読ませてやりたい感じです(笑)。
ご参考にしていただければ幸いです。
投稿者: Kえもん | 2006年11月21日 23:57
>Kえもんさん
先日はどうも!奇遇でしたね~
そして、急で無茶なお願いにご回答ありがとうございます!うれしいです!
楢山節考はいいですね!確か、スワンの死も入ってましたっけ?太宰もうすめの文庫が多いし、重宝な作家ですね。ありがたく参考にさせて頂きます!長いものも、またの機会(長編をくみこめる)に候補にさせていただきます!というか、北条民雄の生涯は、まず自分で読んでみたいです。
投稿者: ゆずり | 2006年11月22日 14:38