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[ 読書/BL小説 ]

藍生有『双つ龍は艶華を抱く』

 ヤクザ・弁護士×元リーマンの旅館のあとつぎ。
 実家の旅館をついでた兄がなくなってみると、兄にはかなりの借金があり土地を売る契約までしていたことが判明。手付け金を返してなんとか土地だけは返して貰おうと買い手に会ってみれば、地元のヤクザとその双子の顧問弁護士がでてきてからだを要求されるのです。

 なんだかなあ。
 双子攻めというのは非常においしい設定で大好きなのですが、しかしそれにしても全般につくりこみが甘いというか、残念な感じ。
 双子同士が二人でひとつ、いっしょにやると快楽が二乗とかゆってキスとかするし、双子ものというか3Pものに時々ある、受けは攻め二人の絆のための媒体か?みたいな感じが残る。いちおう受けには執着があるらしく、二人で共有までする相手は珍しいんだとか言ってはいるけれど、なんか説明不足だしいまいち納得できない。受けの言動にさすが自分たちがほれた奴、みたいなこと言ったりしても、別にたいしたこと言ったりしたりしてるわけではないので拍子抜けしてしまう。
 受けの考えとか感情も、一貫性がないのかなんだかよくわからないし、そのせいかキャラも薄く、性格とか外見もあまりイメージわかなかった。

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