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[ 読書/BL小説 ]

遠野春日『告白は花束に託して』

 お菓子依存症の強い味方(だっけ?)おかしのまちおかで「全力少年」のイントロをきいて、「あっ、おお振りアニメの主題歌」とか思ったわたしはどうなんでしょうか。なんかもうオープニング映像がまざまざと目に浮かぶようです。アニメになればいいのに。これは多分見るよ。
 くやしいので(?)全力少年買っちゃった。

 シリーズの脇CPものということらしい。

 日本人フラワーアーティスト×日系企業?社長のアメリカ人秘書@NY。
 すなわち熊×美人。

 ツンデレ通り越してワガママで素直じゃない、しかも恋愛はスマートに淡白にが身上で攻めみたいなむさい熊なんてお呼びでない、そんな美人受けをどうじゃじゃ馬ならすか、というお話なのけど、受け視点なので結構面白い。すなおになれない・一人称。
 攻めは車の中がちらかってて、無精髭で、いつもテキトーなワークパンツとかはいてる系で、でもそれでも気負ってないカコヨサがある、ってのを、どう演出していくのか。ツンデレ受け視点で、だらしない、けどカッコイイ、とか書かれても、なんかそれ負け惜しみ?とか穿ってしまうのは、わたしの性格が悪いからなのか?うん、でも攻めカコイイな、という感じはちゃんと受けたけど。
 あと、ヒゲそったらアレ、ってのはメガネとったら美人、てのと同じくらいにメジャーなオチになってるね。

 後日談の方もふくめて、受けがどこまで素直になれるかという成長物語のような側面もあったけど、でもハピーエンドだし、わたしはそういうのがキライなわけではないというかむしろ好き、なので、面白かった。

 攻めが日本人というのは珍しいですね。受けが日本人だと、ナントカコンプレックスがあからさまになりやすいので、たまにはこういうのも読みたいよね。

 絵?円陣さんの仕事にわたしが文句つけるとでも?(笑

 本CPの社長のほうは…いいや、とりあえず。面白いのかもしれないけれど。

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 しかし最近やっと気づいたんだが、挿絵ってすごい大事だね。
 これはボーイズというかラノベ読み始めるまで、全然気づかなかったことで。
 同じ話でも、円陣闇丸が絵を描くのと、他の人が絵を描くのでは、全然印象がかわるだろうなあ。
 絵師買いするひとがいるというのも、なんかわかってきたよ。
 いまのところ、漫画でも好きな円陣さんはもとより、汞りょう、金ひかる、奈良千春とか好きだなあ。

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