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[ 読書/BL小説 ]

崎谷はるひ『純真にもほどがある!』

 そう言えば理論系入門書を仕事のために再読してて、わたしの使ってるエクリチュールって、バルトからずれてきてるなあと気づいた。わたしのイメージでは作者プラステクストの意志のおりなすもの、みたいなイメージなんだな。作者よりテクストのほうが強いイメージかも。

 雑貨店プラスカフェの共同経営をしてるふたり。元気系恋愛体質攻め×腐れ縁のクール受け。
 クールな受けはなかなか新鮮でよかった。とくに前半の話では。後半の話では仕事に恋愛にいっぱいいっぱいで、ちょっと読んでて息苦しかった。
 最初の方特に、何で今更こいつに…とかゆっちゃう攻めが結構感じ悪いんだけど、ユギたんの絵を見るとなんか許せてしまう(笑。前半のとまどいっぷりから後半のつくしっぷりへの移行が微妙に不連続っぽくもあるかな。前半は攻め視点で後半は受け視点だからかも。

 タイトルすっごくいいと思うんだけど、あんまり内容には活きてないかも。

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