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[ 読書/BL小説 ]

池戸裕子『楽園の獅子王』

 これは結構前に読んだ。
 謎のガーデニング大好き貴族×傷心の日本人旅行者。

 受けは攻めの庭に迷い込んだり庭仕事手伝ったり閉じ込められたり云々。
 二転三転のどんでんがえしがあり、最初は筋もキャラ立ても結構イミフだった。そのあたりのサスペンスっぽい展開は割り合い面白く読んだ。
 キャラもまあ悪くない。攻めはガーデニングとか植物大好きとか人間嫌いとかって感じで、そういう設定の理由もきちんとかかれてた。受けも自分をふった元カレとのことや性格設定などがきちんと書かれててよかった。

 なんでこういちいち留保をつけるような書きかたをしてしまうのかというと、…受けが。アレをしてしまう場面が、あって…とにかく…あたしには辛かった…んですが、どうなんだろう…。まだBL小説あんまり読んでないけど、漫画は沢山読んでる方だと思うし、それらぜんぶあわせてもソッチ系以外の作品でこれを見たのは初めてのような気がするんですが…(涙
 とにかくもう、それだけで印象はものっそい悪かった。

 あと、ラストあたりのパブでの展開以降とか、妙に突然お安くなってしまってないかい、という気も若干したけれど。
 うーん、でも別作品も読んでみようかなあという気もしてる。

 絵は受けがしっかりした身体で(笑、なんか変態チックだね自分)よかった。攻めの髪型はちょっとどうなんだろう。ダークヘア+獅子、の結果なのか…。

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