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[ 読書/BL小説 ]

凪良ゆう『真夜中クロニクル』

真夜中クロニクル (リリ文庫)
凪良 ゆう
大誠社
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 出た頃に買ってたんだけど、作者さんのブログを読んだらすごく気負わされたというか重荷になってしまって、積んでました(笑。

 光線過敏症の受けは、小学校でいじめにあったりして今では好きな音楽をしつつ通信高校に籍置きつつひきこもり。そんなある日夜の散歩で母親の帰省でやってきた小学生と出会って云々。

 タイトルどおり、小学生×高校生→高校生×20代前半→大学生×二十代後半とエピソードがわかれてた。

 のだけれど、最初のエピソードは当然ラブ未満だったけれどこれが一番よかった。
 ただ、攻めが小学5年生にしてはやたら子どもすぎ素直すぎで、ちょっと正直きもい気もする(笑。素直でかわいくてまっすぐでおひさまのようで、ちょっとジョルノっぽくていいんだけどね(笑。でもかわいそう受けにまっすぐ向かってく感じが王道ながらよい感じだし、夜の出会いから逃避行まで、ファンタジックなかわいさもあって、タイトルにある真夜中という言葉もしっくりくる。

 2つめのエピソードはタイトルが使い古された語句の引用で、それがアレンジなしでそのまんま使われてるのがちょっとなえる。あと脇キャラもいってたけど、毎週末受けの町に通ってくる高校生って…けなげすぎる(涙。しかし攻め視点だからおおむねもんもんとしてる感じだし、攻めも高校生になって、まっすぐさは残ってるものの多少の分別がついたり、一段と社会でも苦労してきてたり、という、おひさまのまんまでは居られない感じが正直残念でもある。クロニクルなのだから仕方ないのかもしれないが、年代記は成長期でなくてもいい気がする。

 そして3つめのエピソードにいたると、もはや受けいい加減にしろい!という感じになってくる…攻めが気の毒すぎる。受けもそれを自覚しててなおあんまし動かないし。受けの思い切った行動に攻めは感動してたけど、しかしその前に攻めを怒らせたある種のでしゃばりと似たような行動でもあると思うんだが…なんにせよ、受けの危機に攻めが華麗に現れすぎだし、この最後のエピソードの影響か、全体的に受けに都合のいいテクストだったなあ、という印象になってしまった。

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