秋山みち花『運命の砂丘』
また砂漠化が…!
砂漠の王女と恋に落ちた双子の弟の駆け落ちを手伝って身代わりをするため砂漠に来たら、王女の長兄に弟の罪をつぐなえ、とかゆわれて云々。
作者が後書きに書いてるように、かなり王道設定展開小道具ではあるんですが…なんかイマイチ盛り上がれない。
どうも、受けの軽率さで攻めに迷惑をかける、という展開がわたしはイヤなのです。あとどうも第三王子とかもアホで…。萎えるのです。
しかし、大抵の攻めは強引さで受けに多大なる迷惑をかけたりしてるわけで。受け差別はよくないかも、とも思う(笑。
シークものとかってとくに、受けがただのお姫さまだとダメみたいで、仕事を頑張ってたり才能があったりして、シークと結ばれた後もそれを活かして活躍できるようになる、って展開が多いね。これってやおいに特有の現象なのかなあ。受け攻めが対等であってほしいという欲望が介在してんのかね。それともハーレクインのシークものとかでも、女性はバリバリ仕事してんのかな。
それはともかく、この作品では受けの特徴が幼少より言語習ってて多ヶ国語をあやつれる、って…なんかムリめだな…。そういうムリっぽさも萎えた原因かも。
ただ、シークが長髪なのは良いです(笑。いや短髪も好きですが。たまには長髪もよいです。