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2008年12月20日

剛しいら『レッスンマイラブ』『レッスンディープラブ』

 バレエものということで興味をもったのだけれど、いまいちだった…二冊かっておいたのに…。

 母親にだまされて小さい頃からバレエをならってる受けっこ。くるみで王子をやることになったら、なんかケガで帰国してたロンドンで活躍中の有名バレリーノがレッスンつけてくれることになりまして云々。

 中学生の受けの一人称小説というのは、あたしは苦手なんでした。元気素直な受けそのものも、あんまりキャラとして好きなほうではないのです。

 あと攻めの先生が全然カッコワルイのもいかんともしがたい。受けに出会うまえは若い男の子つまみまくりで、うぶな子が好きとかいう感じ悪さ、受けにたいしても最初の頃はあんまり真摯でなかったぽいこと自分でも言ってるし、その後のロンドン留学関連の口出しも、これも自分でもいってるように中途半端だったし、あたまがわるいのか、受けのことあんまり大事におもってないのか、天然なのか、なんなのか。攻めとしてあまり魅力的とはいえないことだけは確かだ。熊川的な超絶プリンシパルぶりもあんまり具体的な描写ないし。

 ディープは、高校に進学した受けが不良と一緒に踊ることに、という梗概ですこし期待をとりもどしたものの、あれ?結局おどりませんでしたよね??梗概うそじゃんか。
 不良もあてうまにしてももうちょっとかっこよい見せ場とかつくってあげればいいのに。ただ出てきて退場しただけという感じで気の毒だしもったいない。



2008年12月15日

水島忍『傲岸不遜なプロポーズ』

 初読作家かと思ってたら、読んだことあったね。生贄ゲームの作家だね。けっこうかわった設定が多い作家さんなのかな。

 いないと思ってた父が亡くなり、実は自分は不義の子だったと判明、金持ちの父の家に呼ばれていったら相続放棄しろと傲慢にせまられ頭に来て全面戦争。

 傲慢攻めは好きだがしかしこの攻めは、受けにたいし遺産の件で威圧的にせまるのはまだしも、失礼な態度とりまくりで、あげく受けは母親のしつけが悪いとか言うし、かなり最低なのでさすがにどうかと…。
 最初から受けにだけはなぜか威圧的だった理由とか、親のしつけがどうのという誹謗をなぜくりかえしてたのかとか、受けの家を知ってたこととか、回収されてない伏線ぽい部分が多くてなんだかな。作中でも攻めの態度はちょっとおかしいとかされてたので、攻めは実は受けのことを以前からしってて複雑な思いやひそかな憧れを抱いていて、つい妙な行動ばかりとってしまっていた…とかそういう背景があるのかと思ったら、何もなかったし…。あと養子だって設定は必要だったのか。実の兄弟じゃまずいってだけなのかな。なんかはんぱだった感じ。
 稚拙な交渉や議論については、攻めは受けと対峙してるとなぜか子供っぽくなってしまうという説明がいちおうなされていたので、まあいいのだけど。

 受けはそんな攻めなので、きっちりしつけはされてきましたよとか怒るが、こちらも攻めに対峙すると子供っぽくなってしまうし、あんまししっかりさんには感じられなかったような気もする。
 受けの母は何を考えているのかよくわからない、都合のよいキャラになってしまってた気がする。

 絵はかわいいが、攻めの体型が細身すぎてイメージとあわなかった。



2008年12月14日

高尾理一『溺れる獣』

 弁護士として顧問をしてるヤクザの組長の息子を家庭教師してたことがあったのですが、数年後会社社長兼組でも出世中な息子に拉致されあんなことやこんなことに。弁護士が組長の愛人をしてるという噂をきいて、ふつうの結婚を望んでる弁護士のために告白しなかったのにーとか思っただそうで、誤解が解けても家に押しかけてきてごはんつくったり自分の会社の顧問弁護士を依頼したりであんなことやこんなことに。

 弁護士は、ヤクザのことが好きだという気持ちになるのがなんか唐突だったというか、ほんとに好きなんですか???好意をもって大事に思う、まではわかるし、そういう気持ちは恋愛とは別だって自分でも思ってたじゃないか。なんかもっと恋愛にはっきり発展する契機が必要だった気がする。
 攻めはなあ。弁護士にめろめろでかいがいしく強引で子供っぽいのだが、なんだかうすっぺらい。攻め視点の書き下ろしとかあったらまた違ったかもなあと思う。

 高尾理一らしい文体はいつも通りでよかった。たぶんあたしは、作者名をふせられても見分けられると思うよ!
 絵師さんは名前が七瀬かい東野裕とかとごっちゃになるのだが、そうではなくて、なんかカラーとモノクロではイメージが随分違うなあと思った。モノクロは少し昔の本仁戻っぽいのだが、しかしカラーもモノクロも人の表情はなんだかかんべあきらを思い出す…結構いろんな表情描いてはいるのだけれど、なんだかいまいち体温を感じないというか。絵自体はうまいと思うのだけれど、そのせいでちょっといまいちっぽく感じてしまう。



2008年12月13日

夜光花『不浄の回廊』

 怪奇ものでこのタイトル、で、BL。確信的にこのタイトルで出しているとしたら、作者はほんとうに鬼才かもしれん…とかなりwktkして期待値がものすごく高まってしまっていたのですよ…。

 中学時代にほのかに好意を抱いてた一匹狼な同級生には、黒い影がつきまとっていた。除霊師の父をもち、若干の霊能力をもつ受けっこは、彼に近づくにつれその影をなんとかしたいという気持ちがつよくなるのだが、影にの正体を見極めようとしたら倒れてしまい、体調をくずして寝込んでしまう。やがて霊能の修行をつむも、学歴もないのでコンビニバイトくらいしかできず、そんな中父の命令で一人暮らしをはじめたらアパートのお隣さんはあの同級生でした。塾講師になってた彼はあいかわらずイケメンですが、暗い影はますます大きくなっていて云々。

 うーん、そんなわけで、スゴイセンスのタイトルだなあと思っていたので、案外にふつうの除霊譚だったので、拍子ぬけしてしまいました。特にラストはふつうすぎた…。あと、タイトルは、担当さんの提案だったそうで…。
 や、お話としては面白かったですよ、フツウにね。
 特に前半は、まあ期待しまくりで過剰に想像力を駆使してたのかもしれませんが(笑、かなり面白かったです。

 キャラがいいですね。
 霊能力をもつ受けは、もともとの平和主義な性格に、学校に行けなかったこともあってか、ちょっとアホに近いくらいの天然で、素直さがすごく魅力的。攻めへの気持ちが恋愛だと自覚するのはやや唐突だったけれど、天然さと霊能設定とでたいがいの唐突さは自然に描かれてる。たとえば攻めが死んでしまうかもと思って見張り続けて、ストーカー行為にはしっても、受けのひたむきさとオチとして出てくる能力との関連で納得できる。あと、ほとんど引きこもりだったせいで外見も(顔立ちはともかく)いまいちぽいというのは、そして身ぎれいにしたらあら美形だったのねなんていうオチもないというのは、BL的には斬新なのかも。
 そして、そんな受けの外見や行動をひくだのキモイだのさんざんに言いつつ、なんだかんだで受け入れてる攻めもいい。ストーカーされても、お前生徒達にあだなつけられてたぞとかわりと軽く流せるあたり、きっとうつわの大きい攻めなんだろう。受けもほんとうは攻めは優しいのだと言っていて、まあ確かにそうなのだろうとは理解できるのだが、でもどうも甘い感じにはあんましならないので、ちょっと物足りないけれど、でもこの攻めらしくていい。霊現象をかたくなに信じないあたりもよかった。

 霊能関係の物語は、前述のように前半はなかなか面白かったのだけれど、後半は受けの父が強すぎるし、ストーカー女性のあたりもあんまりおもしろくなかった。くどいようだが、タイトルあんまし関係ないし…。

 この二人で続編あったらいいなあ。



2008年12月01日

高遠琉加『美女と野獣と紳士』

 愛と混乱のレストランのつづき。

 ほんとにこの作家は、いっこも萌えないときと、まったくピッタリとあたしの好みで完敗なときとの差がはげしすぎる。
 今回は、まあ前作がよかったのもあるんだけど、よかったっていうかあたしのツボにジャストというか、とにかく読んでいるあいだじゅう、もう全編にわたってモエモエでした。萌えというのはお話が面白いかどうかとは別問題で、いやお話もたぶん面白いんだけど、しかしここまでの萌えはめずらしい。

 でも読み始めのあたりは、ちょっと混乱した。キスまでしといて、まだ全然恋愛関係には入っていなくて、相変わらず傍目には冷戦状態、だったのね。なんかもうちょっとは関係が進んでるんじゃないかと勝手に脳内補完してたので、違和感があった。あと、たぶん『長靴をはいた黒猫』と混線したのだと思うんだけど、シェフ弟と桃瀬が一緒に住んでるんだったっけ?とか妙な勘違いをしそうになった。
 あと、どうも次巻への引きが多いというか、この一冊の中ではあんまし解決してない問題が多いので、続きが気になる。

 美女こと、シェフの元カノフランス人女性は、シェフへの未練とか雑誌記者だとかの要素もまあいいんですが、なにしろとってもおいしそうに料理を食べる、という設定が、いいミソですね。ディレクトールは既に彼女へのニガテ意識をかんじてるけど、シェフと恋愛関係になれば更につらい気持ちになるだろうし、で、そのつらさはどうせひっくりかえされることだろうから、そのカタルシスが楽しみですね。って、そのカタルシスが次巻もちこしだとは思わなかったですがね… (笑
 彼女がもちこんだ、シェフのコンソメをさしての「金色のスープ」という言葉と、それに拒否反応をしめすディレクトールが、すごくいいです、かわいそうなんだけど。ディレクトールはおんなじコンソメスープを飲んでても、「金色のスープ」を享受出来ないんだなあ、と。

 野獣こと、シェフは、まさかこう来るとは思わなかったド最低な展開で、びっくりです(笑。でもシェフは、実はわりと無神経だしひどいし、それを思えばいきなりのこの最低ぶりも、まあそうかもなあと思える。
 だってこのシェフは、ディレクトールのかかえている傷を知った後でなお、弟のつくったパンを示してのお説教とか、イチがあんたのためにつくったんだからケーキ食べろとか、気持ちはわからんでもないが、精神的なキズを考慮してない無神経さというか、少なくともカウンセラーには怒られそうな対応なんではと思う。
 そしてだがしかし、そんなひどさすらもディレクトールには伝わってない気がする。なぜならあいかわらずディレクトール視点のシェフは、ただただ怖いだけで、だからそこにまだ好悪の感情は生まれてないんだよね。好きとか嫌い、以前の段階で。
 ジビエは…食べてみたいけれど、あたしも食べられないかもしれない。ところでディレクトールのために調理したジビエはどうなったんだろう。このシェフが食べ物を無駄にするとは思えないので、まあ誰かが食べたのだろうけど(笑

 紳士こと、本部長は、なんかそんな気もしたけどまさかそんな…という展開で、そうかー。

 ディレクトールがゴルドが欲しい、って言ってる意味というか、モチベーションがよくわからなくて、ちょっと理不尽というか不条理な夢なのかなあと思っていたのだけれど、そしてそれでもまあいいかと思っていたのだけれど、実はもう少し意味があったのですね。そしてその理由はベタだけれどますますせつない。
 そんなすべてを失ったディレクトールに、シェフはアレだもんなあ。ますます最低(笑
 けどもうどこに進んだらいいのかもわからなくなってしまったであろうディレクトールに、シェフは「あんた自身は、何が欲しいんだ?」と、いまひとたび問うてほしいですね。はたして彼があんなことされたシェフをほしいと思えるようになれるのかどうかは知らないけれど(笑。ていうか今の状態では、デイレクトールはおいしく食事をしたいとも、家族恋人がほしいとも思えないだろうし、だから何が欲しいかもわからないというか、何も欲しいものなんてないと思ってるだろうし。そうするとシェフは手詰まりになるんだろうけれど、どう事態を打破するのかな。本部長の手助けではなくて、単独で頑張ってくれないと、男っぷりがあがらん気がするけれど、既に本部長が動いてるしなあ。ていうか、この男っぷりというのも読者目線での評価かもしれない。シェフのド最低行動は読者にもシェフ本人にとってもド最低だけれど、ディレクトールにとっては別に評価対象ではないのかも。シェフはいまだ怖いだけの相手だからね。

 しかし、次で終わりの予定なのかー。この作者は潔いというか、シャレード文庫が潔いのかなあ。なんだかこうしてきっちり終了まで見据えたシリーズというのは、珍しい気もする。構成がきれいにまとまっていいんだろうけれど、淋しいというのも正直なところだ。



2008年11月30日

木原音瀬『吸血鬼と愉快な仲間たち』3

 忙しすぎて感想を書けていませんでしたが、これはよい吸血鬼。
 吸血鬼は一巻が神レベルの傑作だったのですが、二巻はちょっと雑な感じなのとドラマという舞台に違和感があったのとで、面白かったけど一巻ほどには…という感じだったし、この三巻もまた例のドラマの続編で、アメリカロケということで正直あまり期待はしていなかったのですが、なかなかどうして。

 冒頭、ドラマに参加したいけど、反対する暁の気持ちもわかるのでひきさがるアルが、それでもやっぱりちょっと未練があってアメリカロケなら帰省できるとつい漏らしてしまい、それに気持ちがゆれてる暁がよいです。アルが戻りたいならアメリカに返してやろうと決心しつつ、アイスクリームの異常消費をはじめる暁は、ほんとは返したくないんじゃないかと。アメリカでもアイスクリームを食べ続けているので、暁はどうやらアルに里心がつくのが不安なのかな。またなんというツンデレ。
 しかし、冷凍したアルを解凍するのに電子レンジはひどいよ!!(笑。煮えちゃうっていうか、煮えてたよ。
 暁が蝙蝠に話しかけてたと勘違いされるとことか、津野やリチャードやらの周囲の人々にアルと恋人同志だと勘違いされまくりなとことか、この話らしくてかわゆい。

 有名監督リチャードは、暁大好きだしいろいろな意味でベタなキャラだ(笑。
 吸血鬼キエフはあたりまえなんだけどなんかすごく異質だ。霧になったり、人の記憶を操作したり、ほんとに吸血鬼だ、って感じで(笑。アルへの忠告とかはちょっと怖い。このあとどう出るんだろう。

 まだこのあとにアメリカ話がつづくそうなので、楽しみですv



2008年11月29日

ごとうしのぶ『誘惑』

 買うときは薄いなあ、と思いましたが、そしてあんまし事件的な展開はありませんでしたが、でもある意味すごく濃かった気がしますよ!

 託生は冒頭あたり、ギイの態度に落ち込みっぱなしだったけど、三年になってからの弱い託生って、かわいいけどあんまり託生らしくない気もする。んだけれど、今回は、落ち込んでても、良い意味でどこか軽い気がして、ああやっぱり託生だなあと思った。
 あと、ギイの「ぷち方向転換」(何で赤池が「ぷち」で託生が「プチ」なのか…)に喜んでる託生は素直でかわいい。また一人で勝手に決めるなよ、って怒ってもいいとこだろうに。ラストでも、怒ってたはずなのにいつのまにか謝る羽目になってるとことか、とっても託生だ。

 ていうか、今回もギイは、勝手で子どもぽいとこが多くて、でも憎めないという、とっても崎義一だった。佐智に託生は音大くらいなら楽勝だろうと言われて、ついつい国内の音大を軽んじるような失言してるのも、悪意のない親バカみたいな、ギイの託生好きぶりがアホっぽくてとってもかわゆい。
 そして「背に腹はかえられない」とかいって、やせがまんしてて託生を見失わないようにって、権力ふりかざしたな!(笑。携帯にないしょの許可とかって。ギイのこういうアホなとこが好きだ。そして島岡さんが送ってくれたのは、これまたアホな、そしてバカみたいに高級なストラップか!(笑
 あと覚悟の話あたりは、とてもよかった。相手に望むのではなく、ただ知っていてほしいという。あたしの解釈はそう間違ってもいなかったかなと自画自賛の自己満足だし、「覚悟はいいか?オレはできてる」なギイは幹部か!(笑

 託生のバイオリンは、どうやらうまいらしいと、やっとはっきり書かれたような…(笑。佐智が演奏家としてはどうかと言ってたのは、おそらく本人の覚悟の問題なのではと妄想。
 佐智はいいこと言ったなあ。ギイは指揮者になったらいいんだ(笑

 一年生とのジェネレーションギャップ、あるよねー(笑
 中郷はカコイイ設定で、キラッキラのトロンボーンなんてちょう似合うなあー。いいよね、トロンボーンって映えるよね。しかし、ギイに近づくために託生を利用しようだなんて、ぽやぽやなのにまさにチェック組、ほんとにそんなひとたち居るのかしらとそろそろうたがわしくなってきていたチェック組、なので(笑、びっくりです。こんな身近なところにそんなキャラがいたなんて。
 感じのわるーい鷹司は、実はあれは託生への親切のつもりだった、とかだったら面白いなあ。そんで鷹司の不器用さに託生の天然ぶりがうまくフィットして(笑、鷹司が託生になついちゃったらとってもいいなあ。そんで更に、中郷渡辺鷹司で託生の取り合いに…あ、妄想が過ぎましたか。
 しかしタクミくんというお話は、あたしが期待しているほどには託生ハーレムではないので(笑、たぶんそうはならないかなと。まあ、託生ハーレムにならないのは安易でないからだともいえるし、それがタクミくんのいいところでもあるのですが。
 寝込みを襲ったのは誰だー。

 科学部長の剱持くん、突然の新キャラで妙によく出てくるのでなんだろうなあと思ってたら、こんな伏線とは…そうか、託生はあれの裏事情をいまだに知らなかったのか。なんだかすっごいよかった。
 そこで託生が、ギイの細やかな心配りを自分も『他のひとと同じように』うけていたと知って喜んでるのが、すごい人だよなあと。みんなに親切な恋人にいじけたりもせず、特別扱いに喜ぶとかではなく、ひとしなみに親切にされてたと喜ぶというのは、なんかスゴイ。勿論、ギイは託生には特別に親切なつもりだろうし、託生自身も人並み以上にというかただ一人への愛情を受けていることを知っているからこそ、そういう喜び方が出来るのかも知れないけれど、なんかこういう託生がやはり好きです。
 そしてその後の、「ギイの話題は、今は、照れる」あーこういう託生のエクリチュールがとっても好きだ。まったく何でもない一文なのに、なぜか他に替えがたく、きっとこの作者以外の誰にも書けない。

 というわけで、タクミくんは託生のキャラクターと託生視点のエクリチュールが、やっぱりとってもいいなあと再確認できて、今回も楽しく読みましたv



2008年11月22日

いおかいつき『秘密の鍵開けます』

 こんなことしてる場合じゃないのに!
 Portalがちょうおもしろいです!
 休暇になったらPC版を買おうと思いますv

 高校時代の同級生、イケメン鍵屋×キャリア系美形メガネ警部。
 またしても鍵屋が事件に首をつっこみ、警部は刑事達に冷遇され、云々。

 なんかなあ、面白くなくはなかったんだけど、エッチはじめるとそんなのいいからはやく事件の続きを、とか思ってしまう感じで、けれど事件そのものがすっごい面白いわけでもなく、というBLとしてもミステリとしても半端な印象だった。

 シリーズ二作目だし、仕方ないことだと思うんだけど、鍵屋の職能が冒頭くらいしか活きてないのがいまいちだった。
 CPとしては、前巻みたいな攻めの一見チャラい感じのとことかがあんまり見られなくて、相思相愛のイケメン×ちょっとツンデレで臆病な受け、という感じになってしまった。なんというか、まあわりとありきたりな自由人×お堅い職業CPっぽいというか。
 ミステリとしてはBL要素が活きてたのはよかったけど、オチというか動機がちょっと弱いというか判りづらいというか、もう少し説明が欲しい気がした。あと、受けの説教が唐突というか、なんか語りというよりは口説き(謡曲的な意味で)みたいで、受けの変化という扱いではあるけれど、変化ならもう少し伏線はって、ゆるやかな成長をみせてほしかった感じ。



2008年11月18日

砂原糖子『ミスター・ロマンチストの恋』

 わんこたん(となかまたち)がスゴイお。
 しごとはいそがしいお…。

 クールな生徒会長さまはじつは乙女系で、運動会で活躍してた後輩に片思い。

 挿絵が。
 受けがクールオトコマエ先輩という設定で、桜城ややなのに、このなよっこぽい受けはすっごくすっごくモッタイナイ。何がどう間違ったんだ。お話的にもごっつい受け絵で読みたいし、桜城ややならそういうの巧く描けそうなのに。なんでなのよ。

 ええと、内容については、イケメン乙女受けの視点と、その乙女受けをクールで動じないカンジワルイ先輩だと思ってる攻め後輩の視点で交互に書いてたあたりは、面白かった。が、受け視点が増えていくと、ようするにたんなるうじうじっこ受けの話っぽくなってしまうので、いまいちな感じだった。外見と乙女心の内心とのギャップが売りのお話だと思うんだけど、漫画ならまだしも小説なのだから、外部視点をおりまぜてくれないとちゃんとギャップ萌え出来ないよ。
 そんなわけで、お話も絵も全般に、悪くはないけれどもったいないなあという印象だった。



2008年11月14日

夜光花『それが愛なのさ』

 たぶん作者はアホな話が書きたかったんだろうなあ、というのが第一印象というか。

 つまり、アホな話だなあと思ったってわけですが。後書きをみると、「どたばたもの」というおつもりらしい。まあそうなんだけど。

 高校時代に、野球部のクラスメイトを好きになり、けれど嫌われるのいやさに遠ざかってしまった受けリーマン。セフレのいたずらのせいで、セーラー服女装で新宿を歩いてたら、その元同級生に再会、なんか酔ったそのひとにいいよられ、ついつい暗がりで云々。その後自分だとバレてしまったものの、なんか責任とれとかいわれてつきあうことに。

 そのあとも、女装好きな元セフレとか、オカマバーのごっついママとか、攻めのこと好きなかわゆい従兄弟とか出てきて、いろいろすったもんだなお話。「お、俺やるよ! ママ! 藤崎をさらってくるよ!」とか、なんかアホな台詞や展開は、アホかわいいかアホか微妙なところだけど、まああたしは結構好きだ。攻めがそうイケメンではないらしいのもいい。
 攻めと受けのすれ違いっぷりとかは結構いらいらするし、CPにはあんまし萌えないかも。ていうか、よく見ると表紙が変というか…いまいちというか。内容にもあまりあってないかもだ。
 全般的に、アホな雰囲気をさらっと楽しむぶんにはいいと思う(ただ、あたしの印象には多少の作者補正がかかってるかもしれない。

 しかし、門地かおりの絵はほんとエロイな!

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もくじ

C・S・パキャット『叛獄の王子』1~4
名倉和希『初恋王子の甘くない新婚生活』
渡海奈穂『御曹司は獣の王子に溺れる』
夜光花『忘れないでいてくれ』
渡海奈穂『完璧な恋の話』
沙野風結子『疵物の戀』
千地イチ『君だけが僕の奇跡』
渡海奈穂『ご主人様とは呼びたくない』
渡海奈穂『マイ・フェア・ダンディ』
渡海奈穂『甘えたがりで意地っ張り』
渡海奈穂『ロマンチストなろくでなし』
水壬楓子『氷刃の雫』
夜光花『ラブシッター』
間之あまの『嘘つき溺愛ダーリン』
夜光花『花嵐の血族』
かわい有美子『月一滴』
いとう由貴『まだ、恋とは言わない ただ一度の恋のために』
かわい有美子『透過性恋愛装置』
杉原理生『光さす道の途中で』
雪代鞠絵『全寮制櫻林館学院 ~ゴシック~』
月村奎『眠り王子にキスを』
月村奎『それは運命の恋だから』
高岡ミズミ『ナイトローズ ~囚われの寵花~』
餡玉『怖がりヤクザに懐かれまして。』
神香うらら『傲慢紳士と溺愛クルーズ』
栗城偲『玉の輿ご用意しました』
伊勢原ささら『嫌われ魔物の大好きなひと』
真宮藍璃『純情淫魔と絶倫社長』
海野幸『良き隣人のための怪異指南』
相内八重『転生したらスパダリ王と溺愛生活が待っていた件』
夜光花『烈火の血族』
小中大豆『ラプンツェルの通い妻』
伊勢原ささら『孤独な天使が舞い降りる』
小中大豆『腹黒天使はネコ耳王子と恋に落ちるか』
滝沢晴『初めまして、君の運命の番です』
はなのみやこ『恋と謎解きはオペラの調べにのせて』
真式マキ『恋罠ロックオン』
高遠琉加『天使と悪魔の一週間』
谷崎泉『リセット 上』
海野幸『ifの世界で恋がはじまる』
越水イチ『ニャンダフルライフ』
小中大豆『甘えたがりなネコなのに。』
凪良ゆう『美しい彼』『憎らしい彼』『悩ましい彼』
名倉和希『手をつないでキスをして』
名倉和希『恋の魔法をかけましょう』
義月粧子『報われない恋の代償』
華藤えれな『眠れる森』
渡海奈穂『カクゴはいいか』
英田サキ『STAY』『AWAY』
かわい有美子『閃光と共に跳べ』
かわい有美子『饒舌に夜を騙れ』
神香うらら『カウボーイは清楚な花を愛す』
神香うらら『恋の吊り橋効果、試しませんか?』
釘宮つかさ『王子は無垢な神官をこよなく愛す』
橘かおる『咎人は罪に濡れて』
真宮藍璃『四獣王の花嫁』
いおかいつき『利息は甘いくちづけで』
間之あまの『恋とうさぎ』
たけうちりうと『海とボディガード』
沙野風結子『閨盗賊』
野原滋『年上の男性』
野原滋『買われた男』
野原滋『空の蒼』
秀香穂里『束縛志願』
バーバラ片桐『愛炎の檻』
間之あまの『お兄ちゃんのお嫁入り』
秀香穂里『純情アクマとひつじくん』
朝香りく『うちの殺し屋さんが可愛すぎる』
夕映月子『バズる男と営業の彼』
菅野彰『色悪作家と校正者の不貞』
義月粧子『秋田課長の憂鬱 ―御曹司に翻弄されて』
バーバラ片桐『無敵のまなざし』
野原滋『天色の瞳は千年の恋を抱く』
朝香りく『純愛エクスタシー』
朝香りく『ロマンチストは止まれない!』
野原滋『気高き愚王と野卑なる賢王』
夜行花『狐の告白 狸の添い寝 -眷愛隷属-』
夜光花『きつねに嫁入り -眷愛隷属-』
夜光花『眷愛隷属 -白狐と貉-』
月東湊『鳳凰様の約束の花嫁』
野原滋『愛されたがりの嘘つき』
野原滋『いじわる狐とハートの猫又』
月村奎『片思いアライアンス』
間之あまの『公爵は愛妻を攫う』
野原滋『犬、拾うオレ、噛まれる』
灯伽『満ちてゆく月』
あいだ『やさしくしないでくれた』
たけうちりうと『琥珀とボディガード』
たけうちりうと『星とボディガード』
たけうちりうと『薔薇とボディガード』
宮緒葵『奈落の底で待っていて』
鈴木あみ『恋と戦争~前火に堕ちる騎士~』『恋と戦争~後宮にひらく薔薇~』
金坂理衣子『宝石紳士と甘い初恋始めました』
高岡ミズミ『祟り神様の愛し子』
丸木文華『言いなり』
楠田雅紀『あの日、あの場所、あの時間へ!』
バーバラ片桐『家に帰って一人で泣くわね』
ジョシュ・ラニヨン『アドリアン・イングリッシュ6  So This is Christmas』
ジョシュ・ラニヨン『アドリアン・イングリッシュ5 冥き流れ』
ジョシュ・ラニヨン『アドリアン・イングリッシュ4 海賊王の死』
ジョシュ・ラニヨン『アドリアン・イングリッシュ3 悪魔の聖餐』
ジョシュ・ラニヨン『アドリアン・イングリッシュ2 死者の囁き』
ジョシュ・ラニヨン『アドリアン・イングリッシュ1 天使の影』
J・L・ラングレー『恋する狼』
J・L・ラングレー『狼の見る夢は』
秀香穂里『黒い愛情』
J・L・ラングレー『狼の遠き目覚め』
バーバラ片桐『摩天楼の鳥籠』
鈴木あみ『Heimat Rose』1~4
J・L・ラングレー『狼を狩る法則』
沙野風結子『帝は獣王に降嫁する』
私屋カヲル『鳶に蝙蝠』
いおかいつき『飴と鞭も恋のうち』
沙野風結子『処女執事 ~The virgin-butler~』
小中大豆『盗賊王の溺愛花嫁』
剛しいら『黒衣の公爵』
剛しいら『牡丹を抱いて』
剛しいら『大いなる遺産』
木原音瀬『鈍色の華』
高尾理一『鬼の王と契れ』『鬼の王を呼べ』『鬼の王に誓え』
高尾理一『意地悪なカウボーイ』
剛しいら『ライオンを抱いて』
木原音瀬『熱砂と月のマジュヌーン』
綺月陣『スレイブ・ゲーム』
名倉和希『アーサー・ラザフォード氏の遅すぎる初恋』
いつき朔夜『初恋ドレッサージュ』
渡海奈穂『兄弟とは名ばかりの』
『小説Chara』1月号
凪良ゆう『真夜中クロニクル』
剛しいら『ブロンズ像の恋人』
丸木文華『罪の蜜』
森本あき『黒い天使の甘い契約』
栗城偲『冗談やめて、笑えない』
遠野春日『夜の砂漠に護られて』
亜樹良のりかず『はちみつdarling』
本宮榎南『狸といっしょ』
剛しいら『月の秘密』
あすか『血の桎梏〜邂逅〜』
バーバラ片桐『夜に堕ちる執事の純情』『極道の花嫁』『魔窟のプリンス 』『惚れてもいないくせに』
遠野春日『摩天楼で愛を囁いて』
砂床あい『被虐の檻』
五百香ノエル『こういうときにそうくるか』
あすか『砂漠の愛奴隷』
雪代鞠絵『有栖川家の花嫁』
斑鳩サハラ『恋の粗挽きネル・ドリップ』
バーバラ片桐『復活の秘策と陥没の秘策』
鳩村衣杏『やんごとなき執事の条件』
五百香ノエル『ちるはな、さくはな』
剛しいら『猫を愛でる犬』
高尾理一『お侍、拾いました。』
夜光花『偏愛メランコリック』
水無月さらら『美少年は32歳!? 』
いとう由貴『危うい秘め事』
夜光花『ミステリー作家串田寥生の考察』
大鳥香弥『にせ王子ピナ』
名倉和希『おしおきは愛をこめて』
樋口美沙緒『他人じゃないけれど』
杉原理生『薔薇と接吻』
森本あき『悪魔な恋人』
名倉和希『殉愛のしずく』
松雪奈々『なんか、淫魔に憑かれちゃったんですけど』
よみさし。
剛しいら『禁縛』
よみさし。
五百香ノエル『骸谷温泉殺人事件―MYSTERIOUS DAM!1』
綺月陣『龍と竜~銀の鱗』
高尾理一『下僕の恋』
石原ひな子『パパは王子様』
バーバラ片桐『飛鳥沢総帥のタブー』
剛しいら『天使は罪とたわむれる』
名倉和希『耳たぶに愛』
★2010・BL小説ベスト10
五月緑子『少年王は砂漠の花を略奪する』
沙野風結子『くるおしく君を想う』
いとう由貴『灼熱の牢獄』
五百香ノエル『マイ・ディア・プリンス』
剛しいら『愛玩人形』
水無月さらら『新進脚本家は失踪中』
樹生かなめ『悪魔との契約』
よみさし。
沙野風結子『獣の妻乞い』
清白ミユキ『ボディガードは恋に溺れる』
かわい有美子『天国より野蛮』
夜光花『薔薇の刻印』
夜光花『束縛の呪文』
高遠琉加『夢の庭』
眉山さくら『官能と快楽の砂漠(ハーレム)』
和泉桂『バロックの裔―無垢なまなざし』
丸木文華『あんたとお前と俺。』
高尾理一『野蛮人の求愛』
秋月こお『スサの神謡』
バーバラ片桐『ペット愛玩業』
剛しいら『その刑事、天使につき』
砂原糖子『天の邪鬼の純情』
ごとうしのぶ『リスク』
いとう由貴『秘めやかな恋の旋律』
五百香ノエル『運命はすべて、なるようになる』その3
五百香ノエル『運命はすべて、なるようになる』その2
五百香ノエル『運命はすべて、なるようになる』上、下
あすか『極上のエゴイスト』
久我有加『いつかお姫様が』
樋口美沙緒『八月七日を探して』
遠野春日『欲情の極華』
清白ミユキ『傲慢だけど可愛いあなた』
読みさし。
黒崎あつし『お嫁さんになりたい』
砂原糖子『斜向かいのヘブン』
バーバラ片桐『ストーカーはじめました。』
砂床あい『一途な夜』
栗城偲『恋をするには遠すぎて』
凪良ゆう『散る散る、満ちる』
清白ミユキ『幸せのデセール』
橘かおる『傲慢な支配者の花嫁』
橘かおる『蒼炎―secret order』
あすか『桃色砂漠』
凪良ゆう『落花流水』
夜光花『蒼穹の剣士と漆黒の騎士』
樋口美沙緒『愛の巣へ落ちろ!』
剛しいら『匣男』
沙野風結子『つる草の封淫』
よみさし。
夜光花『二人暮らしのユウウツ―不浄の回廊2』
凪良ゆう『全ての恋は病から』
和泉桂『宵星の憂い 桃華異聞』
四ノ宮慶『玩具の恋』
いとう由貴『誓いが永遠にかわる海』
高遠琉加『甘い運命』
高岡ミズミ『人類学者は骨で愛を語る』
五月緑子『ひーいずまいですてぃにー』
いとう由貴『囚われの花嫁』
いとう由貴『愛よ、灰にかえれ』
高尾理一『恋するバンビーノ』
橘かおる『砂漠の鷹と暗殺者』
朱西美佐『暁の落花』
絢谷りつこ『宵山に啼く恋し鳥』
いとう由貴『そして、裏切りの夜が始まる』
ひちわゆか『チョコレートのように』
水島忍『憑いてる純愛』
高月まつり『モンスターズ・ラブスクール』
西江彩夏『純情な人のように、さよなら』
ひちわゆか『12時の鐘が鳴る前に』
洸『恋―La saison d’amour』
仔犬養ジン『愛の報復』
あすか『ラブちぇん』
榊花月『地味カレ』
いとう由貴『愛の言葉を囁いて』
剛しいら『盗っ人と恋の花道』
火崎勇『そのキスの裏のウラ』
剛しいら『華の涙』
遠野春日『茅島氏の優雅な生活』2、3
遠野春日『茅島氏の優雅な生活』1
夜光花『堕ちる花』
★2009・BL小説ベスト10
高遠琉加『成澤准教授の最後の恋』
須藤安寿『永遠に咲く花のように』
砂床あい『銀盤のシャノワール』
読みさし。
遠野春日『美貌の誘惑』
ごとうしのぶ『誰かが彼に恋してる』
木原音瀬『夜をわたる月の船』
水瀬結月『あなたに真心にゃん急便』
剛しいら『優しい罠』
藍生有『双つ龍は艶華を抱く』
夜光花『忘れないでいてくれ』
海野幸『愛のカレー』
いつき朔夜『初心者マークの恋だから』
愁堂れな『嘆きのヴァンパイア―愛しき夜の唇』
高尾理一『天狗の嫁取り』
中原一也『ワケアリ』
水原とほる『午前一時の純真』
いとう由貴『復讐はため息の調べ』
英田サキ『この愛で縛りたい』
鳩村衣杏『傍若無人なラブリー』
墨蜘ルル『華と蝙蝠』
水原とほる『愛の奴隷』
六青みつみ『寄せては返す波のように』
市村奈央『恋愛たまご―神崎史朗(25)の場合』
水原とほる『氷面鏡』
水無月さらら『主治医の采配』
榛名悠『貴方が咲かせた恋の薔薇』
雪代鞠絵『可愛い下僕の育て方』
砂原糖子『ラブストーリーで会いましょう』上・下
いつき朔夜『征服者は貴公子に跪く』
雪代鞠絵『honey』
鳩村衣杏『好きだなんて聞いてない』
高尾理一『愛咬の掟』
凪良ゆう『初恋姫』
小川いら『ドクターの恋』
山田芽依『桃源上海―アイノアカツキ』
砂原糖子『15センチメートル未満の恋』
森住凪『異国の館に恋の降る』
神香うらら『桃色☆王子―胸の秘密はミルキーピンク』
神江真凪『MOON DIVE』
西江彩夏『ナルシストの憂鬱』
高尾理一『二十六年目の恋人』
いとう由貴『天使と野獣』
桂生青依『恋々と情熱のフーガ』
水瀬結月『恋花火』
楠田雅紀『アゲハ蝶に騙されて』
有栖川ケイ『コーザ・ノストラに愛を誓う』
月宮零時『眼鏡屋と探偵』
木原音瀬『眠る兎』
木原音瀬『吸血鬼と愉快な仲間たち』4
高遠琉加『唇にキス 舌の上に愛』その2
高遠琉加『唇にキス 舌の上に愛』
橘かおる『玉帝の箱庭―紅蓮の朱雀』
いとう由貴『哀しみは雪のように』
夜光花『凍る月 ~灰色の衝動~』
名倉和希『恋愛記憶証明』
樋口美沙緒『愚か者の最後の恋人』
いとう由貴『恋の誘惑、愛の蜜』
須和雪里『サミア』
よみさし。
砂原糖子『恋のはなし』
★2008・BL小説ベスト10
斑鳩サハラ『Pretty Baby 3』
榎田尤利『秘書とシュレディンガーの猫』
和泉桂『貴公子の求婚』
綺月陣『この世の楽園』
高遠琉加『王子様には秘密がある』
剛しいら『レッスンマイラブ』『レッスンディープラブ』
水島忍『傲岸不遜なプロポーズ』
高尾理一『溺れる獣』
夜光花『不浄の回廊』
高遠琉加『美女と野獣と紳士』
木原音瀬『吸血鬼と愉快な仲間たち』3
ごとうしのぶ『誘惑』
いおかいつき『秘密の鍵開けます』
砂原糖子『ミスター・ロマンチストの恋』
夜光花『それが愛なのさ』
木原音瀬『NOW HERE』
斑鳩サハラ『Pretty Baby 2』
池戸裕子『砂漠の王は愛を夢見る』
いおかいつき『運命の鍵開けます』
斑鳩サハラ『Pretty Baby』
魚谷しおり『華族花嫁』
松前侑里『パラダイスより不思議』
夜光花『リアルライフゲーム』
かみそう都芭『薔薇のベッドでため息を』
加納邑『東京魔人倶楽部』
池戸裕子『年下の男』
斑鳩サハラ『官能のブルー・マンデー』『誘惑のブラック・ベルベット』
榎田尤利『獅子は獲物に手懐けられる』
読みさし。
烏科ひゆ『独裁者の接吻』
菅野彰『高校教師、なんですが。』
高尾理一『落花の褥』
木原音瀬『愛すること』
松岡なつき『FLESH&BLOOD』6、7
松岡なつき『FLESH & BLOOD』3~5
松岡なつき『FLESH&BLOOD』1、2
ひちわゆか『今宵、雲の上のキッチンで』
鳩村衣杏『不運な不破氏の愛人契約』
遠野春日『LOVEラブ』
樹生かなめ『黄昏に花』『黄昏に花が舞う』
木原音瀬『さようなら、と君は手を振った』
海野幸『八王子姫』
榎田尤利『理髪師の些か変わったお気に入り』
夜光花『深紅の背徳』
神江真凪『First Love』
榊花月『秘書が花嫁』
水原とほる『悲しみの涙はいらない』
榎田尤利『ビューティフル・プア』
高遠琉加『ホテル・ラヴィアンローズ』
ごとうしのぶ『プロローグ』
松岡なつき『SWEET SAVAGE―やさしく殺して』
火崎勇『Doubt』
遠野春日『無器用なのは愛のせい』
二条暁巳『砂漠の花嫁は跳ね馬に乗って』
榎田尤利『犬ほど素敵な商売はない』
秀香穂里『3シェイク』
樹生かなめ『極楽浄土はどこにある』
高尾理一『ワイルド・ワイルド・ウエスト』
坂井朱生『リリカルな秘密のかたまり』
砂原糖子『言ノ葉ノ花』
榎田尤利『誓いは小さく囁くように』
橘紅緒『私立櫻丘学園高等寮』
火崎勇『恋の眠る夜』
橘かおる『玉帝の箱庭―鳳麗国の双子皇子』
愁堂れな『俺の胸で泣け』
水原とほる『青の疑惑』
いつき朔夜『ウミノツキ』
秋月こお『幸村殿、艶にて候2』
五百香ノエル『ありす白書』
高遠琉加『愛と混乱のレストラン』
水無月さらら『ゲット・ア・フォーチュン』
鈴鹿ふみ『アクトーレス失墜―ヴィラ・カプリ』
樹生かなめ『ありのままの君が好き』
烏城あきら『檻-おり-』
葉月宮子『美しき野獣』
藤森ちひろ『犬より愛して』
水原とほる『影鷹の創痕』
秋月こお『幸村殿、艶にて候』
海野幸『愛の言葉は花言葉』
剛しいら『欲望の狼』
秀香穂里『小説家は我が儘につき』
鳩村衣杏『彼の背に甘い爪痕を残し』
しみず水都『危ないカラダになっていく』
読みさし本。
木原音瀬『美しいこと』再
日生水貴『綺麗な彼は意地悪で』
木原音瀬『美しいこと(下)』
遠野春日『砂楼の花嫁』
山田たまき『ゴールデン・アワーズ・ショウ』
高岡ミズミ『君に捧げる求愛』
桜木知沙子『ふたりベッド』
榎田尤利『吸血鬼には向いてる職業』
英田サキ『愛してると言う気はない』
矢城米花『妖樹の供物』
樹生かなめ『猫から始まる恋もある』
ごとうしのぶ・おおや和美『15th Premium Album―タクミくんシリーズイラスト&ファンブック』
しみず水都『セクレタリーはセクシーで』
高遠琉加『溺れる戀』
ごとうしのぶ『恋のカケラ』
★2007・BL小説ベスト10
高尾理一『百年の恋』
いつき朔夜『コンティニュー?』
篁釉以子『だまされて楽園』
高尾理一『傲慢君主の専属契約』
榎田尤利『アパルトマンの王子』
桑原伶依『人気俳優は愛犬家』
夜光花『凍る月 紅の契り』
剛しいら『シンデレラを嗤え』
しみず水都『そんな上司に嵌められて』
木原音瀬『美しいこと(上)』
しみず水都『夜伽家来販売員の性活』
遠野春日『背徳は蜜のように』
放り投げ本。
剛しいら『新宿探偵』その2
剛しいら『新宿探偵』
小林典雅『老舗旅館に嫁に来い!』
水無月さらら『永遠の7days』
水無月さらら『恋愛小説家になれない』
英田サキ『さよならを言う気はない』
松岡なつき『アンダルスの獅子』
水無月さらら『オレたち以外は入室不可! 』
火崎勇『臆病な恋人』
南野十好『隣り合わせの純情』
木原音瀬『吸血鬼と愉快な仲間たち2』
夜光花『おきざりの天使』
名倉和希『期間限定の恋人』
秋月こお『逡巡という名のカノン』
甫刈はるひ『鎌倉茶寮恋物語』
崎谷はるひ『SUGGESTION』
高岡ミズミ『恋は君に盗まれて』
いつき朔夜『八月の略奪者(ラプトル)』
いつき朔夜『G1トライアングル』
剛しいら『永遠少年』
和泉桂『姫君の輿入れ』
夜光花『夜を閉じ込めた館』
いつき朔夜『午前五時のシンデレラ』
剛しいら「顔のない男」シリーズ
愁堂れな『帝王の犬―いたいけな隷属者』
こたにみや『侵入者は愛をささやく』
魚谷しおり『傲慢な恋人』
剛しいら『蜜と罪』
榊花月『冷ややかな熱情』
秀香穂里『夜情にゆだねて』
秀香穂里『俺を飼ってくれ』
杏野朝水『甘える予感』
剛しいら『仇なれども』
水無月さらら『社長椅子におかけなさい』
秀香穂里『ノンフィクションで感じたい』
池戸裕子『ご主人様の秘密の恋人』
秀香穂里『誓約のうつり香』
高岡ミズミ『天使の爪痕』
桜井真紀『平和のススメ。』
椎崎夕『あなたの声を聴きたい』
甫刈はるひ『不機嫌なピアニスト』
甫刈はるひ『翻訳家は嘘をつく』
牧山とも『愛でるなら籠の鳥』
英田サキ『NGだらけの恋なんて』
水無月さらら『オトコにつまずくお年頃』
火崎勇『彼につく嘘』
榎田尤利『神さまに言っとけ』
英田サキ『今宵、天使と杯を』
水島忍『生贄ゲーム』
遠野春日『瞳は口ほどにものをいう』
鳩村衣杏『駄犬は愛を求める』
水碕夢見『真夜中の吸血鬼』
いとう由貴『裏切りに愛の雫を』
榎田尤利『執事の特権』
鳩村衣杏『秘書の嗜み』
鳩村衣杏『絶対に負けない恋愛』
鳩村衣杏『松風の虜』
弓月あや『天使の贖罪』
椎崎夕『親友と恋人と』
椎崎夕『弟の親友』
鳩村衣杏『エレベーターで君のとこまで。』
鳩村衣杏『王様は美男がお好き』
真船るのあ『御曹司は恋に啼く』
綺月陣『龍と竜』『龍と竜~白露』
橘かおる『舞踏会の夜に華は綻ぶ』
★2007上半期・BL小説ベスト10
椎崎夕『きみの背中を見ている』
夜光花『不確かな抱擁』
木原音瀬『牛泥棒』
榊花月『カミングホーム』
夜光花『水曜日の悪夢』
いとう由貴「たとえ~シリーズ」
榎田尤利『ひとりごとの恋』
剛しいら『愛を売る男』
木原音瀬『こどもの瞳』
剛しいら『愛を食べても』
仔犬養ジン『裏切りの夜』
英田サキ『いつわりの薔薇に抱かれ』
夜光花『凍る月 漆黒の情人』
篠伊達玲『ゆびさきの誘惑』
雪代鞠絵『ビューティフル・サンデー』
榎田尤利『華の闇』
剛しいら『紅茶は媚薬』
沙野風結子『蜘蛛の褥』
九葉暦『balance due ~薄幸体質の男~』
高月まつり『こんなハズじゃなかったのにさ』
高岡ミズミ『VIP』
烏科ひゆ『不機嫌な青い薔薇』
榎田尤利『無作法な紳士』
木原音瀬『秘密』
榎田尤利『寡黙な華』
榊花月『恋人になる百の方法』
坂井朱生『思いちがいも恋のうち』
夜光花『ずっと君が好きだった。』
高岡ミズミ『愛を知らないろくでなし』
遠野春日『高慢な野獣は花を愛す』
榎田尤利『歯科医の憂鬱』
佐藤ラカン『長靴をはいた黒猫』
夜光花『七日間の囚人』
魚谷しおり『優しい偽者』
嶋田まな海『極上ラブバケーション』
橘かおる『彼は閣下に囚われる』
榎田尤利『Stepbrother』
遠野春日『焦がれる熱情を貴方に』
橘かおる『紳士で野獣』
崎谷はるひ『ANSWER』
愁堂れな『身代わりの愛のとりこ』
英田サキ『バカな犬ほど可愛くて』
六本木曜『スーツの玩具』
橘かおる『砂漠の鷹と暗殺者』
鳩村衣杏『ドアをノックするのは誰?』
いとう由貴『うたかたの月』
橘かおる『その唇に誓いの言葉を』
高尾理一『危険な指先、甘い誘惑』
高尾理一『熱砂の夜にくちづけを』
榎田尤利『ごめんなさいと言ってみろ』
橘かおる『皇帝は彼を寵愛する』
榎田尤利『交渉人は黙らない』
木原音瀬『WELL』
木原音瀬『Don’tWorry Mama』
高岡ミズミ『あなたと恋におちたい』
高遠琉加『世界の果てで待っていて~天使の傷痕~』
高遠琉加『犬と小説家と妄想癖』
榎田尤利『ギャルソンの躾け方』
橘かおる『大公は彼を奪う』
愁堂れな『淫靡な関係』
高岡ミズミ『我儘なリアリスト』
榎田尤利『ソリッド・ラヴ』
甲山蓮子『極妻のススメ』
高岡ミズミ『永遠の愛を、我が花嫁に』
崎谷はるひ『くちびるから愛をきざもう』
遠野春日『貴族は華に秘恋を捧ぐ』
甲山蓮子『狂狼の熱き牙』
吉原理恵子『トライアングル・ラブ・バトル』
四谷シモーヌ『倫敦夜想曲』
高尾理一『一緒に暮らそうよ』
高尾理一『束縛は罪深い優しさで』
池戸裕子『楽園の獅子王』
榎田尤利『愛なら売るほど』
木原音瀬『吸血鬼と愉快な仲間たち』
高尾理一『奪いたい、守りたい』
小塚佳哉その他。
高尾理一『あんまり好きにさせないで』
高尾理一『ソウル・ドライブ』
神江真凪『青空の下で抱きしめたい』
秋月こお『嵐の予感』
いとう由貴『禁断の罪の果実』
高尾理一『ブレイクアウト』『ミッシング・ユー』
高尾理一『ご褒美はレースのあとで』
高尾理一『キスで目覚めたい』
ごとうしのぶ『薔薇の下で』
真崎ひかる『二匹のケモノと檻の中』
高尾理一『恋は追憶に揺れて』
高尾理一『龍と仔猫』
眉山さくら『ハートビートな嵐の夜』
遠野春日『キケンな遊戯』
高尾理一『紳士の甘い誘惑』
高尾理一『夜に濡れる蝶』
遠野春日『純愛ロマンチシスト』
あすま理彩『執事は夜の花嫁』
愁堂れな『伯爵は服従を強いる』
小塚佳哉『週末だけの恋人』
遠野春日『告白は花束に託して』
眉山さくら『佳人は罪に染まる』
遠野春日『愛される貴族の花嫁』
小塚佳哉『熱砂の王』『赤い砂塵の彼方』
眉山さくら『砂漠に堕ちた人魚姫』1、2
高遠春加『告白―scent of declaration』
遠野春日『恋愛は貴族のたしなみ』
眉山さくら『獣は弁護士に殉愛する』
斑鳩サハラ『裏大奥でござる』
小塚佳哉『誓約』
遠野春日『香港貴族に愛されて』
高遠琉加『この胸をどうしよう』
高岡ミズミ『この男からは取り立て禁止!』
遠野春日『ブルームーンで眠らせて』
秋山みち花『運命の砂丘』
藤村裕香『エンジェルガーデンの花嫁』
響かつら『蜃気楼と灼熱の恋』
高岡ミズミ『天使の啼く夜』
眉山さくら『姫君と不夜城の覇王』
夏木ひまわり『皇帝円舞曲』
小塚佳哉『恋におちる、キスの瞬間』
しいな貴生『傲慢すぎて…愛しい男』
鳩村衣杏『愛と仁義に生きるのさ』
高遠琉加『観賞用愛人』
遠野春日『秘めた恋情を貴方に』
秋月こお『中世遊楽団アウラ・ペンナ』
崎谷はるひ『純真にもほどがある!』
高遠琉加『天国が落ちてくる』
崎谷はるひ『恋愛証明書』
柊平ハルモ『焦がれる胸にくちづけて』
ごとうしのぶ『暁を待つまで』(その3)
ごとうしのぶ『暁を待つまで』(その2)
ごとうしのぶ『暁を待つまで』(その1)
崎谷はるひ『カラメル屈折率』
鹿住槇『二度とこの手を離さない』
高遠琉加『好きで好きで好きで』
鹿住槇『天才の烙印』
崎谷はるひ「白鷺シリーズ」
鹿住槇『遺産相続人の受難』
崎谷はるひ『ハチミツ浸透圧』
鹿住槙『欲張りな選択』
鹿住槇『優しい指でふれないで』
鹿住槇『夢中にさせて、させないで。』
秋月こお『人騒がせなロメオ』
崎谷はるひ『目を閉じればいつかの海』
柊平ハルモ『熱情のきずあと』
鹿住槙『お願いクッキー』
鹿住槇『君に抱かれて花になる』
秋月こお『センシティブな暴君の愛し方』(その2)
秋月こお『センシティブな暴君の愛し方』(その1)
タクミくんの奇妙な冒険。
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