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[ 読書/BL小説 ]

秀香穂里『3シェイク』

48124341573シェイク (ラヴァーズ文庫)
奈良 千春
竹書房 2008-03-25

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 表紙が猥褻というかすごい。

 売り出し中のモデル→元モデルの美形マネージャ←新進気鋭の映画監督
 わがままモデルのマネージャになった受けは、有名監督の映画に出演させようと策を練るが、なぜかふたりにいいよられるというかいろいろされて云々。

 またしてもマネージャの仕事っぷりがハテナである。連絡たらなすぎ。激昂しすぎ。映画の内容を、監督よりもまえにあそこまで俳優に伝えてしまうのもどうなんだろう。
 モデルも、なんで面倒見てやると言われただけでマネージャに惚れ込んだのか全然わかんない。たとえば顔合わせのあと、監督に会う日までに社会人としての服装立ち居振る舞いくらいととのえさせるとか、せめて対話してコミュニケーションふかめるとか、普通だったらする必要があるんじゃないのだろうか?監督との面会までモデルと一回も会わずにいて、それでいて挨拶もできないとか怒ったり、何考えてんのかわからんとか思ったりしてんのは、たんなるマネージャとしての力不足なんでは。そういう些末な仕事をしていた描写がちょっとでも、それこそ数行でもあれば、モデルがマネージャに惚れ込んだいきさつにも奥行きが出ただろうに。あと、なんか妙にマスコミに注目されてるけど、そんなに有名人な設定だったっけ…雑誌モデルにドラマの脇役くらいしかしてなかったのに、ゲイ疑惑ぐらいでどうしてあんなに記者があつまるのか。
 監督も、どこまで故意なのかがよくわからない。不思議ちゃんなので別によくわからないのはいいのだけれど、かなり意図的にいろいろしてると示唆されてるのにわかりづらいから、読んでてちょっと不満がのこる感じ。

 映画の話は、内容はちょっとベタだなあとは思うけどいいのだが、とりあえず結末まで示してしまう必要はなかったのでは。陳腐になってしまってる気がする。あと、映画の内容と三人の恋愛を関連づけようとしてるけど、ちょっと説明不足な印象。ていうか、この作品も全体に未整理な印象なので、そういうモチーフとモチーフの連関もふくめて、もっとしっくり構成してほしいという気がする。

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 最近3Pとか三者が流行っているのでしょうか。話のつくりかた的にすごく興味があるので、いろんなのを読めるのはうれしいです。
 ところで、3P=三人同時、だと考えたいのですが、同時ではない3Pの呼び方にいまだになやんでいます。三角関係、でもないわけだし。三者もの、ってなんか稚拙だよなあ。ていうか受けふたり、はありえないのだろうから、単純に攻めふたり、でいいのかな。デュアルコアCP、というのはどうか(笑。デュアル攻めCPか。
 冗談はさておき、適切な言い回しをご存じの方がいらっしゃいましたら、ご教示いただけると幸いです。

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